【2026年最新版】「京都鉄道博物館」の魅力を徹底解剖! みどころは? 最寄駅は? レトロなフォトスポットも
2016年に国内最大級の鉄道博物館として誕生した「京都鉄道博物館(きょうとてつどうはくぶつかん)」。実物車両などの見事な展示物はもちろん、蒸気機関車が引く客車の乗車体験や、トレインビューを楽しめるレストランなど、子どもから大人まで楽しめるスポットが盛りだくさん。今回は、博物館の全貌をご紹介します!
鉄道世界に大興奮のミュージアム「京都鉄道博物館」

2016年の開館以来、京都の観光スポットとして人気を集める京都鉄道博物館。「見る、さわる、体験する」をテーマに誰もが楽しめる学びの場を提供しています。
鉄道の歴史や進化する技術を、模型や現役で運行する車両から学ぶことができ、職員による資料解説セミナーやワークショップも開催。鉄道ファンのみならず、幅広い客層に向けたイベントを通じて、鉄道ワールドに触れることができる博物館です。

館内には、蒸気機関車から新幹線まで、近代化の歴史を物語る54両の実物車両が展示されています。
車庫や駅舎など、文化財である鉄道建築を見学することができ、館内では、電車の運転を体験できるシミュレータや、鉄道ジオラマ、軌道自転車の乗車体験など、多彩なコンテンツが用意されているので、子どもはもちろん、大人にとっても魅力的な施設となっています。
見応え十分! 見て触れて体感する鉄道ツアー
博物館は大きく分けて5つのエリアに分かれています。駅のホームをイメージしたプロムナードやトワイライトプラザ、本館、旧二条駅舎、国の重要文化財に指定されている扇形車庫があります。早速、館内を巡ってみましょう。

エントランスと本館をつなぐ屋外の展示空間「プロムナード」。駅のプラットホームをイメージした全長120メートルのスペースに、蒸気機関車、皇族・貴賓専用寝台車、昭和初期の食堂車、0系新幹線と歴史を辿る車両たちが展示されています。
時速200kmの壁を破った0系新幹線は、先頭車両だけでなく、グリーン車やビュフェ車を含めた4両が展示されており、見ているだけでワクワクしてきます。

プロムナードを抜けて本館に入ると、500系新幹線や寝台特急の583系など、JR西日本を代表する車両が出迎えてくれます。前からだけでなく、車両全体を見学することができます。

車両の下に空間を作り、普段は見られない台車や床下機器の構造を観察できるしかけが施されています。


オペレーターのアナウンスに従って、ハンドルを動かします。ホームの乗客なども忠実に再現された映像は緊張感もあり、運転士の訓練さながらの体験ができる、大人も楽しめるコンテンツとなっています。

日本最大級の大きさを誇る鉄道ジオラマ。そのレールの長さは1kmに及び、幅約30m、奥行約10mもあります。鉄道模型の走行に合わせて、臨場感のある車両走行映像や、京都の季節が移りゆく風景など、さまざまな映像プログラムが用意されています。

プログラムの上演時間外は、間近にHOゲージ(80分の1)模型を観察できます。

旧京都駅上家を移設して作られたトワイライトプラザ。京都鉄道博物館に移設される前は、前身の交通科学博物館でも使用されていました。大正時代を代表する、建築様式のひとつであるトラス構造になっています。寝台特急トワイライトエクスプレスの食堂車や、けん引機EF81形、通称「ゴハチ」と呼ばれるEF58形が展示されています。

国指定の重要文化財である扇形車庫。明治から昭和にかけて活躍した20両の蒸気機関車が並び、そのうち8両が、実際に動く状態で保存されています。

博物館では、本物の蒸気機関車が引く客車に乗ることができます。レトロな雰囲気の客車で、ゆったりと乗車体験できるのが魅力。往復1kmを走る蒸気機関車の旅を味わってみてくださいね♪
館内のレトロなフォトスポットをチェック!

博物館には、鉄道の歴史に関する建物や資料を紹介しているエリアが多数。昭和30~40年代をイメージした、レトロなフォトスポットをご紹介します。

レトロで丸いフォルムがかわいい、歴代車両のトレインマーク。多くの人で賑わうフォトスポットです♪


こちらは、鉄道の歴史を辿るコーナー「鉄道のあゆみ」にある一角です。昭和時代の木造駅舎をはじめ、駄菓子屋の建物や丸型のポストが懐かしい雰囲気。アンティークなアイテムを設置し、細部まで再現されています。

鉄道に関わる食、映像、音楽の展示コーナー。アンティーク調の照明や、展示品の数々による、クラシカルな空間が広がります。

こちらは昭和の改札口を再現。切符の窓口、時刻表が当時の雰囲気を物語ります。
レストラン・ミュージアムショップへ

こちらの建物は、明治37年(1904)に建設され、現役当時は日本最古級の木造駅舎と言われていた旧二条駅舎。京都市指定有形文化財に指定されている建造物です。中には蒸気機関車に関する展示のほか、ミュージアムショップが設置されています。



博物館内には京都の街を背景に、線路や電車が望めるレストランもあります。鉄道をモチーフにしたハヤシライスやナポリタン、ハンバーグなど、ボリューム満点のオリジナルメニューが豊富。タイミングが良ければ、目線の高さで走り抜ける新幹線を見ることができますよ。

こちらは、蒸気機関車や京都駅を発着する列車、京都の市街地を一望できるスカイテラス。飲食も可能なので、天気のいい日はここで休憩するのもおすすめです。

京都鉄道博物館へのアクセス・チケット情報

京都博物館の最寄り駅は、京都駅からJR嵯峨野線で一駅の梅小路京都西駅です。駅からは徒歩2分で行くことができます。
チケットは一般が1500円、高校・大学生が1300円、小・中学生が500円、3歳以上の幼児が200円となっています。
子ども限定のパスポート「ウメテツパスポート」もあり、小・中学生は1000円、幼児は400円と、とってもお得。子どもたちに人気のドクターイエローのパスケースもあります。
見学だけでなく、写真を撮ったり、乗車体験ができたりと、子どもから大人まで大満足の時間が過ごせること間違いなしです。ぜひ訪れてみてくださいね♪
住所:京都府京都市下京区観喜寺町
TEL:0570-080-462
営業時間:10~17時(16時30分最終入館)
定休日:水曜、年末年始(12月30日〜1月1日)※学休期間などは開館(詳細は公式サイトで要確認)
料金:一般1500円
Photo:櫛ビキチエ
Text:吉田侑(エディットプラス)
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