【神戸】異国情緒あふれる南京町で満喫するグルメ&お土産ショッピング

【神戸】南京町のオススメグルメ&映え&おみやげ&スイーツ!

兵庫県 神戸観光 食・グルメ 中華まん スイーツ るるぶ&more.編集部
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神戸の街で、ひときわ異国情緒を漂わせている南京町。中華風の建物が並ぶビビッドなカラーの街並みは、歩いているだけで日本であることを忘れてしまいそう。本場の味を伝えるグルメ、友人におすそ分けしたい雑貨や調味料など、魅力的なお店が豊富で、1日過ごせば気分は、もうオリエンタル。

Summary

南京町ってどんなところ?

南京町は、JR・阪神元町駅から徒歩約5分という位置にあり、アクセスの良さが魅力。商店街のアーケードから一歩路地に足を踏み入れると、そこには、横浜・長崎と並ぶ日本三大中華街の景色が広がっています。まずは、南京町のシンボルとも言える中国風のあづまやが立つ広場で、思い切り異国情緒を満喫しましょう。ここでは町の2大イベントである春節祭・中秋節の時期に獅子舞や龍舞を見ることができます。

電話ボックスもこのとおり! まるで絵画のような美しさ。ムードにひたるため、スマートフォンを持っていてもあえてここから電話をかけてみるのも楽しいかも。

南京町と市街地の境界となる3カ所に立つ楼門。メリケンロードとの境目にそびえる長安門(東楼門)は1985年に建てられ、外装には中国河北省石家荘で産出された大理石・漢白玉が使用されています。漢白玉は中国でパワーストーンとして知られており、この門をくぐれば邪気を追い払えるという言い伝えも。フォトスポットとしても3つの門の中で特に人気があります。

バリエーション豊富な中華グルメをテイクアウト

南京町に来たからには、街中で販売されているテイクアウトグルメの食べ比べは避けて通れません。なお、通行人との衝突やゴミの問題から、テイクアウトした商品は歩きながらではなく、ベンチなどに座って食べるのが南京町マナー。ということで、まずは南京町広場から東に進み、中山街と東龍街の間に立つ「天獅堂」へ。

こちらで、まず食べておきたいのが、自家製パオにデンマーク産の豚肉で仕込んだ角煮を挟む「角煮バーガー」400円。口の中でほろほろと崩れる柔らかな角煮、タレが染み込んだもちもち食感のパオのハーモニーが絶品です。

外せないのが、滋賀県信楽産の白苔もち米を使用した名物・ちまき。肉(豚)、鶏、海鮮の3種類から選ぶことができ、中でも一番人気の「肉ちまき」400円は、豚の角煮・椎茸・黒豆・干しエビを贅沢に使用し、竹の皮で包んで風味豊かに仕上げることで抜群の味わいが楽しめます。

続いて訪れたのは、「天獅堂」の斜め向かいにある「YUNYUN」。焼ビーフンでおなじみの⾷品メーカーのケンミン⾷品が運営するこちらの店舗では、ビーフン類のほかに、汁なし坦坦めんや魯⾁飯など、さまざまな軽食メニューを揃えていますが、必食メニューは、やはり名物の「焼小籠包」3個400円。

本場中国で点心師の資格を取得した職人によって作られる焼き小龍包は、皮を伸ばすところから調理の様子を目の前で見ることができます。巨大な鍋でたくさんの小龍包を焼きあげる光景は、思わずカメラに収めたくなるほどの大迫力。

豚・鶏・牛を煮込んだスープと餡を皮に包み、熱々に仕上げた焼き小龍包。食べる際は、まず箸でカリカリの表面を割き、溢れ出るスープを吸い上げるのがセオリー。一気に頬張ると確実に口の中をやけどするので、一口ずつ落ち着いて食べましょう。

町一番の老舗・民生で本場の広東料理ランチ

テイクアウトグルメを2軒続けて堪能しましたが、それでも昼時になれば、しっかりお腹は空きます。ここは、本格的な中華料理を味わうため、街で最も長い歴史を持つ「民生」でランチといきましょう。

食材にこだわる「民生」では、神戸牛や明石の海鮮、たつの市の醤油など、地元食材をふんだんに使用し、本格的な広東料理を提供。今回、メインでいただいた「五目ヤキソバ」1100円は、自家製麺と豚肉、農家直送の野菜などの食材に濃厚なあんが絡み、ボリューミーかつコク深い味わいとなっています。

色鮮やかな「空芯菜の炒め」1600円は、ほどよい塩気とシャキシャキした歯ごたえが相まって、いくらでも食べられそうです。味付けは、しょうがとニンニクの2種類から選ぶことができます。

民生に来たなら必ず食べておきたいのが、「イカの天ぷら」1900円。来店客のほとんどが注文するという名物は、柔らかさと歯ごたえを併せ持った唯一無二の食感で、ほどよいしょう油の風味で、無限に食べていたくなります。

甘いものは別腹! スイーツもチェック!

ランチでしっかり満腹に・・・と思いきや、甘いものは別腹。南京町では、オリジナリティあふれるスイーツも、ぜひ押さえておきたいところです。スイーツ店の食べ比べについては、下記の記事をチェックしてください。

お料理をレベルアップさせる中華調味料をおみやげに

南京町グルメの味を家でも再現できたら・・・なんて思ったら、長安門そばの「廣記商行」へ。こちらは、中華料理好きならご存知の万能スープの素・味覇の製造元が運営する店舗で、アジア各国の食材や調味料を豊富に揃えています。

味覇も、よく知られている赤い缶のオリジナルから、化学調味料無添加のプレミアムタイプ、海鮮風味、ヴィーガン向けなど、豊富な種類を取り揃えています。迷ってしまいそうなので、とりあえず1種類ずつ買っておきたいところです。

餃子・焼売の皮や自家製麺なども販売しており、こちらで一式食材を買い込めば、お家で本格中華を楽しむことが可能に。ほかにも高級酒や食器、お菓子、お茶なども販売しており、店内を見て回っていると、あれもこれもと購買欲がふつふつと湧いてきます。

プレゼントにぴったりな中華雑貨もチェック!

南京町巡りもいよいよクライマックス。最後は「空龍」で雑貨のお土産を探します。豊富な品揃えを誇るこちらで、お部屋を素敵に飾ってくれる中華グッズを見つけましょう。

子孫繁栄や金運向上のアイテムとして飲食店などによく飾られている金の豚貯金箱は、縁起物として人気が高く、サイズも複数用意されています。

「今年のハロウィンは何の格好にしようかな〜」なんて悩んでいる人は、衣料品のコーナーへ。チャイナドレスやカンフー道着など、中国映画でよく見る衣装などが勢揃いしており、試着を重ねていると本格的にコスプレにハマってしまいそう⁉

御札やステッカー類は価格もお手頃で、多めに買っておすそ分けすれば喜ばれることうけあい。壁にぶら下げてみたり、家具などに貼るだけで一気にお部屋が中華テイストに。三国志が好きな人は、お値段少し張りますが関羽の銅像も、ぜひ。

中華なオブジェを探してみよう

南京町を歩いていると、ところどころに建てられているオブジェに目が向くはず。街中に溶け込む彼らを写真に収めて旅の思い出に持ち帰りましょう。昼間のみ飾られているこちらの小財神の人形は中国でお金の神様として崇められ、触れると幸せになれるという言い伝えがあります。

長安門の近くには、日本でもおなじみの七福神の布袋様が。布袋様はその昔、中国に実在したといわれる僧侶で、その生涯に謎が多いことから、「弥勒菩薩の化身なのでは?」とも言われているそう。ふくよかな姿は見ているだけで心がなごみます。

南京町広場で東屋周辺に配置されているのは、十二支の像。自分の干支をまず確認して、他の像も見ていると・・・あれ、一個多い?

そう、南京町の十二支像は、なぜかパンダを含む十三体なのです。これは、諸説によると中国の業者に像の制作を発注したところ、なぜか猪がうまく伝わらずパンダになって納品されたものなのだとか。ちなみに中国の干支では猪が豚に置き換えられているので、そこで勘違いが生じたのかもしれませんね。今ではこのパンダもすっかり南京町の人気者になっています。

端から端まで、たっぷり巡り歩いた南京町。JR・阪神元町駅から徒歩約5分と、アクセス抜群の中華な異世界は、本場の味が楽しめるグルメを中心に、さまざまな楽しみを凝縮して来訪者を迎え入れてくれます。

■南京町
住所:神⼾市中央区栄町通・元町通
TEL:078-332-2896(南京町商店街振興組合)
営業時間:店舗により異なる
定休日:店舗により異なる

Text&Photo:伊東孝晃

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