360°オーシャンビューのホテルステイ? 絶景サウナ付きフェリーで優雅な北海道旅行を
ただ目的地に向かうだけなんてもったいない!旅行の楽しみでもある“移動時間”を満喫しつくせるのが、商船三井フェリー「さんふらわあ」での優雅な船旅。お部屋から壮大な海を眺められたり、サウナに入れたり、なんならおいしい食事だって……。そんな日常から離れた“極上フェリー旅”について、フォトグラファー・もろんのんが船内と旅先で見つけた景色とともにご案内しちゃいます!
Summary
ゆったり旅行の究極系!時間を忘れて自分だけの世界に?
おでかけも徐々にできるようになって、旅行したい!と考えている方も多いはず。「どこに行こうか迷っていて旅先が決まらない」「たまにはゆったり癒やされたい」。そんなときは豪華フェリーで行くのんびり北海道旅行がおすすめ!
旅行には飛行機や電車での移動がつきものですが、目的地に着いた頃にはヘトヘト……なんてことも。でも、優雅な時間を過ごせる大型フェリー「さんふらわあ」なら大丈夫。茨城県・大洗~北海道・苫小牧を結ぶ船旅で、豪華な客室と広大な海に癒やされながら、約18時間かけてゆったりと移動できるんです♪
今回は、フォトグラファー・もろんのんが「さんふらわあ」で過ごしたひと時をレポートします!
こちらが、今回の旅の舞台となる素敵なフェリー。大きな船体にオレンジの「さんふらわあ」マークが凛々しく映えます。ここまで大きい船に乗る機会も珍しいので、「今からこの船に乗るのか……!」と、早くも胸の高鳴りが最高潮に♪
話は少し戻りますが、目的地やホテルを決めるまでは楽しくても、時間を計算したり料金を比べたりと、移動手段を考えるのはどうしても手間がかかりますよね。でも「さんふらわあ」なら大丈夫!出発地のJR東京駅~水戸駅~大洗港、到着地の苫小牧港~JR札幌駅を結ぶフェリー&バスの連絡きっぷ「パシフィック・ストーリー」があるので、予約もお手軽にできちゃいます!
ちなみに、こちらがJR東京駅 八重洲南口~JR水戸駅までをつなぐバス「高速みと号」。水戸駅に到着したら、大洗港まで路線バスでもう一息。これからの楽しい船旅に期待感を膨らませながら、ゆったりバスの旅で大洗港を目指しましょう♪
本当に船のなか!? 豪華ホテルに負けない「さんふらわあ」のゆったり客室
「さんふらわあ」の乗船開始は18時ごろから。後ほど詳しくお話しますが、レストランのオープンが18時30分、出航が19時45分なので、かなりゆとりのあるタイムスケジュール。出航前すぐにレストランに行くのがオススメですが、今回はお部屋散策からスタート!
ゆったりくつろげるふかふかのベッドに、海を眺められるソファーが設置された客室「プレミアム」。トイレやテレビはもちろん、なんとバスタブも完備されていて、船とはいえど高級ホテルに負けない豪華さ♪ ドアを開けた瞬間、お部屋の先に海が見えて「すご~い!」と思わず声を出してしまいました!
客室にはバルコニーがついていて、船旅中ずっと海が眺められる贅沢さ!夏はチェアやテーブルが設置されるので、腰かけて友人とゆっくりおしゃべりも。心洗われる時間を過ごせました♪
ほかにも、窓から海を眺められる「スーペリアオーシャンビュー和洋室」や、海が見えるお部屋よりもお得に泊まれる「スーペリアインサイド洋室」など、さまざまな客室があるのだそう。お財布と相談してお部屋が決められるのもうれしいポイント。海が見られないタイプの客室でも、自由に出入りができるデッキやレストランなどから絶景をたっぷり楽しめるので、物足りなさはないはず!
ということで、お部屋を出て船内散策に。自由に出入りできるデッキはご覧の通り。「絶対に映え写真が撮れる……!」と、かなりテンションが上がりました♪ 360°の海と写真を撮って、なんならその後にはお部屋でまったりなんて、どこを旅していてもなかなかできない経験。本当に楽しかったです!ちなみに、デッキや客室ではわずかに揺れを感じることもありました。船内では酔い止めドロップを販売しているので、用意を忘れてしまっても安心です。
散策を続けると、6階の共有スペースに映えそうな真ん丸の鏡が……!ふたりで並んで、左右の余白が均等な構図になるように撮影してみました。シックなインテリアと背景の赤い差し色がとってもかわいいですよね。「さんふらわあ」では、海以外の映えスポットもたくさんあるので、楽しみながら探してみてください♪
こちらは、5階にある着替えスペース併設の女性専用パウダールーム。ドライヤーが完備されていて、大部屋の「ツーリスト」やカプセル型の客室「コンフォート」に泊まってもゆっくり支度ができますね。
近所にあってほしいくらいの極上レストラン&ロケーション特化型サウナでの“ととのい”
旅の楽しみといえばやっぱり食事。「さんふらわあ」では、モーニングとディナーはビュッフェ形式のレストランでいただけて、夕食時は18時30分から入店可能。北海道産や旬の食材を生かした料理の数々がとっても豪華で、「これが食べ放題なんて!」と驚きでした。サラダや野菜のデリもたくさんあるので、夜は少し控えている……という方でも罪悪感を感じないメニューです♪
私はハンバーグをメインに、和洋食どちらも食べたかったので、カラフルないなり寿司やスパイシーなチキン……ちょっと欲張ってスイーツまで盛り盛り!一品一品が本当においしくて、おうちの近所にもあればいいのに……。またいつかフェリー旅をして、このビュッフェを楽しみたいです♪
夕食を堪能していると、ついに船が出航!約18時間のゆったり旅のスタートです♪
お腹いっぱいになって、お部屋でくつろぐ前にお風呂へ。実は、今回のフェリー旅について調べていたとき、展望浴場があると知って、ワクワクが止まらないぐらい楽しみにしていたんです♪お湯に浸かりながら水平線を眺めるという不思議な体験。大きいお風呂に浸かるだけでも癒やされるのに、目の前に広大な海というシチュエーションが素敵すぎて、気付けば何分が経ったのか。少しのぼせてしまいました(笑)。
そしてなんとこのお風呂、いま話題のサウナが付いているんです!大自然を感じながらのサウナなんて、普段とは違う角度から“ととのい”を体験できそう。私、もろんのん、何を隠そうサウナ大好き女子なんです。
サウナから見える海をパシャリ。ゆっくりと動く波を見ながらサウナを楽しんでいると、とてもおだやかな気持ちに。大浴場には水風呂や外気浴ができる設備はありませんが、サウナ横にシャワーが設置されていたので、汗も日頃の疲れも洗い流せた気がします♪
「さんふらわあ」での思わぬハッピーポイントは、個室のお部屋にはアメニティがしっかりあったこと……!そのほか、バスタオルやパジャマも用意されているので、荷物を減らせるのもうれしい♪実は、このあたりの心配からアメニティを持参してしまったのですが、シャンプーやトリートメントのオーガニックなかわいい見た目に惹かれ、結局はフェリーのものを使いました!とってもいい香り&使い心地もよく、ここでも思わぬ癒やしに遭遇。
お風呂にも入れてさっぱりしたので、お部屋で海を見ながらのんびり船旅を満喫。船内が超充実しているので、すでに旅先にいるぐらい楽しくて……。これからさらに北海道での旅が待っているの?これ以上、テンションが上がるなんて信じられないのですが!?
まったりとした時間を過ごしていたおかげか、翌日はいつもより早めに起床できました。レストランのモーニングは7時30分からで、ディナー同様にビュッフェ形式で食べられます。11時30分~12時30分の間は、レストランが喫茶タイムに。ラーメンやピザトーストなどの軽食からスイーツまで、レトロな喫茶メニューがとってもキュート。なかでも、特殊な冷凍技術で凍らせたフローズンフルーツを使った「スムージー」が大人気なのだとか。
ここからは悔いのないよう、最後まで海を楽しみながら苫小牧への到着を待ちます。喫茶メニューを満喫しながらゆっくりとしていると、なんと窓の外に3匹のイルカの群れが!映画やアニメでイルカがジャンプしているシーンは見たことがあったのですが、水族館ではなく大自然のなかで見られる日が訪れるなんて......。
急いでカメラを出しつつも、しっかりと姿はとらえられず。でも、めちゃめちゃテンションが上がって、この話題を1週間は友人に話し続けていました(笑)。お話を聞いたところ、運がよければ津軽海峡~苫小牧付近で今回のようにイルカを見られることもあるのだそう。楽しい船旅のクライマックスに遭遇できて、本当にハッピーでした!
札幌でふらっと寄りたい!最旬カフェでチルタイム
約18時間の船旅を経て、大洗から苫小牧にフェリーが到着!スタッフさんによると、行きはフェリーで優雅な時間を過ごして、帰りは飛行機を選ぶ方も多いのだとか。
「パシフィック・ストーリー」での予約には、JR札幌駅行きのバスチケットが含まれているので、たっぷり北海道旅行を楽しんだ後は札幌に。ここで、新千歳空港から飛行機の搭乗前に、SNSのフォロワーさんからオススメされた最旬カフェに立ち寄ってみました。
こちらのカフェ「和洋折衷喫茶 ナガヤマレスト」は、明治前半期に建てられた歴史的な建物「旧三菱鉱業寮」のなかにあって、当時では珍しい和洋折衷のモダンなデザイン。そんな歴史もあってか、お店のメニューは建物の雰囲気と同じ和×洋がコンセプトなのだそう。春には桜、夏には豊かな緑が店内からでも楽しめます。
人気メニューは、コロンとかわいらしいフォルムの「ソフトクリームフロート」。ソフトクリームは十勝・北広牧場のもので、搾りたての生乳が80%以上も使われているんです!本当に濃厚なのに後味はさらっとしていて、ミルクのおいしさをここまで深くまで楽しめるソフトクリームはなかなか出合えません。
右の「あんクリームサンド」は、白あんと生クリームを合わせたクリームに、わらび餅が入った新感覚のフルーツサンド。見た目よりもしっかりとあんこの味を感じられて、まさに店名通りの和洋折衷な一品。
「オムライスビーフシチュー」は、お店がオープンして以来、継ぎ足しで作られているこだわりのビーフシチュー。包まれているライスはバターで仕上げているので、ケチャップライスがあまり得意でない人でも食べられますよ♪
まるでドラマの世界にいるようなゆったりと時間が流れる空間で、ちょっと休憩してみるのはいかがですか?
360°海に囲まれて写真を撮ったり、水平線を眺めながらサウナに入ったり……。最後にはかわいいイルカにも遭遇できて、本当に素敵な時間でした。心も体も癒やされて、こんなにフェリーでの船旅が楽しいなんて、誰かにもっと早くから教えてほしかった!ちなみに、出航後は少し電波が繋がりにくくなったのですが、それはそれでデジタルデトックスに♪「さんふらわあ」での豪華フェリー旅、皆さんにも絶対に経験してみてほしいです。
■商船三井フェリー「さんふらわあ」
<概要>
夕方便(さんふらわあ さっぽろ/ふらの)
航路:茨城県・大洗~北海道・苫小牧
・大洗発 19時45分発、苫小牧 翌日13時30分着
・苫小牧発 18時45分発、大洗 翌日14時着
※深夜便あり(パシフィック・ストーリー予約対象外)。詳細は「商船三井フェリー」公式サイトを参照
<運賃>
通常 9800円~ほか、パシフィック・ストーリー 9900円~ほか
※大人1名・片道・ツーリストご利用の場合
※期間・客室により金額が異なる。詳細は「商船三井フェリー」公式サイトを参照
<TEL>
予約センター 0120-489850(フリーコール)
大洗船客予約センター 029-267-4133
苫小牧船客予約センター 0144-34-3121
※受付時間:9時~17時(土曜は12時まで、日曜・祝日は定休)
※携帯電話・PHS・IP電話の方は各港船客予約センターまで
■和洋折衷喫茶 ナガヤマレスト
住所:札幌市中央区北2条東6丁目2番地 永山記念公園内
営業時間:11~20時
TEL:011-215-1559
定休日:毎月 第2水曜
Text:久保田聡実(vivace)
Photo:もろんのん
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