池袋「Brasserie Laiton」の焼きたてパンをホテルのテラスで優雅に味わう

池袋「Brasserie Laiton」の焼きたてパンをホテルのテラスで優雅に味わう

食・グルメ ベーカリー カヌレ バゲット レモネード スコーン
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「Brasserie Laiton(ブラッスリー レトン)」は、池袋駅のすぐそばにあるベーカリー併設のフランス料理店。低温でひと晩寝かせて小麦本来のおいしさを引き出した上質な生地を使い、日本人になじみあるお菓子系のパンも焼いています。今回は人気メニューをテイクアウトし、店の目の前にあるデザインホテルのテラス席で味わいました。

Summary

西池袋エリアの人気フレンチが手がけた「Brasserie Laiton」併設のベーカリー

池袋駅のメトロポリタン口を出てすぐの路地裏。こちらのお店の周囲はまるでヨーロッパのような雰囲気です。それもそのはず、店舗プロデュースは世界的グルメガイドに掲載されるなど、西池袋エリアで人気を博すフレンチ「Cheval de Hyotan(シュヴァル・ドゥ・ヒョータン)」。その姉妹店として誕生したクラシカルなフランス料理店で、焼きたてパンが並ぶべーカリーまで併設されているんです!

ベーカリーはいつでも気軽に立ち寄れるオープンな雰囲気。フレンチにぴったりなハード系だけでなく、あんぱんやメロンパンといったなじみのある菓子パンまで、常時30〜40種類ほどを揃えています。もちろんただの菓子パンではなく、どの生地も粉類と水だけで丁寧に作ったルヴァン種を使用し、2℃の低温でひと晩じっくりと熟成させることで、小麦のおいしさを引き出したクオリティの高いものばかり。

一般的にはパスタ用とされるセモリナ粉を使用することで、料理のお供に最適な食感に仕上げているというハード系も気になりますが、今回はお菓子系のパンでカフェタイムを満喫することにしました。店内にイートインのスペースはありませんが、お店の目の前にある、とってもすてきなテラス席を利用することができるんですよ!

イートインで楽しむなら「ホテルヒソカ」の開放的なテラス席へGO

暖かな木漏れ日に包まれながら、ひと息つくことができるテラス席。ここは「自分らしく、心穏やかになれる場所」をコンセプトとしたデザインホテル「ホテルヒソカ(hotel hisoca)」のエントランス前です。宿泊していなくてもフロントでドリンクをオーダーするだけで、シンボルツリーと調和した大型の木製テーブルや4人がけのガーデンテーブルで「Brasserie Laiton」のパンを楽しむことができます。

上質なパンと合わせるのにふさわしいと評判なのが「ローズレモネード(フェンティマンス)」480円(ホテル宿泊者は380円)。世界有数の産地であるブルガリア・カザンラクのバラから抽出したピュア・ローズオイルの香りをはじめ、天然レモン果汁の酸みやジンジャーの辛みを利かせたノンアルコール飲料です。

ドリンクのオーダーと合わせて相談すれば、氷入りのグラスやパン用の器を無料で借りることもできます。テーブルの上に並べれば、気分はヨーロッパの街角にあるカフェに訪れたよう。おしゃれな空間でやさしい風を感じながら味わうパンは、それだけでもう充分にぜいたくなのですが……想像していた以上に味わいも上質なものでした。

「ピスタチオ」や「カヌレ」などパンはカジュアルかつエレガント

(写真左上から時計回りに)「カヌレ」300円、「アールグレイスコーン」280円、「ラムいちじくとクリームチーズ」360円、「ピスタチオ」380円

例えば「ピスタチオ」は、レストラン用のバゲット生地に、砕いたクルミを練り込んだ力強い食感が魅力。ピスタチオ&クルミのナッツ感と練乳クリームの甘さも見事に調和しています。菓子パン好きの方にはもちろん、本格的なハード系のパンを好む方にもおすすめです! 

ラム酒をふんだんに生地に含ませつつ、1時間じっくり火を入れることでもっちりとした食感に仕上げているという「カヌレ」。茶色い表面は薄くキャラメリゼされているかのようにサックリとしながら、クリーム色をした中は非常にもっちり。食感のコントラストだけでなく、焦がしバターとラム酒によるリッチな香りもたまりません!

ほかにも印象的だったのが、水を使用せずヨーグルトの水分だけで仕上げたという「アールグレイスコーン」。生地の素朴な甘みや酸味によって、チョコチップ、アールグレイといった個性のある風味が引き立っていました。

ラム酒に漬け込んだ乾燥イチジクのハーフカットが、ごろごろと4・5片ほど入っていたのは、その名もずばりな「ラムいちじくとクリームチーズ」。こちらもバゲット生地にクルミを練り込んでおり食感は力強く、なめらかなクリームチーズや弾力のあるイチジクとの対比がおもしろかったです。果実感のある大人っぽい味わいなので、ワインなどとの相性もばっちりでしょう。

居心地のよい空間、そしてパンの味わい、どちらもカジュアルさとエレガントさを兼ね備えているテラス席&ベーカリーでした。地域に根付いたパン屋さんが少ないという池袋駅の西側エリアで早くも大勢のファンが足繁く通っていることにも納得。ゆったり優雅なひとときを過ごすのにも最適なので、池袋駅近くで用事がある際にも立ち寄りたくなるお店でした。ぜひ、次回は併設のフランス料理店と合わせて楽しんでみたいです!


Text&Photo:柴山たき(effect)

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