宮古島で満席続きの居酒屋「肴処 志堅原」の名物料理に舌鼓
宮古島のメインストリート、西里通りにある居酒屋「肴処 志堅原(さかなどころ しけんばる)」は、約70席の店内が毎日のように観光客や地元客で埋まる人気店。新鮮な近海魚を使ったシンプルな料理から、ここだけで味わえるオリジナル島料理まで、多彩なメニューが揃っています。
Summary
居心地のよい地元居酒屋。亜熱帯の庭を眺められる座敷席も完備
「肴処 志堅原」は夜のみ営業しているカジュアルな居酒屋。奥行きのある店内には、カウンター席、テーブル席、掘りごたつ式の小上がり席、滝が流れる庭に面した座敷席と、多様な客席が用意されています。
カウンター席は厨房に面しているので、スタッフさんが手際よく調理する様子を眺めることができます。
店の奥には座敷席があります。掘りごたつ式なのでゆっくりとくつろげますね。夜はお庭がライトアップされてなんとも幻想的。人数が多ければ座敷席を貸し切ることもできるそうですよ。
珍しい魚を味わえるかも!?近海でとれた新鮮な島魚
ほとんどのお客さんがまず頼むのは、刺身の盛り合わせ。刺身は単品メニューもありますが、宮古島の近海で獲れた珍しい島魚が入荷していることが多いので、ぜひ盛り合わせでいろんな種類を味わってみてください。
この日の五点盛りは、左手前からうしろに、シマダコ、アカマチ(ハマダイ)、マグロ、マクブ(シロクラベラ)、右はカツオ。アカマチ、マクブ、アカジンは沖縄の三大高級魚とされています。それぞれクセのない上品な味わいの白身で、「南国の魚」のイメージが変わること間違いなし。ぜひ一度食べてみてほしい魚です。
こちらもおすすめ料理の一つ、アカマチのマース煮。マース煮とは塩煮のこと。ごくシンプルな味付けで魚の持ち味を引き出す、沖縄独自の昔ながらの調理法です。アカマチの美しい姿形を目で楽しんだら、ふわっとした身を味わってみてください。目玉や唇周りもコラーゲンたっぷりでおいしいですよ。
お酒にぴったり!ひと技ありの創作料理
沖縄の郷土料理や家庭料理にアレンジを加えた創作料理も好評です。沖縄でおなじみの海藻、アーサは単体で天ぷらにするお店が多いのですが、こちらでは干しエビで香ばしさとコクをプラスしたかき揚げスタイルに。まずはアーサの自然な塩味を楽しみ、お好みでレモンを搾ったり、塩をふったりして味の変化を楽しんで。
シメの一品として人気なのが、イカスミを使ったそうめんチャンプルー。沖縄の家庭料理である、イカスミ汁とそうめんチャンプルーを合体させた一品です。ニンニクが香るイカスミソースがつるりとしたそうめんに絡み、プリッとしたイカの身がアクセントになっています。
このほかにも、「角煮の串焼き」680円や「タコスピザ」780円、「ミミガーときゅうりの生春巻き」600円など、創作メニューがスタンバイ。魚以外では「宮古牛のあぶりにぎり(5貫)」1500円も人気です。
よりどりみどり!宮古島の泡盛も充実のラインナップ
おいしい料理に合わせて、宮古島の泡盛も味わってみましょう。「菊之露酒造」「沖之光酒造」「多良川」「宮の華」「池間酒造」「渡久山酒造」と、宮古諸島の酒造所の泡盛が揃っています。島の人たちはボトルでオーダーすることが多いのですが、まずはグラス(1杯600円)で頼んで好みの味を見つけるのがいいかもしれません。
ちなみに沖縄では泡盛はオン・ザ・ロックではなく、水割りで飲むのが一般的です。飲みやすいのでペースを早めないようご注意。島の食材を使った料理と地元産の泡盛で、宮古島の夜をゴキゲンに過ごしてくださいね。
■肴処 志堅原(さかなどころ しけんばる)
住所:沖縄県宮古島市平良西里236
TEL:0980-79-0553
営業時間:18~23時
定休日:火曜
Text:江川優奈(やいまワークス)
Photo:西野嘉憲(やいまワークス)
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