【京都】看板猫のいるカフェで。パスタとパフェとコーヒーと。「喫茶とアンティーク雑貨 サイドロップ」

【京都】看板猫のいるカフェで。パスタとパフェとコーヒーと。「喫茶とアンティーク雑貨 サイドロップ」

京都府 食・グルメ ランチ パフェ アンティーク るるぶ&more.編集部
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京都住みのグルメたちが「面白い店がある」として重宝している西院エリアにある、一風変わったこちらのお店。2人のマダムがお互いの趣味とこだわりを妥協することなく詰め込み、あわよくばメディアにひっぱりだこのスターにゃんこと会える店「喫茶とアンティーク雑貨 サイドロップ」。その魅力を探ります!

Summary

下町風情が残る、裏・西院にある一風変わったカフェ

「喫茶とアンティーク雑貨 サイドロップ」があるのは阪急西院駅北改札口から徒歩1分の場所。駅の南で、西大路通の西側は飲み屋街として栄えていますが、大通りを挟んで東側には、下町情緒あふれる風景が広がっています。

お店の前にて。築80余年の2階建ての町家の一階部分がカフェとアンティークショップになっています。

アンティークとDIY、こだわりの詰まったインテリア

店内は、飴色に変化した木の風合いがレトロ。レジカウンターや椅子は、かつて京都駅の近くにあった純喫茶から譲り受けたもの。レトロな椅子は丁寧に革を張り替えて、エモい色使いのレジカウンターは磨きをかけて、この場所で息を吹き返しました。

内装のこだわりは細部に至り、カウンターを支える4本の柱はそれぞれ2種類のモザイクタイルをパズルのように嵌め込んで装飾されています。こちらは喫茶を担当するマダムのこだわり。もともと友禅の着物の柄を描いていた職人さんだけに、DIYもお得意。年代ものの点滴台にレトロな「ろうと」を組み合わせた照明がショーケースを照らしていたり、年代ものの寄せ木細工の板をフィッティングスペースの扉に利用したり、創意工夫に溢れています。

インテリアに溶け込むように並ぶショーケース。こちらはアンティークショップを担当するマダムが、フランスを中心とする海外から集めた雑貨やシルバーアクセサリーが並びます。ジュエリーコーディネーターの資格を持つマダム。お誂えの一点モノといった高価なものから手頃なものまで厳選したジュエリーを揃えています。

日本の古い装具もあります。こちらは細工が美しい帯留め。お店にあるほとんどすべてのものが売り物とのことですが、裏返してみてもどこにも値段はありません。「ほんまに気になる人は聞いてくれはるから」とのこと。美しいアンティークは眺めるだけでも眼福です。

夕方は会える確率大。看板猫のアメちゃん

インテリアやショーケースの中に潜む、いくつもの猫モチーフの雑貨と猫の写真。

ずばり、こちらにいる看板猫アメちゃんの写真です。アメちゃんは、いろんな雑誌やテレビに登場する人気者。堂々とした立ち居振る舞いで、カメラマンを魅了します。普段は2階の部屋でおやすみ中。

夕方くらいになるとふらりと降りてくることもあるそうですが、この日は、撮影のためにお願いして、連れてきていただきました。大あくび。(ごめんね……)

でも、カメラを向ければこのとおり。まっすぐレンズを見つめて動きません。アメちゃんは抱っこされたり、撫でたりされるのは苦手ですが、カメラは大好き。機材にも興味津々です。かわいい。

ツーンと鼻から抜けるホンモノわさびのクリームチーズパスタ

本わさびとクリームチーズのスパゲティ 800円
「本わさびとクリームチーズのスパゲティ」800円

さて、ここからはカフェ部門です。「女王様カレー」や「特製てごねハンバーグ丼さん」などメニュー名が楽しいです。そんな中、眼に留まったのは「本わさびとクリームチーズのスパゲティ」。

本わさび。チューブではなくて、ホンモノです。渓流や湿地に生育するあのわさびをすりおろして作ります。香りが命だから、すりおろすのは注文が入ってから!

ソースの中にすりおろした本わさびがたっぷり、皿の縁にも追いわさびが添えられています。さらに刻み海苔の香りが食欲をそそります。

わさびとクリームチーズを一緒にくるくると巻き込んで口へ。ねっとりとしたクリームチーズが舌に膜を作ってくれますが、すりおろしたばかりのわさびは強烈な存在感。刺激のある味が好きな人にはかなりオススメ! 来るたびにこのパスタばかりを注文する人もいるそうです。

コーヒーとパフェのセットが1000円以下!高コスパの小さなパフェセット

小さなパフェセット(ミニパフェとアメリカンコーヒーor紅茶)950円
「小さなパフェセット(ミニパフェとアメリカンコーヒーor紅茶)」950円

続いて「小さなパフェセット」。チョコレート、ブルーベリー、塩キャラメル、あんこのパフェから選べます。

塩キャラメルパフェをチョイス。ランチを食べたあとでも食べられる小さめサイズです。もともと使っていたフランス産の塩キャラメルが廃盤になってしまい、探し求めてようやく見つけた日本産のキャラメルソースを使っているそう。サイコロカットしたクリームチーズケーキも入って、小さいながら食べ応えあります。

看板猫や美しいアンティークに出合えて、さらにおいしい料理にありつける「喫茶とアンティーク雑貨 サイドロップ」。ゆるい雰囲気で、ついつい長居してしまいそうです。

■喫茶とアンティーク雑貨 サイドロップ
住所:京都府京都市中京区壬生西土居ノ内町22
TEL:075-925-8009
営業時間:11~18時
定休日:火曜、第1日曜
アクセス:嵐電西院駅から徒歩1分


Photo: photo scape CORNER.大﨑 俊典
Text:京都ライター事務所 小西尋子

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