【京都】昭和の名建築をいかしたカフェ「BAMBOO COFFEE」が鈴虫寺近くにオープン

【京都】昭和の名建築をいかしたカフェ「BAMBOO COFFEE」が鈴虫寺近くにオープン

京都府 食・グルメ カフェ リノベーションカフェ コーヒー るるぶ&more.編集部
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「BAMBOO COFFEE」があるのは、京都の鈴虫寺と苔寺のすぐ近く。「かぐや姫竹御殿」と呼ばれる昭和の名建築と、ブルックリンスタイルのヴィンテージカフェスペースが融合したおしゃれなカフェです。フェアトレードのオーガニックコーヒーと、おいしい焼き菓子が楽しめます。

Summary

「かぐや姫竹御殿」の伝統建築を生かしたカフェ

「BAMBOO COFFEE(バンブー コーヒー)」の入り口は、昔「かぐや姫竹御殿」と呼ばれたお屋敷の立派な楼門です。かぐや姫竹御殿は、昭和時代初期に、竹職人の名工「長野清助」が27年の歳月をかけて造った竹づくしの建築です。このあたりは、竹取物語の発祥の地ともいわれています。

雰囲気のある楼門をくぐると、美しい竹の緑に囲まれて、趣のある竹建築の客殿と御殿があります。BAMBOO COFFEEは、オーナーの谷口明さんが、この名建築を残して人々が憩う場として守り続けたいとオープンしました。

竹の庭のテラス席は、ワンちゃん連れもOK。雰囲気のあるお庭で、緑を抜ける風を感じながらゆっくりと過ごすことができます。

客殿の中は、竹の香りに包まれた落ち着いた空間です。天井の組木造りや、竹をモザイクタイルのように散りばめた壁が特長的。さまざまな意匠が見られるお座敷席では、かぐや姫の気分になってカフェタイムを楽しめます。

庭の奥にたたずむ御殿は、昔はお茶室として使われていた建物です。

中に入ることはできませんが、竹細工の技法を凝らしてつくられた「傘張り天井」など、建物の内部も必見です。木造建築にはない、グラフィックパターンを楽しむことができます。

ブルックリンスタイルのカフェで楽しむこだわりのコーヒー

改装したカフェスペースの建物は、ブルックリンスタイルのヴィンテージな雰囲気です。床材には古材の足場板を使い、壁は白いモルタル粗塗、天井は松の組木式で、おしゃれな空間が広がっています。客殿とはまったく違う雰囲気でありながら、不思議と一体感があって落ち着きます。

BAMBOO COFFEEで楽しめるのは、フェアトレードのオーガニックコーヒーです。化学肥料や合成添加物を使わない有機栽培なので、からだにやさしくて安心です。丁寧にドリップされるコーヒーは、深煎り・中煎り・浅煎りの3種類があり、各580円。アイスコーヒー600円は、ネルドリップで抽出したバランスの取れた味わいが自慢です。

バンブーコーヒーブレンドの豆を使った「カフェラテHOT/ICE」各630円も人気です。ラテアートが施されたホットも、2層になったアイスも、モルタルの壁や、庭の緑の前で、かわいく写真映えします。

カフェのメニューは、すべてテイクアウトOK。コーヒー豆の販売もしています。

コーヒーのほかに、オーガニックの紅茶や、ソフトドリンク、アルコールのメニューもあります。中でも、夏に向けて登場した「モヒート」680円に注目。ミントとライムが入っていて、すっきりとした味わいです。見た目もとても涼やか! アルコールが苦手な人でも飲みやすくておすすめです。

コーヒーと一緒に味わいたい、おいしい焼き菓子

BAMBOO COFFEEの焼き菓子は、地元上桂の「お菓子屋mina」さんが手づくりしています。コーヒーによくあう、スコーンやクッキーなどが人気。添加物などを使わず、丁寧に手作りされた、素朴でやさしい味がほっとします。

こちらは、スポンジケーキの間にラズベリージャムとバタークリームがはさまれた「ヴィクトリアケーキ」420円。ヴィクトリア女王にちなんで名付けられた、イギリスで人気のケーキです。

ラズベリーとチョコレートの相性が抜群の焼き菓子、「ラズベリーのブラウニー」420円もおすすめです。

焼き菓子はコーヒーと一緒にいただくのはもちろん、テイクアウトして大切な人への贈り物にするのにもぴったりです。鈴虫寺でお願いごとをしたあとに、ぜひ「BAMBOO COFFEE」に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

■BAMBOO COFFEE(ばんぶー こーひー)
住所:京都府京都市西京区松尾万石町51
営業時間:10~18時
電話番号:075-275-8101
定休日:不定休

Text:砂野加代子(ウエストプラン)

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