大自然に癒やされて、「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」で過ごす贅沢時間
「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」には、奥入瀬渓流を大満喫できるアクティビティや館内の仕掛けが盛りだくさん!体験や温泉、客室、食事を通して、自然の美しさを感じながら贅沢な時間が過ごせます。新緑、深緑、黄葉、雪と四季折々異なる景色が楽しめる「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」。今回は豊かな緑が美しい夏の魅力をお届けします。
アクティビティで奥入瀬渓流を大満喫
「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」は奥入瀬渓流沿いに立つ唯一のリゾートホテルです。ホテルの目の前に流れる渓流は館内からも見ることができ、温泉やレストランでもせせらぎを楽しめますが、もっと近くで深く奥入瀬渓流を満喫できるよう、宿泊者限定のアクティビティが複数用意されています。ぜひ参加して欲しいのが、密を回避しながら楽しめる「渓流オープンバスツアー」とネイチャーガイドと公園を散策する「国立公園プライベートツアー」。天井のない2階建てのバスで風を浴びながら渓流沿いを観光したり、ルーペをもって苔を探したり、お好みのプログラムで奥入瀬の自然を満喫しましょう♪
そもそも奥入瀬渓流とは、十和田湖から流れ出る奥入瀬川の上流約14kmを指します。カツラ、ブナなどの樹木、約 300 種類の苔などの植物や、カモシカ、テンなどの動物が生息。特別保護地区、国指定の天然記念物、特別名勝に指定されており、豊かな自然が保全されています。
「渓流オープンバスツアー」は、屋根のない2階建てオープントップバスに乗って、渓流のせせらぎや野鳥の鳴き声、森の香りを感じながら奥入瀬渓流を1時間30分で巡るツアー。バスは徐行運転しながら、エリアを熟知したネイチャーガイドさんが渓流の成り立ちや歴史、四季の変化、今しか見られない魅力を案内してくれるため、短時間で奥入瀬渓流の全容を知ることができます。
白糸の滝や雲井の滝など、見ておきたいポイントではバスがさらにゆっくり進み、解説とともにシャッターチャンスを逃さないようガイドさんが早めに案内してくれます。バスの2階は360度視界が開けているため、どの席に座っても景色を存分に堪能できます。
最大のみどころは、徒歩では見ることができない高い位置からの景色が楽しめること。散策では高く感じる木々も、バスに乗れば間近に。背の高い木々の実や花、滝、野鳥など遊歩道や乗用車からは見ることができなかった景色が目の前に広がります。一面の緑を見るだけでも癒されますが、風をきる爽やかさが合わさって開放感抜群!心身ともにリフレッシュできますよ。
奥入瀬渓流をじっくり探索したい人におすすめの「国立公園プライベートツアー」は、ネイチャーガイドが案内する、1日1組限定のプライベートツアーです。コースは「奥入瀬渓流コース」、「蔦沼コース」の2種類。今回は「奥入瀬渓流コース」に参加し、渓流と苔をゆっくり堪能しました。
奥入瀬渓流は1年を通して湿潤な環境が保たれるため、苔が生息するのに最適なんだとか。日本に生息している約1800種類の苔のうち、300種類以上が奥入瀬渓流付近に生息しており、2013年には「日本の貴重なコケの森」に選出されました。このツアーでは、苔に触れながら生態や魅力をネイチャーガイドから学べます。
苔好きの中で「苔は上から目線でみるな、苔目線にまで下がれ」との格言?があるほど、公園内いたるところに生息する苔は、ルーペを通して見ると肉眼ではわからない繊細な世界が広がっています。国立公園内では倒木を大切に残しており、倒れた木の隙間からさす光によって新しい命が育ち、森の世代交代が促進されていくのだそう。自然が織りなす美しい世界につい夢中になり、なかなか前に進めなくなるツアーです。
今回の「国立公園プライベートツアー」では苔の魅力に浸りましたが、プライベートツアーのため、散策でメインにしたいものも希望できます。また、ぬかるむ地面の為、長靴をレンタルすると、安心してツアーを楽しめますよ♪木々と苔の緑で覆われた幻想的な世界の中で、お気に入りのスポットを見つけてみてくださいね。
有名アーティストの作品が彩る館内
ここからはホテル内の施設をご紹介しましょう。ホテルのコンセプトである「渓流スローライフ」を過ごせるよう、館内には様々な工夫が!エントランスを通過してまず目に飛び込んでくるのが、このホテルを象徴する大暖炉「森の神話」。1991年、岡本太郎氏によって手掛けられた作品は、奥入瀬渓流に生息する鳥やきのこ、森が共生している様子を表現していて、高さは8.5m、重さはなんと5t。大暖炉は想像よりも大きく重厚感があり、来た人を迎え入れてくれるぬくもりを感じました。
西館には、1996年完成の岡本太郎氏の遺作となった大暖炉「河神」があります。この作品では奥入瀬渓流の水しぶきが水の妖精「ニンフ」に変わっていく様子を表現しています。渓流の力強さを感じる大暖炉を前に、本を読んだり、景色を眺めながら自由にくつろげます。ここ「ラウンジ 河神」ではアクティビティ「森の学校」を毎日夜に開講。(20時~、所要30分(通年))暖炉を囲みながら、 奥入瀬渓流を中心とした国立公園の成り立ちやそこに生きる植物の不思議などが学べる内容です。
渓流を眺めながらくつろげる温泉と客室
続いて宿泊施設に欠かせない温泉と客室をチェック! このホテルを代表するお風呂と言えば、奥入瀬渓流を望む「渓流露天風呂」。八甲田山から湧き出るやわらかい湯が特徴です。朝は四季折々の景色と渓流を眺め、夜は渓流の音を聞きながらと、時間帯によって違った楽しみ方が。朝は5時から、夜は24時まで利用可なので、時間を気にせずゆったりとくつろげます。
客室は露天風呂付や愛犬と一緒に宿泊できるお部屋など6タイプ。渓流沿いのお部屋は、美しい自然を最大限に楽しめるよう、空間をシンプルにデザイン。「渓流ツイン 半露天風呂付」では、青森の特産品“ひのき”でできた湯船の柔らかな香りに包まれ、外の風、木々の音を感じながらお部屋で湯浴みができます。目の前に広がる大自然に浸りながら、何もしない贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
渓流沿いから始まるフレンチレストラン
続いてホテル内のレストランをご紹介します。ホテル内には2つの食事処があり、りんごをモチーフにしたインテリアが特徴の「青森りんごキッチン」ではビュッフェ形式でさまざまなメニューが楽しめます。食事でも渓流を感じたい人、特別な日にしたい人におすすめなのがフレンチレストラン「Sonore(ソノール)」。フランス語で「朗々と響かせて」という意味の音楽用語で、渓流の瀬音や品格のある料理、希少なワインが心身に朗々と響き渡るという思いが込められています。木の照明や岩壁など、レストラン全体で奥入瀬渓流を表現。こだわりあふれる店内で、贅沢なコース料理を堪能できます。ここでは「Sonore」で味わえるメニューの一部をご紹介。
コースは眼下に奥入瀬渓流を臨むテラスでのアペリティフから始まります。せせらぎを聞きながらのアペリティフは、奥入瀬渓流沿いに立つレストランならではの体験。コース料理は落ち着いて食事を味わえるよう、店内で。メニュー名は「鮪 茄子」「ズッキーニ 鰻」など、素材名から味の想像を広げてほしい、との思いからシンプルに名づけられています。
メインのひとつ、青森の郷土料理である「いちご煮」は、本来お吸い物として食べられていますが、ここでは鮑とウニを凝縮したソースでいただきます。青森の味覚と季節の旬の食材にこだわった料理は、素材の味を生かしながらも青森らしさを表現。こだわりのワインとのペアリングは絶品ですよ。心ゆくままに青森らしさを楽しみましょう。
5月から10月の期間限定で、渓流テラスで朝食が食べられます。りんごの木箱をイメージした特製BOXに詰められているのは、オープンサンドや季節のフルーツ、あたたかいミネストローネなど、彩り豊かでフレッシュな料理の数々。ドリンクはりんごジュースや珈琲、シードルなどをセルフサービスで。朝の渓流を眺めながら、お洒落なピクニック気分で朝食を楽しめます。
最後に2022年7月1日(金)~8月31日(水)の期間限定で開催されているイベントをご紹介します。渓流のせせらぎと30種類のシードルを一度に楽しめるイベント「奥入瀬シードルフェス」。「シードル」とはりんごから造ったお酒。日本のシードル発祥地、青森県ではりんごの付加価値を高めるべく、醸造所とりんご農家が力を合わせてこだわりのシードルを次々と開発しています。
ここで提供されるのは、青森県内にある 10 箇所の醸造所から厳選された30種類のシードルです。シードルを飲みながら、選び方やおいしい飲み方、歴史、醸造の過程などをスタッフの方から解説してもらえるとあって、より深くシードルを味わうことができました。
「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」には、随所に奥入瀬渓流を感じられる仕掛けがあり、自然に浸りながら贅沢なひとときを過ごすことができました。 今回ご紹介したほかにも、滞在を楽しめるよう季節に合わせた多くのアクティビティが用意されています。宿泊する際は必ずチェックしてみてくださいね!
■星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル
所在地 :〒034-0301 青森県十和田市大字奥瀬字栃久保231
電話 :0570-073-022(星野リゾート予約センター)
客室数 :187室
チェックイン:15:00/チェックアウト:12:00
アクセス:JR 八戸駅・青森駅から車で約90分(無料送迎バスあり・要予約)
Photo:宮地 工
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