パンダに会いにアドベンチャーワールドへ!楽しみ方徹底ガイド
和歌山県白浜町にある「アドベンチャーワールド」は太平洋を望む緑豊かな大自然の中で、4頭のジャイアントパンダファミリーや世界各地の動物たちがのんびりと暮らす姿に癒やされる大人気の体験型テーマパーク。その多彩な魅力と、おすすめのみどころ、ぜひチェックしておきたい楽しみ方をご紹介します。
Summary
まずは入園情報をチェック♪
現在4頭のジャイアントパンダが暮らすアドベンチャーワールド。約80万㎡の広大な敷地に、肉食動物や草食動物が暮らすサファリワールド、イルカやクジラのライブパフォーマンスが見られるマリンワールドのほか、観覧車やジェットコースターのあるプレイゾーンもあり、ツアーやアトラクションも満載です。
当日、エントランスではアトラクション情報が記載されたパンフレット類が配布されるのでぜひ入手しましょう。
大人気のパンダファミリーに会いに行こう!
入園したら、まず会いに行きたいのがパンダ。午前中は動きが活発で、エサの笹を食べたり、遊具で遊んだり、愛くるしい様子を見ることができます。
園内には2カ所のパンダ施設があり、入口に近いのが「パンダラブ」。ここにはアドベンチャーワールドで生まれた2頭のパンダ、結浜(ゆいひん)と、末っ子の楓浜(ふうひん)姉妹が暮らしています。
結浜は、出生時の体重が197gとアドベンチャーワールドで生まれたパンダの中で最も大きく誕生しました。チャームポイントは頭の上のとんがり。ひと目で見分けることができます。お母さんパンダの良浜(らうひん)ゆずりのおてんばな性格で、新しい遊具にすぐ興味を持つなど好奇心も旺盛です。
楓浜は2020年のいい夫婦の日に生まれた末っ子パンダ。好奇心旺盛で、遊具で遊ぶのが大好きです。チャームポイントは目の周りの黒い模様の跳ね上がりです。生まれたときから元気いっぱいで、一般公開されても臆することなく、好奇心旺盛でいろんなものに興味津々、物おじせずアイドルぶりを発揮しています。
マリンワールドやサファリワールドに近い、施設の奥にある「ブリーディングセンター」はお母さんパンダの良浜、そして娘の彩浜(さいひん)がのびのびと暮らしています。
良浜は日本国内で12年ぶりに生まれた赤ちゃんとして誕生。立派なメスのパンダに成長し、これまで7回の出産で10頭の赤ちゃんを生み育ててきたベテランお母さんです。丸顔で鼻が短くとってもキュート。大きな丸い耳、丸い目もチャームポイントです。
彩浜は出生時には体重が75gしかなく、アドベンチャーワールドで最も小さく生まれて周囲を心配させたパンダですが、母・良浜の愛情を受けて育ち、現在は体重90kgを超えるまでに成長しました。いつも活発に動いて、アドベンチャーワールドでいちばんのおてんばぶりを発揮しています。
海のアイドルたちのライブパフォーマンスと、動物たちが暮らすサファリワールドは必見!
アドベンチャーワールドを訪れたら、ぜひ見ておきたいのが「マリンワールド」のライブパフォーマンス。イルカやクジラによる大迫力のライブやアシカたちの愉快なライブなど、みどころ満載です。
キリンやシマウマが暮らす草食動物エリアと、ライオンやチーターが棲む肉食動物エリアの2つのゾーンで構成される「サファリワールド」へは、ケニア号に乗るのがおすすめです。両ゾーンを車窓から見学できます。
動物たちとふれあうツアーに参加しよう♪
「サファリワールド」「マリンワールド」では動物たちとのふれあいを楽しめる各種のツアーも開催されているのでチェックしましょう。それぞれ公式サイトのWEBチケットストアで事前予約、チケット購入をしておくのがおすすめです。
●サファリWOW!ツアー
「サファリワールド」を徒歩でゆっくりと巡り、動物たちを観察して、においをかいで、おやつを与えるツアーです。アフリカゾウやアミメキリン、シロサイなどに、ふれられる距離に大接近!写真撮影もできてその迫力に思わずWOW!
●ドルフィンフィーディング
マリンワールドで、イルカにサインを出したり魚を与えて握手をしたり、ふれあえるツアー。
●アシカおやつタイム
アニマルアクションで活躍しているアシカに魚を与えることができるツアー。大きな口を開けてアシカがおやつを上手にキャッチ。リアクションもかわいくて癒やされます。
●マリンワールド「Wish!」
イルカへのフィーディングやアザラシのトレーニング体験、ペンギンとのふれあいなど、間近で動物を観察しながら、さまざまな体験ができます。動物たちの生活環境を観察したり、イルカの食事準備などの飼育体験を通して、環境問題について一緒に考える「体験型学習ツアー」です。
7種類のペンギンやアシカに会いに海獣館へ
レストランやショップが並ぶセンタードームに隣接する「海獣館」には、ペンギンやアシカたちが生き生きと暮らしています。
「海獣館」では、ペンギンたちが自然界で暮らす様子を再現して、現在7種類約500羽を飼育中で、種の保存のための繁殖研究を行っています。
「ペンギンの食事タイム」は1日2回の開催。スタッフの解説を聞きながら、食事風景を観察することができます。
ランチタイムはパンダグルメを楽しもう!
お楽しみのランチタイムは、園内のレストランやテイクアウトのショップで。「ふれあいの里」にあるパン工房にはパンダの顔をモチーフにした愛らしいランチプレートが充実しています。ほかにも「パンダ肉まん」1個350円などの軽食もあるのでお試しを。
愛らしいパンダモチーフのおみやげをゲット!
アドベンチャーワールドのおみやげはパンダデザインのお菓子やグッズを。 人気のカタヌキバウムはしっとりとしたバウムクーヘンの表面をパンダモチーフでコーティング。シルエットに型抜きすると可愛いすぎて、食べるのが惜しくなるほどです。園内のショップ、AWとシンビオーシスで限定販売しています。
ポップコーンが入った手提げ付きのパンダの形の容器は、おいしく食べた後は小物入れとしても使えそうです。
オリジナルパッケージのパンダの姿が愛らしいクーピーペンシル。色名も「パンダの毛の色」、「竹の色」、「りんごの色」などアドベンチャーワールドならではのオリジナル!
可愛いグッズやアートで「パンダバンブープロジェクト」を展開!
これ実は、パンダが食べ残した竹を有効利用して社会課題解決に貢献する「パンダバンブープロジェクト」の活動の一環。里山を荒廃させる竹を伐採し、パンダの食事として活用、またパンダが食べない竹の幹の部分や食べ残した竹もこのように有効活用することで里山の環境を守ることにもつながっています。ぜひおみやげにいかがでしょうか。
2023年8月14日には「彩浜」の5歳の誕生日を記念して竹300本を使用して制作されたアート作品が公開され、「パンダラブ」に展示されています。これも、「パンダバンブープロジェクト」の一環。竹あかりプロデュース集団CHIKAKEN(ちかけん)と共同の取り組みです。竹を使った巨大な建築物をつくることで知られ、世界的に活躍する台湾の芸術家ワン・ウェンチーを迎えて「共生」「共に楽しむ」をコンセプトに制作されました。
2024年秋には竹5000本を使用した巨大アート作品の制作も企画されています。「いのち」をテーマに世界中からボランティアを募り、多様なストーリーが盛り込まれた作品が制作される予定です。楽しみですね!
■アドベンチャーワールド
住所:和歌山県白浜町堅田2399
TEL:0570-06-4481
営業時間:10〜17時(季節により異なる)
定休日:不定休(公式WEBサイトで要確認)
入園料:5300円、65歳以上4800円、12〜17歳4300円、4〜11歳3300円
アクセス:JR白浜駅から明光バスアドベンチャーワールド行きで10分
Text:杏編集工房・中島彰子
和歌山へのおでかけに!
『るるぶ和歌山 白浜 パンダ 高野山 熊野古道 '24』もチェック
パンダに会えるアドベンチャーワールドや白浜、高野山、熊野古道などの定番スポットはもちろん、旬の絶景スポットやフルーツ王国ならではの豪華なパフェ、海が見える宿まで、和歌山旅の楽しみを凝縮した1冊です!
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