横浜・みなとみらい「Mulabo!(ムラーボ!)」は村田製作所の科学体験施設!予約方法・楽しみ方を徹底解説

横浜・みなとみらい「Mulabo!(ムラーボ!)」は村田製作所の科学体験施設!予約方法・楽しみ方を徹底解説

おでかけ 科学館 体験 神奈川県 るるぶ&more.編集部
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「Mulabo!」は2020年12月にオープンした村田製作所が手がける無料の科学体験施設。電気に関するクイズや体験展示を通して、科学の不思議や楽しさを学ぶことができるインタラクティブな施設です。子どもはもちろん、大人も楽しめる「Mulabo!」の魅力をご紹介します。※ Mulabo!は、株式会社村田製作所の登録商標です。

Summary

電気に関するクイズや体験展示が楽しめる子ども向け科学体験施設

「Mulabo!」はみなとみらい線新高島駅から徒歩5分、さまざまな企業のビルが密集する横浜みなとみらい21地区にあります。村田製作所の研究開発拠点である「みなとみらいイノベーションセンター」の1・2階が「Mulabo!」。

2022年7月現在、入館は予約不要。開館時間内なら自由に入館できますが、団体利用時やイベント開催時は入場規制があるため公式サイトから開館カレンダーをチェックしておくことをおすすめします。また後述する「ディスカバーゾーン」の体験に関しては公式サイトから予約が必要です。

1・2階の館内は“エンジニアの卵が生まれるきっかけの場”をコンセプトに、大きく「ヒストリーゾーン」「シンボルゾーン」「シンクゾーン」「ディスカバーゾーン」の4つのエリアに分かれていて、それぞれ異なる展示や体験を楽しむことができます。

村田製作所の軌跡をたどる「ヒストリーゾーン」

1階のヒストリーゾーンでは、ウェルカムビジョンに映し出された「Mulabo!」オリジナル映像がお出迎え。電子基板をイメージしたスタイリッシュな映像に思わずワクワクします。

ウェルカムビジョンのそばの2階へと続く階段には、村田製作所が歩んできた電子部品作りなどの流れがずらり。昭和19年(1944)の創業以来、ラジオや携帯電話、パソコンの普及や性能の向上に貢献してきた村田製作所。そんな会社ならではの展示や体験が待っていると思うと、期待も高まり、思わず足取りも軽くなります。

エレクトロニクスの旅はここからスタート!「シンボルゾーン」

2階へ上がるとたどり着くのが真っ白な空間がまぶしい「シンボルゾーン」。会社紹介映像が流れるモニターやいくつかの体験展示があります。

天井に配されたインテリアはエレクトロニクスのかけらをモチーフとしたシンボルアート。801本のワイヤーに吊るされてキラキラと輝いています。

中央にあるこちらは「アナトミーテーブル」。タッチパネルに触れて電気の基本を学ぶことができます。

星座のように広がるドライヤーやパソコン、洗濯機といったエレクトロニクス製品を選んでタッチ操作を行うことで、電気製品が動く仕組みやエネルギーの動きなどを学ぶことができます。パネルは子どもが強くタッチしても安心なように厚めで操作性のよい特殊なパネルを使用しているのだそう。「Mulabo!」の体験展示は基本的に小学校5・6年生を対象にしていますが、年齢問わず気軽に楽しめるもポイントです。

またすぐそばの足元には「?(はてな)」マークを踏むと、何かが起きる「エンジョイステップ」も。マークを踏むとどうなるのかは、訪れて確かめてみてくださいね。

子どもも大人も熱中できる「ディスカバーゾーン」

「シンボルゾーン」のお隣にある「ディスカバーゾーン」は、電気や科学をテーマにした体験ゲームが楽しめる場所。専用の操作端末を駆使して科学クイズに答えていきます。

こちらは公式サイトから予約が必要。予約時間は10時30分から1時間ごとで、15時30分が最終なので訪れる時間に合わせて予約しましょう。予約は30日前〜前日まで可能ですが、予約をしていなくても空席があれば当日の体験参加も可能。近くのスタッフに聞いてみてくださいね。

予約をした人は、時間の10分前に受付を済ませて「ディスカバーゾーン」で使用する操作端末の「Mulabo!ガイド」を受け取ります。遊び方や注意事項を聞いたら体験スタート!

「Mulabo!ガイド」でニックネームや生年月日を入力したら、指示にしたがって「ディスカバーゾーン」内に点在する星や月の形をしたQRコードを読み込み、3問のクイズに答えていきます。

クイズは年齢に合わせて内容が変わりますが、小学4年生以上の問題のなかには大人でも迷ってしまうものも。そんなときは「ディスカバーゾーン」内にある展示を見ると、ヒントが書かれているかも?よ~くチェックしてみましょう。

3問のクイズに答えると、ひとつの体験ゲームを行うことができます。ゲームが終わるとまたクイズに戻る、という流れ。これを合計3回行います。

体験ゲームは全部で3つ。こちらは電子回路を舞台としたサーキットカーレースのゲーム「エレクトロニクスサーキット」。電子部品に見立てたアイテムを駆使して、ほかの参加者やコンピューターより早く完走できるかを競うゲームです。事前に答えた3問のクイズの正解数によって、始めに所持できるアイテムの数が変わります。

アイテムはサーキットを速く完走するために、相手プレーヤーを妨害するものや、自分が操作する車の性能を上げる効果があるので、正解数が多い方が有利にゲームを進めることができるかもしれませんよ!

こちらはセンサの前で表示される言葉をタイミングよく叫んだり、指定されるポーズと同じポーズをとったりすることで高得点を狙う「シンクロセンシング」。

こちらは空中に飛び交う電磁波に見立てたボールを専用の機械でキャッチする「シグナルキャッチャー」。体験ゲームはどれも本格的で、子どもはもちろん大人の方が熱中してしまうなんてことも。

ひととおり体験が終わったら端末を返却します。クイズやゲームの得点、成績が映し出されるので、みんなで点数を競うのも盛り上がりそう!

ちなみに、「ディスカバーゾーン」では端末を返却後、クイズやゲームを再度行うことはできませんが、そのほかに予約不要で楽しめる体験展示もあります。写真のカエルがキュートな展示は、村田製作所が開発した物体までの距離を検知する「超音波センサ」を駆使したもの。手をかざす場所によって異なる音が出るようになっています。リズムに合わせて『かえるの合唱』を演奏できるかチャレンジしてみましょう。

普段は目にすることができない音波を視覚化した展示も。3種の異なる音でビーズの形がそれぞれどう変わるのかがよくわかります。

ゆったりブレイクもできる、カフェ&ライブラリースペース「シンクゾーン」

最後にご紹介するのはカフェ&ライブラリースペースの「シンクゾーン」。約200冊の科学に関する絵本や書籍が置いてあり、自由に読むことができます。広々とした空間に配されたテーブルには、コンセントがある場所もあるのがうれしい!大人ひとりでのカフェ利用もOKなので、休憩スポットとしても使えそう。

こちらがコンセント完備の座席。スタイリッシュなデザインで、落ち着いてカフェタイムを楽しむことができますよ。

気になるカフェメニューはというと、焼き立てパン150円〜やコーヒー250円〜、スムージー400円などリーズナブルながらどれも本格的。250円のドリンクいずれか+好きなパン2種で500円といったお得なセットメニューもあり、手軽に小腹を満たすことができますよ。

「チーズ蒸しパン」150円、「スペシャルコーヒー」280円
「チーズ蒸しパン」150円、「スペシャルコーヒー」280円

村田製作所のロボット「村田製作所チアリーディング部」が焼印されたふんわり食感の蒸しパンは、コーヒーと相性抜群。「コーヒー」250円〜のほかに、豆にもこだわりハンドドリップで提供してくれる本格派の「スペシャルコーヒー」もあります。すっきりとした心地いい酸味が特徴で、クオリティの高さにびっくり!新高島駅周辺はオフィス街のためカフェが少ないので、こちらのコーヒー目当てに立ち寄りたいくらいコスパも◎です。

赤ちゃん連れでも安心の設備

「Mulabo!」は子どもが楽しめる施設とあって、赤ちゃん連れでも安心の設備が充実しています。「シンクゾーン」にはトイレのそばに壁紙がとってもかわいらしい授乳室も完備。オムツの交換台もあります。

同じく「シンクゾーン」の一角にはキッズスペースも。温かみのあるウッディなキッズスペースは神奈川県産のヒノキを使用しているそうです。

また「シンボルゾーン」にはベビーカーを預けられるスペースがあり、1階には無料のロッカーもあるので、大きな荷物などは預けておくと便利です。

私たちの生活に欠かすことのできない電気製品の仕組みや科学の魅力を、クイズや体験展示を通して楽しく学べる「Mulabo!」。「ディスカバーゾーン」以外は予約なしで訪れることができるので、みなとみらい散策のついでに立ち寄るもよし、予約をしてクイズやゲームに挑戦するもよし。エレクトロニクスの世界を堪能してみてはいかがでしょうか。


Text& Photo:Maui Hara

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