食・グルメ
2022.08.05
【金沢】“飲めるほどとろける”プリンが話題！ 加賀百万石の雅さが光る「金沢プリン亭」
金沢市民の台所・近江町市場の通りに2022年3月にオープンしたプリン専門店「金沢プリン亭」。選び抜かれた材料を使用したなめらかな食感のプリンと、加賀友禅をモチーフに金沢らしさを打ち出したお店づくりが評判を呼んでいます。プリンはどれも「お取り寄せ不可」。ここでしか食べられない極上のプリンを求めて「金沢プリン亭」を訪ねました。
出格子や加賀友禅をイメージした金沢らしさが随所に
金沢プリン亭は、近江町市場の南側の出入り口である「パーキング口」に近い場所にお店を構えています。金沢の茶屋街の伝統的な景観としても知られる「出格子」をイメージして、木製の角材を縦に幾重にも並べた外観が目印。連なる出格子に導かれるようにお店の中に引き込まれ、入りやすい雰囲気です。
内装は、加賀友禅をモチーフにしたデザインが壁一面に描かれています。加賀友禅は自然を題材にした写実的な絵柄や濃淡を出すぼかしの技術が特徴。お店の壁を彩る草花の絵柄や淡い色合いは加賀友禅のイメージそのままで、とても落ち着きます。イートイン用のベンチも畳を取り入れた和の雰囲気。金沢の伝統と和の心が随所に散りばめられています。
ショーケースには、ガラスのビンに入った美味しそうなプリンがずらり。毎日店内のキッチンで手作りするプリンは、どれも「お取り寄せ不可」のこだわり。購入したら、店内のイートインスペースか店頭にあるベンチで、その場で直ぐ食べるのがベストです。
フレーバーは5種類 「なめらかすぎる」食感にとろける
プリンのフレーバーは、「純白」「抹茶ラテ」「友禅プリン」「金沢プリン（なめらか）」「珈琲ラテ」の全5種類（写真、左から）。ガラスの小瓶に入った高級感と見た目にも際立つクリーム感がスイーツ好きの心をくすぐります。
「金沢プリン亭」のプリンの特徴は極限までなめらかさを追求した「飲めるほどとろける食感」だそう。独自に吟味した石川県産の牛乳やフルーツ、卵、生クリーム、バニラビーンズで作り上げる自慢の逸品で、保存料は使っていません。お店によると、「購入してすぐ店内で、出来立ての新鮮な美味しさを味わってもらえたらうれしい」そうです。
5種類あるフレーバーの中でも定番で人気なのが、金沢プリン（なめらか）と友禅プリン。金沢プリンは牛乳やバニラなど素材の味が引き出された王道。そして友禅プリンはもちろん、加賀友禅にインスピレーションを得た特別な一品です。
加賀友禅プリンは、2層のバイカラーになっていて、下はプリン、上はイチゴやパイン、キウイフルーツとジュレ、の組み合わせ。青い空にかざすと、ジュレの部分がキラキラとまるで宝石のようです。食べるときは2層を混ぜ合わせるのがオススメだそう。フルーツの爽やかさとプリンの甘さが合わさって優しい味わいです。
キュートなプリンはお土産として持ち帰りも可！
プリンが入ったガラスの小瓶には、それぞれのフレーバーを紹介するマスコットカードが付いています。マスコットのデザインは、金沢の伝統玩具として知られる人形「加賀八幡起き上がり」。丸いフォルムが愛らしいですね。味によってマスコットの色が異なり、この5色は加賀友禅にも用いられる「加賀五彩」に由来します。
プリンはお土産として持ち帰ることも可能です。8～10時間の保冷が可能なアルミバッグも有料で用意されています。持ち帰り用のバッグのデザインにも、かわいいマスコットキャラクターが。素材と極限のなめらかさにこだわった「金沢プリン亭」のプリン。金沢の新名物を、是非、味わってみてください。
■金沢プリン亭（かなざわぷりんてい）
住所：金沢市十間町32
TEL：076-222-0075
営業時間：10～16時
定休日：不定休
Text：能登印刷株式会社
Photo：宮崎誠
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