【名古屋】熱田神宮へいざ参拝!必見SPOT・参拝モデルコースをご案内
神剣を祀る神聖な社、熱田神宮。織田信長をはじめとする歴戦の武将が必勝祈願をしたといわれています。日本屈指の格式を誇る社へ、参拝モデルコースをご案内します。
Summary
【どんな神社?】熱田神宮ってこんなトコロ
熱田神宮は、名古屋市の神宮前駅・熱田駅の前にそびえます。約1900年前、三種の神器の一つである草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)を祀ったことが起源とされる神社です。約19万㎡に及ぶ広大な境内境外には、本宮、別宮、摂社、末社などを合わせ45社が鎮座しています。
【BEST3】熱田神宮のココが必見!
①草薙神剣を祀る草薙神剣は、天皇の皇位の証として継承されてきた三種の神器の一つです。『古事記』や『日本書紀』にも登場していて、日本武尊(やまとたけるのみこと)が国土安定のために用いたとされる神剣です。ちなみに、三種の神器の鏡は伊勢の神宮、勾玉は皇居に祀られています。
②信長が奉納した塀が現存
織田信長は桶狭間の戦いの際、必勝祈願に熱田神宮を参拝しました。勝利のお礼として奉納した塀が今も残っていて、観ることができます。
③貴重な文化財を多数所蔵
皇室や将軍などから寄与された約6000点の資料を所蔵。なんと、うち178点が国宝や愛知県文化財に指定されています!>
【境内MAP】参拝モデルコースをご案内
歴史的スポットや文化財などみどころの多い境内を散策する約2時間のモデルコースをご紹介します。土・日曜、祝日の10~15時には、ボランティアガイドによる無料案内もあるのでぜひ活用してください。
正門・正参道《START》
神聖な境内への入り口です。南端にある大鳥居を抜けると参道へと続きます。クスノキが立つ緑あふれる境内へ足を踏み入れると、厳かな雰囲気を感じることができます。脱帽し、一礼してから門をくぐりましょう。
手水舎
神前に参る前、清らかな水で心身を清めましょう。まずは左手を清め、次に右手、そして左手に取った水で口をすすぎ、もう一度左手を清めるのが正式な作法です。※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため柄杓を用いない流水手水も設置しています。
宝物館
こちらは、日本の至宝が終結する宝物館(ほうもつかん)。草薙神剣を御神体とすることもあり、刀剣類の所蔵が多く名刀の宝庫ともいわれています。ほかにも古文書、和鏡など約6000点の文化財の中から月替わりで展示が行われています。※展示内容は要問合せ
所蔵品の一部をご紹介!
【国宝】短刀来国俊(たんとうらいくにとし)
【重文】松竹双鶴文八稜鏡(しょうちくそうかくもんはちりょうきょう)
【重文】日本書紀(にほんしょき)
木造舞楽面陵王(もくぞうぶがくめんりょうおう)
大楠
樹齢1000年を超える御神木、大楠(おおくす)。幹周り約7m、高さ約20mの御神木で、弘法大使が植えたものとされています。見事な枝ぶりは1000年の時を越えても生命力にあふれていて、苔むした太い幹が悠久のときを感じさせます。
信長塀
織田信長が桶狭間の戦いで勝利したお礼に奉納した土塀、信長塀(のぶながべい)。南側の一部を見ることができます。全長約200mの重厚な造りで、神域である境内と外の世界を隔てる役割も担っています。兵庫県西宮神社の大練塀などとともに、日本三大土塀に数えられています。必勝祈願にご利益あり!
清水社
本宮から神楽殿の横を抜けた先にある清水社(しみずしゃ)は願いを叶える水の神様です。「お清水さま」の愛称で親しまれる水の神様・罔象女神(みずはのめのかみ)を祀っています。
清らかな湧水は、肌につけると美肌になるといわれています。社の裏にある湧き水の中央の石に三度水をかけて祈ると願いが叶うとか!
本宮《GOAL》
三種の神器を祀ることから、明治26年(1893)に伊勢の神宮と同様の神明造りに改造。草薙神剣を御神体とした御祭神の熱田大神が鎮座しています。威厳あふれる雰囲気に包まれる神聖な社で、パワーを感じましょう。
天を貫く千木(ちぎ)にも注目!
【まだある!立ち寄りスポット①】境内の別宮・摂社・末社をご紹介
①八剣宮
ご利益は必勝祈願!和銅元年(708)に鎮座した八剣宮(はっけんぐう)。武家からの信仰が篤く、織田信長や豊臣秀吉、徳川家康も参拝したとされています。
②楠御前社
ご利益は安産祈願。安産の神として女性からの信仰が篤い楠御前社(くすのみまえしゃ)。社殿がなく、クスノキの神木が祀られています。
③上知我麻神社
ご利益は学業成就。上知我麻神社(かみちかまじんじゃ)は「知恵の文珠様」ともよばれ、合格祈願や学業成就の絵馬が多く奉納されています。
【まだある!立ち寄りスポット②】剣の宝庫草薙館 2021年10月OPEN!
熱田神宮内くさなぎ広場にある剣の宝庫草薙館(つるぎのほうこくさなぎかん)は、古来より刀剣の奉納がなされてきた熱田神宮が所蔵する、貴重な刀剣を展示する資料館。約450口の刀剣を特別展や企画展などで鑑賞できるほか、日本刀の重さなどが体感できる体験コーナーもあります。
■剣の宝庫草薙館(つるぎのほうこくさなぎかん)
電話:052-671-0852
料金:入館500円(宝物館との共通券あり)
時間:9時~16時30分(最終入館は16時、共通券の最終入館は15時30分)
休み:最終木曜の2日前(変更の場合あり)、12月25~31日
【グルメ情報】境内で楽しめる名古屋グルメ!
緑あふれる熱田神宮の境内の中で、名古屋名物の宮きしめんを楽しめるお店が宮きしめん 神宮店。コシが強く、なめらかな舌触りが特徴で、数多くのお客を魅了し続けています。その名前の由来は熱田神宮の「宮」の文字からきているのだとか。白だしのおすましきしめん750円も人気。熱田神宮参拝後のランチや、小腹三田氏に名古屋定番グルメを楽しんではいかがですか?
■宮きしめん 神宮店(みやきしめん じんぐうてん)
電話:052-682-6340
時:9時~16時30分LO
休:無休
いかがでしたか?ここまで、参拝モデルコースのご案内とおすすめスポットをご紹介しました。名古屋随一のパワースポットで、名古屋の歴史に触れる旅にでかけてみてはいかがですか?
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●この記事は『るるぶ名古屋'23』に掲載した記事をもとに作成しています。