「バーガー喫茶 ちるとこ 吉祥寺」で14種のクリームソーダ×喫茶店のハンバーガーを満喫!
下町・蔵前で人気を博している「バーガー喫茶 チルトコ」が、カフェ激戦区の吉祥寺に進出。早くも多くのファンが「バーガー喫茶 ちるとこ 吉祥寺」に足繁く通っているようです。その大きな魅力といえるのが、さまざまな食文化を盛り込んだハンバーガーと種類豊富なクリームソーダ!?固定観念を取り払ってくれそうな、柔軟なアイディアに満ちたカフェタイムをどうぞ。
Summary
日本好きの外国人が作ったような和洋折衷カフェ「バーガー喫茶 ちるとこ 吉祥寺」
住みたい街ランキングでいつも上位の吉祥寺。「魅力的な飲食店が多いから」というのも、その理由のひとつ。なかでもカフェは都内屈指の激戦区として有名です。
そんな名店ひしめく吉祥寺でオープン直後から大人気なのが「バーガー喫茶 ちるとこ」。半地下にあるお店は「チルアウトができるところ」の略称だけあって、ゆったりとリラックスできそうな空間が広がっています。
カウンターの上には果物を漬け込んでいるガラス瓶がずらり。自家製のアルコールメニューだけでなく「チルトコーラ(クラフトコーラ)」「クラフトジンジャーエール」「自家製レモネード」など、ソフトドリンクも自家製のものを取り揃えているそうです。
店内のインテリアは和洋折衷で「日本好きの外国人が作った喫茶店」がテーマ。世界をぐるりと一周したという青木健吾さんが、元旅人ならではの視点でお店創りをしています。オーストラリアの日本料理店で働いた経験もある珍しい経歴の持ち主なんです。
茎ワサビと海苔の佃煮が見事に調和するハンバーガー「WASABI AVO BURGER」
その国境の枠を越えた自由な発想は、お店の看板メニューであるハンバーガー作りにも生かされています。基本的な味付けは自家製バーベキューソースなのですが、具材は実に多国籍。味噌を使用した和風のもの、角煮を使用した中国風のもの、メキシコとイタリアの要素を融合させたメキシカンボロネーゼなるメニューまでラインナップされていました。
今回オーダーしたのは「WASABI AVO BURGER」1550円。ネーミングのとおり茎ワサビをたっぷり使用しているのは分かるのですが、その下にある黒いジャム状のものは……なんと、海苔の佃煮でした! おなじみの食材ながら珍しい組合わせ。さらにアボカド、パティ、トマト、レタスもサンドされています。一体どんな味がするのでしょう!?
バターが効いている甘めのバンズ、甘じょっぱい海苔の佃煮、コクのあるアボカド、酸味の利いたトマト、そして肉々しいパティが重層的に混じり合い、一体感のある味わいに仕上がっていました。ときおりツンっと刺激的に香る茎ワサビもアクセントにぴったり。ハンバーガーらしいアメリカンでダイナミックな味わいはそのままに、和のテイストを見事に融合させています。
ちなみにパティには、国産和牛の牛脂とオーストラリア産の赤身肉を混ぜ合わせたひき肉を使用しているそう。「和牛とオーストラリア牛の魅力をよいとこ取りしています」と店主の青木さん。そもそも喫茶店でハンバーガーを提供するという発想もすごいですが、食材の組み合わせ方や調理法まで、いっさい固定観念にとらわれていないようです。
色とりどり14種類のフレーバーから選べる「KAMINARIクリィムソーダ」
食後にいただいた「KAMINARIクリィムソーダ」650円は、ローズが香る高貴な味わい。こちらの「ピンク」以外にも、マスカットフレーバーの「きみどり」、グアバの「あか」、ラ・フランス&カルピスの「しろ」、マンゴー&ストロベリーの「オレンジ」、モヒート風の「とうめい」など多種多彩な14種をラインナップしています。
一方、王道の喫茶店の味をイメージしたというのが「喫茶プリン」450円。全卵と卵黄の配分が難しく、レシピが完成するまでかなり試行錯誤を重ねたそうです。しっかり固くて、甘さもあり、ちょっとラム酒も香る、食後の満足感を増幅してくれる力強い味わいでした。
バーガー喫茶ならではの多彩なメニューを楽しんで伝わってきたのは、豊富な食体験を生かし、ただただおいしいものを追求している店主の心意気。カフェ激戦区でまたたく間に人気を獲得したこともうなずけました。日中は連日満席が続いているので、席が空きはじめる夕方以降が来店の狙い目ですよ!
Text&Photo:柴山たき(effect)
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