皇居外苑・北の丸公園の緑豊かな「CAFÉ 33」でピッツァやケーキをイタリア気分で楽しもう♪

皇居外苑・北の丸公園の緑豊かな「CAFÉ 33」でピッツァやケーキをイタリア気分で楽しもう♪

食・グルメ カフェ オープンテラス ピザ チョコレートケーキ イタリアン
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「CAFÉ 33(カフェサーティースリー)」は皇居外苑の北の丸公園にある都会のオアシス。東京の真ん中とは思えないほど開放的な空間で、イタリアの風を感じる本格的なフード&ドリンクを楽しむことができます。すべてのメニューはテイクアウトが可能なので、北の丸公園の文化施設を満喫した後で手土産探しに立ち寄るのもおすすめです!

Summary

皇居外苑の森林に溶け込む開放的で居心地のよいカフェ「CAFÉ 33」

もともとは江戸城の北の丸があり、現在は日本武道館、科学技術館、国立近代美術館など文化施設が充実している皇居外苑の北の丸公園。その園内にある無料休憩所がリニューアルし「CAFÉ 33」に生まれ変わりました。

九段下駅の2番出口から重要文化財の田安門をくぐり、緑豊かな園内を眺めつつ進めば日本武道館の右手にカフェが見えてきます。店先にはパラソルを備えたテラスが24席ほど。東京の中心地とは思えないほど空が広く感じる開放的な雰囲気です♪

森林公園との共存をテーマにしている店内は、ホワイトやグリーンが印象的。空間をぜいたくに使用した全84席がゆったりと配置されていて、空調の効いた心地よい環境ながら、屋外と地続きのような気分でくつろぐことができます。

さらに、一部の電力は屋根にあるソーラー発電システムのグリーンエネルギーを活用しているそう。環境保全の観点からも気持ちよく過ごすことができるカフェなのです。

皇居外苑の維持管理を行う一般財団法人とともにカフェを運営しているのは、目白の「PIZZERIA 37(ピッツェリア トレンタセッテ)」や六本木の「BAROLO Tokyo Midtown(バローロ トウキョウ ミッドタウン)」といった人気イアリアンを多数手がけている「スティルフーズ」。こちらの料理もイタリア系の軽食が中心です。大きなショーケースには、フォカッチャサンドや全粒粉のパニーニがずらりと並びます。なかでもケースの幅いっぱいに収まったおいしそうなメニューが、ローマ発祥の「ピッツァ アル タリオ」です!

ローマ発祥の食べやすくておいしい都会的フード「ピッツァ アル タリオ」

イタリア語で「スライスされたピザ」を意味するだけあり、提供の際には20×10cmの食べやすい長方形サイズにカットされるこちらのメニュー。耳にあたる面積が少なく、具材が敷き詰められているのもうれしい特徴です。

常時5種類程度を揃えているというラインナップから今回セレクトしたのは、「東京小松菜、ベーコン、熊本産プチトマト」980円。暑い夏にぴったりなオリジナルのノンアルコールカクテル「ブルーハワイ レモネード」660円と合わせていただきました!

国産小麦粉をベースとした自家製ピッツァ生地は、パリッと感とふっくら感が両立する絶妙な食べ心地。生地にイタリア産オリーブオイルを混ぜ入れていることで、中心部のやわらかさを保ちつつ、焼き目だけクリスピーに仕上げることができるのだそう。

被災から復興中の地域や、地元・東京の食材を積極的に活用しているのもメニューの特徴。甘酸っぱい熊本産プチトマト、ほろ苦くも味わい深い東京小松菜が、モッツァレラチーズやベーコンといったうまみの強い食材と調和しているのが印象深かったです。


さわやかな甘さと酸味、そしてトロピカルなビジュアルで気分を盛り上げてくれたのが「ブルーハワイ レモネード」。ビールジョッキのような取っ手つきのガラス瓶もフォトジェニックでかわいらしい!こちらを片手に写真を撮影して、夏を満喫した1コマとして思い出に残すのもよいですよね♪

「カプリ風チョコレートケーキ トルタ カプレーゼ」の逸話にもご注目

大きなホールケーキをはじめ、季節のフルーツたっぷりのタルト、北海道バニラや宇治抹茶のソフトクリームなどデザートもおいしそうなものばかりです。

今回はカラフルな見た目に惹かれて、濃厚そうなチョコレート色の生地にチョコスプレーがたっぷりとトッピングされた「カプリ風チョコレートケーキ トルタ カプレーゼ」650円をセレクト。チョコレートソースたっぷりの「アイス カフェモカ」Short450円と合わせて、甘いひとときを堪能しました!

こちらはアーモンドパウダーを使用した小麦粉不使用のケーキ。チョコレートの味わいは期待通り濃厚でしたが、口当たりは軽く、ホイップクリームと絡めて食べるのに最適な味わいでした。

ちなみにカプリ島といえば「青の洞窟」で有名な南イタリアにあるリゾート地。100年ほど昔、パン職人が観光客からの注文でアーモンドケーキを作った際「小麦粉を入れ忘れたチョコレートケーキがとってもおいしかったのが起源」なんていう、こちらのメニューの逸話も残っているそう。失敗から誕生したケーキが時代を越え、現代ではグルテンフリーのスイーツとして愛され続けているなんておもしろいですよね。

時代を越えて愛されているといえば、カフェで提供されるコーヒーも忘れてはいけません。このカフェでは、今から100年以上も前の明治11年(1878)にコーヒー店を開業したという、創業約190年の老舗茶舗「放香堂」とのコラボメニューも登場する予定だそう。一体どのような味わいなのでしょう?再来店も楽しみです♪

緑に包まれた開放的な空間だけでなく、イタリアの風を感じる色とりどりのフード、そして歴史的なエピソードなど魅力いっぱいの「CAFÉ 33」。北の丸公園にはほかにもみどころが盛りだくさんですので、こちらを拠点にいろいろと散策してみてはいかがでしょう?


Text&Photo:柴山たき(effect)

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