台湾バーガー専門店「バオガー 銀座店」から新しいブームがはじまる!?
神楽坂のデリバリー&テイクアウト専門店「バオガー」が、流行の発信地である銀座にイートインスペースを設けて移店オープン。空間やメニューを拡充しつつ、アメリカやイギリスでブームを巻き起こしている台湾バーガーの魅力を発信しています。今回は定番である2種のバーガーと合わせ、絶品の高級台湾茶、和のテイストを取り入れた新感覚スイーツまで楽しんできました!
Summary
台湾の食カルチャーを発信している新しい拠点「バオガー 銀座店」
アメリカやイギリスでブームを巻き起こしている台湾バーガー。そのおいしさを日本でも広めようと、2021年10月に神楽坂で誕生したデリバリー&テイクアウト専門「バオガー」が、流行の発信地である銀座に移店オープンを果たしています。新しい店舗はイートインスペースも完備。場所は駅直結のランドマークとしてすっかり街に定着した東急プラザ銀座の地下2階です!
店名である「バオガー」とは、まんじゅうを意味するバオズ(包子)とバーガー(Burger)をかけ合わせた造語。その名のとおり、トラディショナルな台湾フードをアレンジしたファストフードがメニューの中心ですが、新店舗では樽生のクラフトビールをはじめ、台湾ビールやグラスワインなども取り揃えています。台湾の伝統食を盛り込んだお弁当も数量限定で販売中!
日本よりデジタル化が進んでいるといわれる台湾のお店らしく、店内の各種メニューはスマートフォンから簡単にオーダー可能。カメラ機能でQRコードを読み込むだけでメニューが表示される仕組みです。そのままスマホでクレジットカード決済ができるほか、店舗のレジで各種キャッシュレス決済にも対応しています。
定番を味わい尽くすなら「台北バオセット」からオーダーしよう!
まずは定番の台湾バーガー2種とドリンクが一度に楽しめる「台北バオセット」1650円を注文しました。もっちりと柔らかそうなバンズが、小麦粉生地を蒸して作ったまんじゅう=バオズです。バンズとバオズ、名前も原料も似ていますが、じつはまったくの別物。バンズは丸パン(bun)の複数形でヨーロッパが発祥、一方バオズ(包子)は三国志の時代から中国で食べられていたといわれています。
こちらの具材「コンロー(炕肉)」は台湾で愛されている伝統的な豚角煮。皮、赤身、脂が交互に重なっている五枚肉を使用し、金蘭醤油や紅標米酒といった本場台湾産の調味料で味付けをしています。こっくりとした味の強い角煮を引き立てるのは、ピーナッツパウダーと高菜。日本人向けに八角はあえて使用していないそう。パクチーの有り無しや量も選べるようになっています。
台湾で定番の混合スパイス、五香粉で香り付けした鶏の唐揚げ「ジーパイ(鶏排)」。衣にタピオカ粉を使用することで、非常にサクサクとした食感に仕上がっていて、ふかふかのバオズ(包子)との対比がおもしろいです。お肉はヘルシーな鶏むね肉で、しっとり柔らか。日本人向けにマヨネーズをプラスしているのもポイントなのだそう。
玉露のようにまろやか上質な香りの「台湾金萱茶」で喉も心も潤う
セットのドリンクで頼んだのが「台湾金萱茶(無糖)」。半発酵の黄金色をした烏龍茶で、玉露に似たまろやかさと、苦味のないさっぱりとした飲み口を兼ね備えています。バニラにも似た上品な香りも楽しめました。各種お茶に関してはテイクアウト専門台湾茶スタンド「happylemon(ハッピーレモン)」と提携しているそうで、そのほかのドリンクも品質の高いメニューをラインナップしています。
食後や軽食にぴったりなのが、小さめのバオズ(包子)をカリッと揚げてバターとあんこを挟んだ「揚げバオあんバター」500円。蒸している状態とは異なりカリッカリの食感です。あんドーナツ感覚ながらひと味違う、台湾、日本、アメリカの食文化が融合した新感覚スイーツに仕上がっていました。
ちなみにお店のシンボルであるトラのキャラクターは、店名同様「バオガー」という名前。こちらはバーガーとタイガーを融合させた造語だそう。また台湾バーガーには 「虎咬豬」(トラに噛まれたブタ)という呼び方もあるとか。そう言われてみるとバオズ(包子)の形状は、トラの口にも見えてくるものです。大きな液晶画面にも登場する「バオガー」は、そんな豆知識も多彩に披露してくれますよ。台湾の食カルチャーを満喫するなら、いろいろ盛りだくさんの「バオガー 銀座店」がおすすめです!
Text&Photo:柴山たき(effect)
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