食・グルメ
2022.08.24
恵比寿の隠れ家カフェ「Etain cafe&bar」の手作りワッフルは最後までクリスピー！
「Etain cafe&bar（エタン カフェ＆バー）」は渋谷区東のマンション1階にある隠れ家カフェ。おもてなししてくれる店主さんが得意としているのはコーヒーとパニーニなのですが、多くのお客さんがお目当てにしているのは焼きたてのワッフルなんです。香ばしくて食感豊か、アイスクリームとの相性も抜群ですよ！
Summary
窓からおじゃまする洗練された隠れ家カフェ「Etain cafe&bar」
恵比寿駅から明治通りに沿って渋谷方面に5分ほど。裏路地にあるマンションの1室に、少し変わった入口のカフェがあります。扉はオートロックで締め切っていますので、取っ手のついた窓から入店してください。友達の家にお忍びでおじゃましているみたいで少しだけドキドキ。気持ちが盛り上がる隠れ家なのです♪
ちなみに子ども連れなどで段差が厳しい場合には「101」のインターフォンを押せばちゃんとした扉から入店することもできますよ。
コーヒーとパニーニが大好きという店主さんが、ひとりで切り盛りするのに丁度いい広さのテナントを探していた際、ちょうど条件が適していたというこちらの6席だけの空間。アットホームな入口とは対象的に、店内はバーカウンターを中心としたシックな雰囲気です。インテリアは重厚感のある灰銀色で統一。フランス語で金属のスズを表す店名「Etain」をイメージしているよう。
小さなショーケースに入っていたのは、日替わりで手作りしているという焼き菓子。この日はチョコレートの濃度を変えた3種類のガトーショコラが並んでいました。お客さんに喜ばれる味を追求するために、手間暇かけながら試行錯誤を繰り返している店主さんの姿が目に浮かびます！
シンプルな「パニーニ」は自家製トマトピューレがおいしさの秘訣
オーダーが入ってから専用マシンで仕上げるパニーニも試行錯誤の真っ最中。オープン当初はフランスパンを使用していたそうですが、現在はチャバタというイタリア発祥のパンで具材を挟んでいます。今回オーダーした「パニーニ マルゲリータ」650円は、はみ出すくらいチーズがたっぷりなのもポイントです♪
パニーニはとってもクリスピーで歯切れがよく、見た目どおりチーズの味わいがぜいたく。自家製トマトピューレはあえて粒感を残していて、塩こしょうというシンプルな味付けにより素材感が引き立てられています。酸味の利いた「レモネード（ソーダ）」600円と合わせれば、トマトピューレのフレッシュ感がアップ。さわやかなレモン味って、本当に幅広い料理とマッチしますよね！
「カフェラテ アイス」590円など、ラテメニューで使用しているのはイタリア・ビビエンメ社のマシンで抽出するダブルのエスプレッソ。こちらも日によって、さまざまなコーヒー豆を使い分けながらお店ならではの味わいを模索中とのこと。
ここまでのメニューは発展途上中のものが多かったのですが、最後にご紹介する「ワッフル」は非常に完成された味わいなんです！
手作りの「ワッフル」はアイスが染み込んでもパリッと豊かな食感
そもそもパニーニ用のホットサンドメーカーに、ワッフルが焼けるプレートもついてきたのが開発のきっかけ。なかなか好みの味に仕上がらず、気づけば毎日のように試作を続けるようになったそう。何百枚も焼き上げた末に、薄力粉、強力粉、米粉をブレンドする黄金比を発見。現在はひと晩、温度管理をしながらワインセラーで低温発酵させて粘りを出した生地を、オーダーごとに焼き上げています。
そんなできたての「ワッフル」400円に、今回はバニラビーンズたっぷりの「アイスクリーム」200円と甘くてほろ苦い「キャラメルソース」100円をトッピングしました。ワッフルの表面は非常に香ばしく、薄くキャラメリゼされていて、パリッとした心地よい食感。中はふわふわ、もちもちとしており、食感のグラデーションがたまりません！
アイスクリームが染み込んでも豊かな食感はそのままキープされています。そのおいしさの秘密は企業秘密とのことですが、実際に食べた方は口々に絶賛。店主さんとしてはパニーニが看板商品なのですが、現在はすっかりワッフル目当てのお客さんの方が多いそうです。特に土曜日などは混雑しがちなので、来訪前に状況をお電話で問い合わせてみてくださいね！
研究熱心な店主さんのことなので、パニーニやコーヒーもどんどん進化していきそう。ワッフルについても季節限定メニューを開発中だとか！？ これからも定期的に足を運ぶのが楽しみな隠れ家カフェなのでした。
Text＆Photo：柴山たき（effect）
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