松本城

松本観光に行くなら訪れたい!編集部おすすめスポット10選

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松本城をはじめ、明治時代に建てられた学校校舎や蔵造りの建物が続く中町通りなど、昔ながらの面影が残る松本タウン。古い建物を改装したおしゃれなレストランやカフェが多く、新旧のよさが調和しているのも魅力。そんな松本に行くなら訪れたい観光スポットをご紹介します。

Summary

北アルプスの美景をバックにそびえる名城「松本城」

松本城

「松本城」は犬山城、彦根城、姫路城、松江城と並び、日本に5つしかない国宝の城の一つ。狭間や石落など、火縄銃での攻防を推定した意匠がみどころ。石垣やお堀も美しく、見ごたえがあります。現存する五重六階の天守としては日本最古という貴重な建造物は松本に行くなら必見です!

和風建築と西洋建築の融合 文明開化の息吹を伝える「国宝 旧開智学校校舎」(※2024年まで休館中)

旧開智学校校舎

「国宝 旧開智学校校舎」は、明治9年(1876)完成の擬洋風建築の代表とされる建物で、令和元年(2019)に国宝に指定されました。擬洋風建築とは、文明開化を象徴する洋風と和風が混ざり合った建築のこと。外壁に漆喰で石のような模様を施すなど独自の意匠を随所に見ることができます。

旧開智学校校舎の電気

館内の廊下天井にある照明飾りが素敵。1つずつ凝った作りになっているので、ぜひ注目してみて!

教室内の様子

令和6年(2024)まで工事で休館中ですが、隣の松本市旧司祭館で紹介展示を見ることができます。

県内既存の最古の司祭館 松本市旧司祭館

松本市旧司祭館外観

「松本市旧司祭館」は、明治22年(1889)に松本城北側に建設された洋館。約100年にわたり宣教師の住居として使用され、平成3年(1991)に現在地に移築復元されました。欧州古典建築を思わせる外観は、撮影スポットとしても人気です。

■松本市旧司祭館(まつもとしきゅうしさいかん)
住所:松本市開智2-6-24
TEL: 0263-32-5725
営業時間:9~17時(入館は~16時30分)
定休日: 第3月曜(12~2月は月曜)、祝日の場合は翌日
交通:JR松本駅から徒歩25分
駐車場:20台

城下町の風情を満喫「ナワテ通り」

かえる大明神
ナワテ通りの「かえる大明神」

女鳥羽川沿いに城下町の町並みを再現したのが「ナワテ通り」。女鳥川にかつて多く生息していたカジカカエルと、商店街に活気が”かえる”をかけて、ナワテ通りには「かえる大明神」をはじめとした、カエルのオブジェがあちこちにあります。

■ナワテ通り(なわてどおり)
アクセス:松本城から徒歩7分。またはJR松本駅からタウンスニーカー東コースで5分、中町・蔵シック館下車、徒歩2分

ナワテ通りのおすすめスポット


レストラン鯛萬内観

クラシカルな雰囲気で正統派フレンチを味わうことができる「レストラン鯛萬」。昭和25年(1950年)の創業以来、多くのファンの心をつかんで離さないフレンチの老舗です。メインダイニングや個室の調度品はすべて松本民芸家具で統一されているのもみどころのひとつ。

ショップ店内

ポーランド国内で作陶が盛んな街・ポレスワヴィエツのトップメーカーであるセラミカ・アルティスティッチ社の製品を専門に取り扱うショップ。普段の食卓を彩るカラフルな食器に目移りしてしまいます。お気に入りの一点を探しに行ってみてはいかがでしょうか。

■セラミカ 松本(せらみか まつもと)
住所:松本市大手4-4-2
TEL:0263-31-3177
営業時間:11∼17時
定休日:水曜(祝日の場合は営業)
交通:JR松本駅から徒歩13分
駐車場:要問合せ

問屋街の名残を感じ、風情ある「中町通り」

中町通り

ナワテ通りのすぐそば、善行寺街道沿いにあるのが「中町通り」。酒造業や呉服などの問屋街の名残を感じ、風情ある通りです。松本市内でも特に情緒豊かなこのストリートは、歩くだけでタイムスリップしたような気分を味わうことができます。

中町通りのおすすめスポット


源智のそば

源智の井戸の隣にあるのがこちらのそば処。戸隠産100%のそば粉に、源智の湧水を使って打つ二八そばは、細切りながら豊かなそばの風味が広がります。ほどよいコシと甘みがあるそばは絶品!

ケーキセット
「バナナブレッド(アイスクリームのせ)」500円、「新豆コーヒー」550円

蔵をリノベーションしたスタイリッシュなカフェ「salon as salon」。和風の空間に、北欧風家具を配したオシャレな雰囲気が魅力です。季節により産地が変わる新豆コーヒーと手作りのケーキを合わせるのがおすすめです。

松本民芸家具を体感できる「松本民芸家具中央民芸ショールーム」

中央民芸ショールーム様子

こちらは、松本民芸家具の直営ショールーム。多彩な製品を常に400点ほど展示しているため、製品の魅力を見て、ふれて体感することができます。国内外から集めた器や布類などの手仕事の生活用品も数多く展示、販売しているためじっくり楽しめること間違いなし。

多岐にわたる作品が心揺さぶる「松本市美術館」

松本市美術館の外観

松本市出身のアーティスト草間彌生の作品を多数展示する「松本市美術館」。書家の上條信山や信州の山々をこよなく愛した洋画家の田村一男、池上百竹亭コレクションなど、貴重で見ごたえのある作品をじっくりと鑑賞することができます。

「はかる」道具がずらり、土蔵造りの「松本市はかり資料館」

はかり資料館の外観

「測る」「計る」「量る」道具とその関連資料を約1300点収蔵している「松本市はかり資料館」。両替天秤や繭の雌雄選別器などを展示しています。なまこ壁の土蔵と土蔵のある中庭の閑静なたたずまいもみどころの一つです。

振り子時計のついた外観が美しい「松本市時計博物館」

松本市時計博物館
古時計の研究家であった本田親蔵(ほんだちかぞう)氏が収集した古時計を中心に、時計の進化や発展の様子を映像やパネル形式で展示。大型置時計やカッコー時計のほか、毎正時に音と目で楽しめる時報にも注目です。

世界に誇る浮世絵コレクション「日本浮世絵博物館」

日本浮世絵博物館
江戸時代に諸式問屋として財をなした豪商・酒井家が収集した歌川広重ら、19世紀を代表する絵師の作品など約10万点の浮世絵のコレクションを所蔵、順次公開しています。そのコレクションとは、酒井家が200年にわたり代々、収集管理してきた貴重な肉筆、版本の数々!年4回の企画展では、葛飾北斎をはじめとした有名絵師の名品を公開しています。

市民に親しまれる天神さま「深志神社」

深志神社

慶応2年(1339)創建の古社で、城下町の鎮護の神として歴代の城主たちにも厚く敬われてきた「深志神社」。荘厳な本殿や優美な神楽殿もみどころの1つ。7月25日には神輿と舞台が出る華やかな例大祭が行われ、夏を告げる風物詩として親しまれています。学問の神様、菅原道真公を祀り受験や七五三シーズンには多くの参拝者が訪れるそう。松本市の中心部にありながら、厳かな雰囲気に包まれた神社なので散策に行ってみるのもおすすめです。

松本城を中心に、城下町として栄えた地。土蔵が並ぶ中町通りや賑やかなナワテ通り、さらに町に点在する明治・大正時代の洋館やカフェが、レトロなムードを演出している松本をぜひ体感しにいってみてはいかがでしょうか。

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