食・グルメ 2022.07.25

大阪うどんの老舗「道頓堀今井本店」の夏におすすめ“冷メニュー”

るるぶ&more.編集部

大阪府うどん老舗夏におすすめわらびもちるるぶ&more.編集部

天下の台所・大阪において、「だしの今井」とも称される「道頓堀今井」。こだわりの素材を使って丁寧に引く黄金だしが絶品のきつねうどんは、たこ焼、お好み焼と並ぶ大阪グルメのシンボルです。そんなうどんを提供する今井の、「夏ならコレ！」という冷メニューを紹介します！

Summary

超定番！大阪の「だし文化」を代表するうどんの老舗
「冷やしきつね」や「氷わらび」といった冷やしメニューも絶品！
新大阪駅の改札内に支店も！帰る前に名物うどんを

超定番！大阪の「だし文化」を代表するうどんの老舗

本店があるのは食いだおれの聖地ともいわれるミナミの「道頓堀商店街」。江戸時代に芝居茶屋としてスタートし、洋楽器店などの商売替えを経て、「道頓堀今井」としてスタートしたのは昭和21年（1946）のこと。だしが主役のうどんの名店として約75年間愛され続けている老舗です。

今井の看板ともいえる「だし」がこちら。北海道産の昆布を約1時間煮出し、九州産のさば節とうるめ節のうま味をしっかりと引き出して、コクと香り豊かなだしに仕上ています。また、一度に大量に作るわけではなく、鮮度を重視。日に約40回も引くこともあるというだしは常に美しく、はなの奥までふわりと広がる引き立てならではの香りがたまりません。　

はじめての人にはやっぱり名物の「きつねうどん」は食べてほしい！黄金のだしに、甘く炊いたあげが2枚のり、九条ネギが彩りを添えます。だしをたっぷりと吸ったあげはとってもジューシー！複雑に絡み合う甘さ、塩気、うま味、コクにうっとりしてしまいます。ふっくらとやわらかめの太麺もやさしい食感と風味で、だしやあげとの相性抜群。あげ入りのうどん「きつね」は大阪が発祥。まさに本場の味です。

「冷やしきつね」や「氷わらび」といった冷やしメニューも絶品！

きつねうどんはもちろん年中おすすめのメニューですが、夏にぴったりの冷やしメニューも見逃せません。冷やしきつねは、締めたうどんを自慢のだしで作ったおつゆでいただく夏にイチオシのメニュー。

コシのあるシコシコ細麺に、だしの利いた濃いめのおつゆがベストマッチ！冷たいことでだしのコクや深みがよりシャープに感じられるよう。ワサビも入ってさっぱり爽やかに食べられる逸品です。冷たいうどんメニューは、ほかに、おろしうどんや山かけうどんなどもあります。

夏限定の甘味として「氷わらび」も（例年は7～9月頃提供）。昔から夏恒例の愛されメニューで、これだけを食べに来店する常連さんもいるとのこと。自家製のわらび餅の上にたっぷりのきなこと蜜、そして特注の氷で作るかき氷をてんこ盛りになるまで入れます。

白蜜をたっぷり氷にかければ完成です。わらび餅は手練りで作られているから弾力しっかり。お餅を食べながら、きなこの風味たっぷりのかき氷も楽しめるユニークなスイーツです。昔ながらの「冷やしあめ」440円など、人気メニューが揃います。

新大阪駅の改札内に支店も！帰る前に名物うどんを

「今井」は新大阪駅構内にあるグルメゾーン「大阪のれんめぐり」にも出店。新幹線を利用しての大阪旅なら、帰る直前でもきつねうどんや冷やしきつねが食べられます！
「氷わらび」の取り扱いはありませんが、本店に行けなかった場合はぜひお立ち寄りを。

新大阪店でよく注文されている定番は「親子丼セット」。うどんのだしより濃いめに引いただしで作る親子丼もファンが多い名物です。きつねうどんとのセットメニューで今井自慢の味を両方味わってください。

おみやげ用の「お手軽きつね」も販売。店と同じ黄金のだしはもちろん、あげや薬味もついていて、自宅で今井の味が再現できます！

■新大阪店（駅構内 / 大阪のれんめぐり）の営業は9時～21時30分（21時10分LO）、無休

この夏の大阪旅は浪速が誇る「道頓堀今井」へぜひ。老舗が手掛ける冷メニューもおすすめですよ！

text：フジタイコ
Photo：酒井羊一、道頓堀今井

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