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【パレスホテル東京】開業10周年リニューアル! 「アフタヌーンティー “Stones”」の美しくも贅沢な秋メニューに魅了される

【パレスホテル東京】開業10周年リニューアル! 「アフタヌーンティー “Stones”」の美しくも贅沢な秋メニューに魅了される

アフタヌーンティー アート ホテル 東京都 るるぶ&more.編集部
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東京・丸の内にある「パレスホテル東京」が開業10周年を記念して、2022年9月1日より1階ロビーラウンジ「ザ パレス ラウンジ」で提供しているアフタヌーンティーをリニューアル。その情報を聞き、さっそく実食してきました。新しい「アフタヌーンティー “Stones”」の様子をリポートします。

Summary

皇居外苑のお濠に面した美しいロビーラウンジ「ザ パレス ラウンジ」

「パレスホテル東京」は、皇居外苑の大手門に近く“丸の内1-1-1”というアドレスを持つラグジュアリーホテル。前身は「パレスホテル」として昭和36年(1961)に開業し、2012年に新生「パレスホテル東京」としてグランドオープンしました。

都心にありながら、目の前に緑が広がる環境で、「アフタヌーンティー “Stones”」が提供される1階の「ザ パレス ラウンジ」は、皇居外苑のお濠を借景にしたホテルの顔のようなラウンジです。

暖炉と本棚が配された上質な空間は、優雅な午後が約束されているようで、期待感が高まります。

アフタヌーンティーは事前予約制。
席に案内されると、まず抹茶と干菓子が運ばれてきます。リニューアルされたアフタヌーンティーに合わせて選定された抹茶は「寿月堂」の「初昔(はつむかし)」。落雁はパレスホテル東京のオリジナルで、その亀甲文様は、ロビーの絨毯をモチーフにしたものだそうです。 お抹茶を一服いただいて、ひと息ついて、新生アフタヌーンティーを待ちます。

輪島塗塗師、赤木明登氏の漆器“Stones”で提供

運ばれてきたアフタヌーンティーのセットは、秋の気配をまとい、一つ一つがあまりにも美しく、しばし眺め入ってしまいました。 新しいアフタヌーンティーは、石川県輪島市を拠点に世界的に活躍する輪島塗塗師の赤木明登(あかぎ あきと)氏による漆器で提供されます。

今回の器は、赤木氏の代表作である河原石をモチーフに作られた漆器“Stones”に、ホテルからのインスピレーションを織り交ぜてデザインしたオリジナル作品。マットでモダンな質感に、色とりどりのスイーツやセイボリー(甘くない軽食)が映えます。

赤木氏の漆器をキャンバスに見立てたアート作品のようなアフタヌーンティーは、器に合わせてシェフが作り上げた12種類のスイーツと7種類のセイボリー、そしてスコーン。「自然との調和」を大切にし、茜色や柿色など日本の伝統色で彩られた品が並んでいます。

アフタヌーンティーといえば、セイボリーから先に食べるのが作法などといわれますが、「どれでもお好きなものからどうぞ。強いていえば、温かなスープから召し上がっていただければ」と統括ペストリーシェフの窪田修己(くぼた おさみ)氏。

それでは、一品一品をご紹介していきますね。

豊かな香りに包まれるとりどりのセイボリー

まずはセイボリーのプレートを右から時計回りでご紹介します。

1.「舞茸のヴルーテ」
舞茸のスープに、ミルクのふわふわの泡とドライベーコンがトッピングされ、豊かな風味を添えています。

2.「ビーツ 林檎 胡桃とフロマージュブランのカナッペ」
真っ赤なビーツに挟まれたクリームチーズは、やさしい甘さのドライリンゴとカリッとした食感のクルミがアクセントになっています。

3.「さつまいもとリゾーニのテリーヌ レモン風味」
リゾーニとはお米の形をしたパスタのこと。洋風のさつまいもごはんをイメージさせるテリーヌは、上にのった生ハムの塩気が、さつまいものやさしい甘さを引き立てています。

4.「玉子とトリュフのフォカッチャサンドウィッチ」
小さなフォカッチャは見た目がとても愛らしく、口に運ぶとトリュフが濃厚に香る大人の味わい。紅茶と合わせるのもいいですが、思わずシャンパーニュが飲みたくなる一品です。

5.「サーモンのリエット マッシュルームのサラダ」
バゲットの上にサーモンとジャガイモを練り合わせたリエットがぬられていて、香りよいブラウンマッシュルームをのせています。

6.「人参のタルト」
ニンジンのムースに、くるりと巻いた人参のサラダが飾りつけられ、キャヴィアやコンソメゼリー、ニンジンの葉っぱが添えられた華やかな一品です。

7.「ラディ オ ブール 柚子風味」
シャリッと歯ごたえが軽快なラディシュに、柚子風味のバターをのせ、ビオラの花びらが飾ってあります。ピックをつまんで、一口でいただきます。

秋色に彩られたアート作品のようなスイーツたち

次にスイーツの一皿をご紹介します。こちらは右上から時計回りで。

1.「洋梨のジュレ」
ガラスの器に入った洋梨のスープには、洋梨のコンポートと小さなハーブや食用花を浮かべ、秋の落ち葉が流れる川を表現しています。

2.「カシスのムース」
キキョウの蕾をイメージした、紫のコロンとかわいいフォルムのムースで、さわやかな風味です。

3.「ピスタチオのエクレア」
落ち葉をかたどったサブレがのったエクレアは、ピスタチオのカスタードクリームとクリームシャンティ(ホイップクリーム)の2種のクリームで彩られています。エクレアの中にはチェリーのシロップ漬けも入り、濃厚で香り高い味わいに仕上がっています。

4.「タルト ポム」
下はココナッツを使用したサブレショコラ。真ん中にキャラメリゼしたリンゴが入っていて、周りをチョコレートでコーティング。トップのリンゴは、ススキが秋風になびく様子を表現しています。甘酸っぱいリンゴと、チョコレートの風味、サブレのサクッとした食感などが合わさり、繊細で奥深い味わいです。

5.「栗 グリュエ ド カカオの糖衣がけ」
ベースはバニラクリームと栗で、四角いモンブランといった感じ。枯山水を模した波模様の上には、石に見立てて、糖衣がけしたカカオニブがちりばめられています。

二皿目のスイーツをご紹介します。こちらは右手前から時計回りで。

1.「メープル風味のムラングシャンティイ オレンジのジュレ」
秋の雲を、カリカリに焼いたメレンゲで表現。裏側にはふわふわ食感のメープル風味の生クリームとオレンジのジュレが潜んでいます。

2.「ブルーベリーチーズケーキ」
紫のドーム状になっているのがブルーベリーチーズケーキ。上にのっているのは、キキョウの花をかたどった可憐な飴細工です。

3.『菓匠 菊家』の練り切り
二十四節季ごとにメニューが変更となりますが、撮影時は、お月見を連想させるうさぎさんでした。

4.「紅茶風味のマカロン 紅茶のバタークリーム」
キラキラと輝く夕日をイメージし、金箔で化粧を施したマカロンには、紅茶風味のバタークリームと、ラズベリーとイチジクのジュレが仕込まれています。

5.「ほおずき アプリコットとヴァニラのパート ド フリュイ」
秋が旬のフレッシュなほおずきは、プチッと弾けるような歯ざわりと甘酸っぱさが魅力。アプリコットとヴァニラのパート ド フリュイ(果汁を煮詰めたゼリー状のもの)でコーティングされることで、豊かな香りが広がります。

6.「ババ オゥ ラム コーヒー風味のクリーム」
グラスに入っているのはラム酒のシロップを染み込ませたブリオッシュ生地に、コーヒー風味のクリームと、落ち葉をイメージしたショコラが飾られています。

7.「全粒粉の使った塩サブレ プラリネのガナッシュクリーム」
正面から見るとお月様のように見えるサブレに、ナッツ入りのチョコレートがサンドされています。

“Stones”からのインスピレーションで生まれた黒いスコーン

蓋付きのオーバルの中に入っているのは、真っ黒な溶岩石のように見える「竹炭とカカオのスコーン」。“Stones”というテーマから、岩をモチーフにしたそうです。添えられているのはクロテッドクリームと巨峰のジャム。

こちらのスコーンは、リクエストすればお代わりを持ってきてくださるそうですよ。

「アフタヌーンティー “Stones”」では、自由に好きな順番で食べられるようにと、セイボリーやスイーツを一度に全て持ってきてくれます。何から食べようかと非常に迷いますが、順次、食べたいものをのせるために、“Stones”シリーズの小さなお皿が用意されています。

豊富なティーメニューから飲みたいものを存分に

スイーツやセイボリーをどんな飲み物と一緒に楽しむかは、人それぞれ好みが分かれるところです。 「アフタヌーンティー “Stones”」では、紅茶だけでもクラシカルティー5種類、アロマティー4種類があり、そのほかにシーズナルティーセレクション3種類、ハーブティー、日本茶、中国茶が各4種類、コーヒー4種類と全28種類が用意されています。これらのお茶類は、好きなものを好きなだけオーダーすることができ、基本料金の中に含まれています。別途、グラスシャンパーニュ付きのセットもありますよ。

秋を感じさせるキキョウの蕾や花、茜色に染まる夕日や雲、苔の緑や舞い散る枯葉……。モダンな漆器の上に並ぶスイーツやセイボリーを目の前にして、美しすぎて一瞬、食べるのが「もったいない!」と思ってしまいました。しかし、実際に食べてみると甘み、酸味、塩味、苦みなどが絶妙なバランスでちりばめられていて、そのおいしさにさらに感動。

お濠の石垣や水面が眺められるロケーションも唯一無二のもので、最初から最後まで、眼福&口福で満たされます。 メニューは3カ月ごとに変更されるとのこと。一度体験すると、また出かけたくなる飛び切り上質なアフタヌーンティーです。

新アフタヌーンティー付き宿泊プランも

期間限定で「アフタヌーンティー “Stones”」付きの特別宿泊プランもあります。開放感あふれるバルコニー付きの客室からは、都会の真ん中とは思えない丸の内の豊かな自然が眼下に広がります。自分へのご褒美にホテルステイなんていいですね。

■パレスホテル東京「アフタヌーンティー “Stones”」
提供期間:通年提供 ※要予約/1日20食限定
住所:東京都千代田区丸の内1-1-1
場所:1階 ロビーラウンジ「ザ パレス ラウンジ」
開始時間:11時〜17時30分 ※利用時間は2時間半
料金:1名8000円/グラスシャンパーニュ付き1万400円(サービス料15%別)
TEL:03-3211-5309/03-3211-5370(アフタヌーンティー予約専用ダイヤル)
WEB:https://www.palacehoteltokyo.com/restaurants-bars/afternoon-tea-stones/

■新アフタヌーンティー付き宿泊プラン
期間:2022年9月4日〜12月23日
部屋タイプ:デラックスツイン・キング with バルコニー(45㎡)
料金:2名1室朝食付き9万1000円〜(サービス料15%別)
TEL:03-3211-5218(パレスホテル東京 宿泊予約)


Text:YUKO


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