パンというよりスイーツに近い⁉ 赤肉メロンのクリームがたっぷり詰まった香り豊かなメロンパン
2022年6月21日、ローソンのベーカリーより新発売された「ぎっしり!! しっとりメロンパン赤肉メロンホイップ」151円をご紹介します。ネーミングで、どんなパンなのか説明され尽くしているように思えますが、果たしてその味は? 実食レポートをお届けします。
「ぎっしり!! しっとりメロンパン赤肉メロンホイップ」(ローソン)
昔ながらのメロンパンは、パン生地の上に甘いビスケット生地をのせて焼いたパン。表面のひび割れが、マスクメロンの模様に似ているため、こう呼ばれるようになったといわれています。ビスケット生地に使うメレンゲの「メレンゲパン」が変化してメロンパンになったという説もありますが、いずれにしても、メロンの味はしません。
今回ローソンより発売されたメロンパンは、名前通り、メロン味のメロンパンになっているようです。
袋を開けた途端、ふわぁ~と甘~いメロンの香りが漂います。パンのサイズは直径約10センチ、高さ約5センチ。横からみるとこんもりとしたドーム型で、表面の色は淡いグリーンで、ひび割れはなくてスベスベ。マジパンのような感触で、昔ながらのメロンパンとは全く異なる風貌です。裏返してみると一変、焼き色がついたふわふわ系のパン生地になっていました。
メロンには中が赤いものと、青いものがありますね。赤肉メロンは芳醇な香りで甘さにコクがあるのが特徴。一方、青肉メロンはすっきりとした香りや甘さが特徴だそうです。
メロンパンを切ってみました。グリーンの外側とは打って変わって、中は全面オレンジ色。ふわふわ系のパン生地に包まれるように、ホイップクリームがたっぷり詰まっています。それぞれの部位を味見してみると、グリーンの外側部分は、ほんのり甘く、ややもっちりとした食感。オレンジ色のパン生地部分は、甘さは控えめで、ふわふわ。そして中のホイップクリームは滑らかでミルキーな味わい。甘さの奥に少しだけ酸味があり、香り豊かでメロンそのもののような風味です。熟して食べ頃になった赤肉メロンの特徴が、うまく表現されています。
丸ごとを豪快にかぶりつくのもよし、手で割ってから食べるもよし。おすすめは、グリーンの外皮、パン生地部分、クリームの層を一緒に食べること。ホイップクリームがたっぷりと詰まっているので、外側とパン生地部分を手で少しずつちぎって、ホイップクリームをつけながら食べる、という方法もいいと思います。赤肉メロンの甘く、芳醇な味わいが存分に楽しめますよ。
クリームがたっぷりなので、小ぶりながら食べごたえがあります。コーヒーや紅茶、ミルクなどと一緒に3時のおやつや、忙しい朝の朝食代わりにいかがでしょう。メロンの甘~い香りに包まれ、しばし幸せ気分に浸れますよ。
Text:YUKO
Photo:EIJI
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