飛騨高山レトロミュージアムで昭和レトロを体感!撮って、遊んで、味わおう!

飛騨高山レトロミュージアムで昭和レトロを体感!撮って、遊んで、味わおう!

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「古い街並み」や飛騨牛、高山ラーメンといった、魅力があふれる岐阜県・高山市。そんな高山市で、今注目のスポットが「飛騨高山レトロミュージアム」です。館内には昭和のアイテムがずらりと並び、当時を知る人には懐かしく、また、初めて見る人には新鮮なものばかり。普通のミュージアムと違って、見るだけでなく、写真を撮ったり、ゲームで遊んだり、当時を再現した給食を味わったりと、実際に体験しながら楽しめるのも人気の理由。そんな飛騨高山レトロミュージアムのみどころをご紹介します!

Summary

足を踏み入れると、そこは一気に昭和の世界!

「飛騨高山レトロミュージアム」はJR高山駅から徒歩10分ほどの場所にあります。昭和20~50年代の街並みを忠実に再現し、まるでその時代にタイムスリップしたかのような気分になれる体験型のミュージアムです。
ミュージアムの壁には蚊取り線香や、通学路などでよく見かけた「飛び出し坊や」の初期のキャラクターといった、昭和世代には懐かしいレトロな看板が並んでいます。色褪せているのも味があって、ノスタルジックな雰囲気を盛り上げてくれますね。
入口に足を踏み入れると、そこは一気に昭和の世界!2018年に開館したこのミュージアムには、オーナーが収集した昭和グッズが所狭しと展示されています。

“ブリキ”や“ソフビ”のおもちゃ、ジュークボックスに釘付け!

フロントで受付を済ませたら、早速館内へ。まず迎えてくれるのは貴重なブリキの乗り物や、通称“ソフビ”と呼ばれるソフトビニール製の人形などのおもちゃ。自動車やバス、電車などのブリキの乗り物のおもちゃは、カラフルな色合いが楽しく、細かな部分も精密に描かれています。

ウルトラマン、仮面ライダー、ドラえもんなど、今も活躍するキャラクターたちの“ソフビ”も勢ぞろい。当時の人形は、どこかチープでおどけた表情に見えますが、それが逆に可愛い!今の時代のリアルな人形と違いを比べてみても面白いかもしれません。

こちらは戦後から1970年代ごろまで飲食店やホテルに置かれていた、とても貴重な真空管のジュークボックス。機械の中にはたくさんのシングルレコードが収納されています。好きな曲を選び、100円を入れてボタンを押すと、レコードの演奏がスタート!重厚感のあるしっとりとしたメロディーに、なんともノスタルジーな気分になります。

個性豊かな昭和のゲームに挑戦

テーブルゲームやスロット台がそろうゲームコーナーでも実際にお金を入れて遊ぶことができます!インベーダーゲームやドンキーコングのテーブルゲームは1回100円。

こちらはなんと、日本最古と言われるUFOキャッチャー1回10円。今のものより小さなサイズで、かわいらしいですね。制限時間の1分以内に、レバーでアームを動かして景品をつかみ取るのですが、この加減がなかなか難しい・・・!館内でも人気のゲームなので、混み合う時期は順番待ちの列ができることもあるそうです。

スマートボール3回100円は、ミュージアム内に何台も展示されているパチンコ台を寝かせたような形をしたピンボールゲーム。こちらのアメリカンなデザインのスマートボールは、穴にボールが入ると光るんです!手動でボールを突いて穴に入れるだけの単純なゲームですが、だからこそ夢中になってしまいますよね。
パチンココーナーには懐かしのパチンコ台もずらり。こちらは無料で子どもでも挑戦することができます。弾いた玉を上手くホールに入れると、独特のきらびやかな音や光がにぎやかに放たれますよ。

2階には現在も世界大会が行われているサッカーテーブルや、昭和の子ども部屋を再現したスペースも。靴を脱いで、当時の子どもたちのように家庭用のテレビゲーム機に夢中になってみましょう。厚みのあるブラウン管のテレビが懐かしいですね。

電気屋さんにおもちゃ屋さん、床屋さんなど、当時を再現したお店に潜入!

テレビゲームのある2階から再び1階に戻って、昭和のお店を再現したブースへ。電気屋さんには、古いテレビやラジカセが置いてあるのですが、今のものにはない配色がかえってオシャレに見えます。

重厚感のあるレトロカメラも電気屋さんで発見!最近はフィルムカメラが再び流行していますが、ここに並んでいるのは当時使われていた貴重なものばかり。カメラ好きにはたまらないコーナーです。

古いコミックや漫画雑誌を実際に読むことができる本屋さんでは、つい時間を忘れて夢中で読んでしまいそう。

おもちゃ屋さんには、当時流行していたキューピー人形やリカちゃん人形といったおもちゃが揃います。
1970〜80年代に爆発的なブームを起こした「モンチッチ」もおもちゃ屋さんで発見!親しみのある可愛らしさが世代や国を超えて愛されました。実は最近、さまざまな商品やメディアとコラボレーションして活躍しているそう。

こちらは床屋さん。鏡やデスクも木製であたたかみがあって、今とはかなり違った雰囲気です。右手前の赤い機械は、昭和の床屋さんや美容室で欠かせなかったサロンドライヤー。当時は髪をカーラーで巻いてから、このドライヤーに入って髪をセットしていたんです。

小学校の教室で、懐かしの給食を

1階にある小学校の教室は、黒板や机、椅子にかかったランドセル、壁の掲示物など、昭和の教室をそのまま再現。友達と一緒に、授業を受ける小学生になりきって写真を撮るのも面白いですね。

机の上には教科書や、ノート、筆箱といった勉強道具も。実際に当時使用していた教科書やノートは、書き込みなどがあってじっくり読みたくなります。

学校給食セット 980円
「学校給食セット」980円

嬉しいことに、この教室では給食も食べられるんです!「学校給食セット」は、あげパン、ソフト麺とミートソース、フィッシュフライ、牛乳に溶かしていろいろな味が楽しめるミルメークといった懐かしいメニューに、からあげ、エビフライ、手羽先も付いてボリューム満点。少しだけ給食気分が味わいたいという人は、あげパン、ソフト麺とミートソース、飲み物がセットになった「3点セット」750円をどうぞ。給食が食べたい場合は、入館する時に注文しておくのがおすすめです。

「あげパン」単品250円は、シュガー、きなこ、黒糖、カレーの4種類から、「ミルメーク」単品30円はメロン、コーヒー、バナナ、いちご、キャラメルの5種類から選べます。ふわふわのパンに砂糖がたっぷりまぶされたシュガーのあげパンは、懐かしくて、素朴な味。ソフト麺にかかった「ミートソース」単品400円は玉ねぎの甘みがしっかりしていて、子どもも喜んで食べられそう。飲み物は牛乳とミルメーク以外に、コカコーラやHI-Cオレンジ、瓶ラムネなどもありますよ。

館内には“映える”スポットがたくさん!

ミュージアムは館内全体がまるで映画のセットのように作りこまれていて、細かなところも見逃せません。壁に貼られた往年の映画スターのポスターや、哀愁漂う看板など、自分だけのフォトスポットを見つけて撮影してみましょう。

建物の裏側にも、懐かしい映画の看板や時代を感じさせるホーロー看板が。一際目を引くのは、オート三輪としても知られるダイハツミゼット。一緒に撮影して、当時の映画やドラマのワンシーンを再現してみるのも楽しいですね。


撮って、遊んで、味わって、さまざまな楽しみ方で、昭和レトロを体感できる「飛騨高山レトロミュージアム」。屋内施設なので、雨の日の高山観光にもおすすめですよ!


■飛騨高山レトロミュージアム(ひだたかやまれとろみゅーじあむ)
住所:岐阜県高山市神明町4-7
TEL:0577-70-8384
営業時間:10~17時
定休日:無休(元旦のみ休日、設備工事の臨時休館あり)
料金:大人800円、子ども500円(16時30分以降の入館は大人500円、子ども300円)※2023年6月現在
※専用の駐車場はないため、徒歩1分の市営神明駐車場や市営中橋駐車場などの、有料駐車場をご利用ください。

Text、Photo:さかだちブックス

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