365日お祭り気分!「星野リゾート 青森屋」で青森文化を思う存分楽しもう【ショー会場みちのく祭りや/2022年4月リニューアルオープン】
青森県内にある「星野リゾート 青森屋」。施設内ではさまざまな体験やショーを通して青森のお祭りや文化を満喫できます。なかでも、2022年4月にリニューアルした「みちのく祭りや」で見られる圧巻のショーは必見!1年中お祭り気分で楽しめる「星野リゾート 青森屋」の魅力をご紹介します。
Summary
青森の文化を丸ごと体験できる「星野リゾート 青森屋」
三沢空港から車で約 20 分、到着後本館前でお出迎えしてくれたのポニーの“のれ“くん。到着早々、余りのかわいさについ足を止めてしまいました。相方”それ“くんと順番にお勤めしているようです。チェックインを済ませ、まずはひろ~い園内を散策します。
公園内はゆっくり歩くと一周30~40分程ほど。大きな湖を囲むように歴史的な建物が点在しており、鴨の親子や鯉、鳥を見ながら散策していると、穏やかな気持ちになります。今回は馬車に乗って池の周りを散策してみました。
一周20分かけて、マイペースな馬事業部長 “うるる”ちゃんがのんびりと馬車を引いてくれます。かつて名馬の産地だった青森県では、農耕や荷物の運搬、交通手段として、馬は人々の暮らしに欠かせない、家族のような存在だったそう。馬車内は季節に合わせて仕様が変わり、夏は風鈴の涼しげな音が、うるるちゃんの進行に合わせて鳴り響きます。
園内を歩き疲れたら、本館すぐ近くにある足湯で小休憩。足を拭くタオルが足湯の近くに用意されているので気軽に入れます。公園を眺めながら、ここでもゆっくりとした時間を楽しみましょう。
足湯のすぐそばにある、青森の伝統工芸品「八幡馬(やわたうま)」を取り入れた「八幡馬ラウンジ」は、チケットを購入すれば翌日12時まで利用することができます。 眼前に広がる公園の景色を眺めながら、地酒、シードル、コーヒーなどを無料で楽しむことができる寛ぎ空間です。
夏は「あおもり藍涼み」体験として、金魚が悠々と泳ぐ様子をイメージしたスイーツ「大人の日本酒ゼリー」が味わえます。青森県民の中で“日本酒をリンゴジュースで割る”飲み方が親しまれているそうで、こちらのゼリーにもリンゴジュースが添えられています。すっきりしたなか日本酒のコクとリンゴジュースの甘さが感じられ、甘いスイーツが苦手な人におすすめしたい爽やかな組み合わせでした。ぜひ試してみてくださいね。
夏のイベント「しがっこ金魚まつり」でおまつり気分♪
本館1階「じゃわめぐ広場」では、青森の文化を四季ごとに楽しめるイベントを常時開催しています。2022年6月1日(水)から8月31日(水)までは夏のイベント、「しがっこ金魚まつり」を開催中!(しがっことは、青森の方言で氷の意味。)
青森には夏祭りの時期になると街中で飾られる「金魚ねぷた」という灯篭があり、青森の夏の象徴として現在も愛されているそう。この「金魚ねぷた」から着想を得て考案された「しがっこ金魚まつり」では、後述の「ポイみくじ」や「金魚柄の浴衣のレンタルサービス」など、夏祭り気分を盛り上げる楽しいプログラムが満載です。
訪れるだけでもまつりの雰囲気を感じられますが、「しがっこ金魚まつり」では体験も盛りだくさん!今年から登場した「ポイみくじ」は、金魚すくいで使用するポイを水面に入れると、運勢が浮かび上がります。ポイは旅行の思い出としてお持ち帰りできますよ♪
じゃわめぐ広場内「ヨッテマレ酒場」は、青森の地酒飲み比べやおつまみが楽しめ、カウンター席もあり気軽に立ち寄れる酒場。ここでは季節に合わせたスペシャルスイーツを提供しており、夏は金魚ねぷたそっくりの「金魚ねぷたアイス」を、夕方限定でいただけます。大きい尾びれが特徴の金魚ねぷたをカシスシャーベット、りんご、飴細工で表現しています。リンゴで有名な青森ですが、実は国産カシスの生産量は日本一!シャーベットのさっぱりした味わいと、リンゴのシャキシャキした食感が味わえるアイスです。
より夏まつりを楽しめるように、金魚柄の浴衣がレンタルできます。さまざまな柄がある中で一目ぼれした、白地の浴衣をセレクト。浴衣を着ると、一気に夏まつり気分になれますよね♪他にも、「しがっこ金魚まつり」では本物の「金魚すくい」 や、お部屋で金魚を楽しめる「貸し金魚」など体験盛りだくさん。たくさん写真を撮って、夏まつりを楽しみましょう。
2022年4月1日リニューアルした「みちのく祭りや」
それではお待ちかね、「みちのく祭りや」ショータイム!ショーを楽しめるレストランとして2006年にスタートした「みちのく祭りや」。より祭りを間近で体感できるよう、ショーに特化した施設として2022年4月にリニューアルしました。「みちのく祭りや」で毎日21時から、約60分間にわたって、青森を代表する4つのお祭り①“五所川原立佞武多”、②“弘前ねぷたまつり”、③“八戸三社大祭”、④“青森ねぶた祭”の魅力をコンパクトにまとめたショーを楽しめます。
ねぶた師が手掛けた数々の作品と、青森の四季の情景と祭りの熱気を表現したオリジナルのショー。ここでは、大迫力、圧巻のショーを一部お見せいたします!
ショーで表現するのは、四季の移ろいとともに変わる青森の美しい風景と、冬の間待ちわびた祭りへの熱い想い。青森の人々が寒さ厳しい冬を耐え、春の訪れを喜び、夏の祭りに情熱を一気に爆発させる様子を、語り部が説明しながらショーは進んでいきます。
三味線や歌い手、祭りばやしのリズムに合わせて季節が夏に向かってどんどん移り変わり、映像と照明を使った仕掛けと、会場全体を使った演出でどんどんねぶたの世界に引き込まれていきます…!
ねぶたが一堂に集まった時、会場のボルテージは最高潮に! ステージ中央にそびえるのは、北村麻子氏が制作した、「神武東征」です。2019年の青森ねぶた祭で実際に運行し、知事賞を受賞したねぶたで、初代天皇の神武天皇が日本を作り上げた伝説を表現しています。
大盛り上がりのエンディング。希望者は舞台に立ち「ラッセラー、ラッセラー ラッセラッセラッセラー」と跳ねる「跳人(はねと)」の掛け声に合わせて一緒に踊りを楽しめます。エンディングのみ撮影可能なので、この盛り上がりをぜひ記録してくださいね!
青森四大祭りを一気に知って楽しめる「みちのく祭りや」は、終始目が離せない大迫力の演出でとても感動しました…!ショー終了後は舞台に上って「跳人」さんと記念撮影したり、普段はゆっくり見ることができないねぶた装置を近くでじっくり見学することもできます。「星野リゾート 青森屋」に宿泊の際は必見なショー会場です!
様々な雰囲気を楽しめる、3つの湯処
青森県には“朝活文化”があり、朝早くに起きて温泉やラーメン(!)を楽しむことから1日が始まります。「星野リゾート 青森屋」内にある温泉は朝活に対応すべく、すべての温泉が朝5時から営業。それぞれ違った雰囲気が感じられる3つの湯処をご紹介します。
館内にある「ひば湯」は、壁、天井、浴槽すべてに青森ヒバが使われた木の香り豊かな内湯です。扉を開けると、ふわっとヒバの香りが感じられます。
内湯から外に出ると、目の前に広がる露天風呂「浮湯」。湯船が池に張り出し、まるで水の上に浮かんでいるかのような、幻想的な気分になれます。夏は緑の美しさ、冬は一面雪景色と、1年を通して季節の移ろいを楽しめます。
3つ目にご紹介する「元湯」は、本館から徒歩10分のところにあり、宿泊者以外も利用できる温泉です。宿泊者は無料で利用でき、5~9時、21〜22時は宿泊者限定。時間帯により、フロントから送迎バスを運行しています。行きは送迎バスに乗り、帰りは湯冷まししながらゆったり散策するのがおすすめです。
こちらの温泉は、とろみが強く感じられるのが特徴。壁面には青森の伝統工芸ガラス「津軽びいどろ」がはめ込まれており、昭和レトロな雰囲気が漂います。日が差し込む時間帯には、色とりどりのガラスが浴槽を彩ります。
露天風呂付からねぶたまで、気分で選びたい客室
「星野リゾート 青森屋」には6タイプの客室があり、それぞれ異なる工芸品を設えています。今回宿泊した「あずまし 半露天風呂付」は、スタンダードタイプの客室にヒバを使用した半露天風呂を備えた客室。あずましは青森の方言で、心地よいという意味。畳の部屋にローベットがあり、小さなお子様連れのご家族でも安心して寛げます。
次は、部屋でもねぶたの余韻に浸りたい方におすすめ! 構想から完成まで約1年かけて作られた「青森ねぶたの間」をご紹介します。
「青森ねぶたの間」は3階にありますが、毎年8月2日~8月7日に開催される青森を代表する夏祭り「青森ねぶた祭」の開催日にちなんで部屋番号は8287号室となっています。
インターフォンを押すと、「ラッセーラーラッセーラーッ」とねぶた祭りの掛け声が鳴り響きます。扉を開けると現れる、高さ約2mの出迎えねぶたにはじまり、部屋の隅々までねぶたを体験できるこだわりが。
部屋を彩るねぶたテーマは「古代東北の歴史」。東北の地で語り継がれる3人の英雄伝説をベースに制作。協力は、1989年に大型ねぶたを制作して以来、ねぶた大賞をはじめ多数の賞を受賞しているねぶた師・竹浪比呂央氏。 ここが客室とは思えないほど、繊細で大迫力の空間に扉を開けてから終始圧倒されました…!
寝室の天井を飾るねぶた絵「源義経と弁慶」は、見る場所によって見えるものが異なるという仕掛けが。寝室で見上げると、義経が竜馬と共に津軽海峡を渡る場面がみえるようになっていますが、主室から寝室に向かい、立った状態で天井を見ると、義経の勇敢な顔が見えます。 その他にも、廊下には跳人のステップを踏めるよう足跡がついていたり、トイレ、お風呂、洗面器までねぶたが描かれていたり、こだわり溢れる「青森ねぶたの間」。 お祭り好きなら1度は泊まってみたいお部屋ですが、1室限定なのでご予約はお早めに!
古民家レストラン「南部曲屋」で贅沢ごはん
最後は本館から徒歩10分ほどにある古民家レストラン、「南部曲屋(なんぶまがりや)」での食事をご紹介。「南部曲屋」とは馬屋と住居が一体となった古民家です。店内は公園が見渡せる大きな窓があり、時を忘れて食事が楽しめます。
南部曲屋夏の夕食、「七子八珍(ななこはっちん)会席」。 七子八珍とは、青森県で古くから親しまれている魚介類の総称で、「七子」=魚卵七品(コノコ、タコノコ、ホタテノコ、スジコ、マシラコ、ブリコ、タラコ)、「八珍」=珍味八品(クリガニ、ガサエビ、ナマコ、ウニ、フジツボ、シラウオ、サメ、ホヤ)のこと。これらの食材を取り入れた「七子八珍会席」は日本酒とも相性が良く、ともにその味わいと風味を楽しめます。
朝食では、「古民家のふるさと御膳」をいただきました。お米は、土鍋で炊いた「青天の霹靂」と「あさゆき」のブレンド米です。朝食でも「帆立の貝焼き味噌」や「ねぶた漬の和え物」など、青森の郷土料理を楽しむことができます。
「星野リゾート 青森屋」には南部曲屋のほかにも、割烹着姿のかっちゃ(お母さん)が笑顔でお出向かえするビュッフェレストラン「のれそれ食堂」や、飲み足りない夜に青森の美味おいしいお酒が頂ける「ヨッテマレ酒場」など、どこも青森らしさを色濃く感じられるお食事処が用意されています。目的やシーンに合わせて選んでみてくださいね。
ここまで「星野リゾート 青森屋」の魅力をのれそれ(目一杯)ご紹介いたしました!
「みちのく祭りや」でのショーや、郷土料理、施設内の伝統工芸品に触れ、青森の魅力を大満喫することができました!熱い青森の文化を感じに、ぜひ足を運んでみてください。
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Photo:宮地 工
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