【伊豆・下田】白浜海岸の絶景と、伊豆最古の神社「白濱神社」で心を解き放つひとときを
青い海と白い砂浜が広がるビーチが象徴的な、静岡県下田市。海水浴シーズンはもちろんのこと、1年を通してこの地を訪れたくなる魅力が詰まっています。今回は、下田を代表する絶景「白浜海岸」と、伊豆最古の歴史を誇る「白濱神社」をご紹介します。
白浜のビーチを堪能!鳥居と海のコントラストは必見
静岡県下田市にある白浜海岸は、白い砂に透明度の高い海のコントラストが印象的な、伊豆を代表する美しいビーチのひとつです。
車を停めて海に向かうと、両側から葉が茂った通路が現れます。
ワクワクした気持ちを抱えて通路を抜けた先には、青く突き抜けるような空と海が広がり、そして岩の上に朱色の鳥居が鎮座していました。
潮が引いている時であれば、手前の岩から鳥居まで簡単に上がることができます。満潮の時は、濡れても大丈夫な靴やサンダルがベターです。
鳥居の目の前まで進むと目に飛び込んでくる、一面のブルー!朱と青の鮮やかなコントラストに、思わず息を呑んでしまうほど。
ご神域を表すしめ縄の下を覗くと、エメラルドブルーの海面が広がっています。その昔は「垢離取場(こりとりば)」として、修験者が身を清める場所として使われていたそうです。
鳥居をあとにしたら、そのままゆったり浜辺をお散歩するのも気持ちいい!
天気などの条件が合えば、空の青が砂浜に映し出されるリフレクションを楽しめるスポット。ぜひ、カメラを片手に訪れてみてください。
まずは拝殿へ。みどころたくさんの境内を散策
白い砂と限りないブルーを堪能したら、ビーチにある鳥居から歩いてすぐの白濱神社(しらはまじんじゃ)へ。正式には「伊古奈比咩命(いこなひめのみこと)神社」といい、縁結びと子育ての女性神を祭っています。
伊豆で最も古い神社として知られ、その歴史は2400年以上と言われています。
境内の参道の両脇には、堂々たる佇まいの2本の御神木が。左に樹齢2000年を超える「薬師の白槙(やくしのびゃくしん)」、右には天に昇る白龍にも見える「白龍の白槙(はくりゅうのびゃくしん)」があります。
早速、拝殿でお参りをしましょう。歴史を感じさせる、荘厳な雰囲気です。
お賽銭を入れて鈴を鳴らし、二礼二拍手一礼。静かな心で向き合いましょう。
少し視線を上げると、精巧な彫刻の中に、チャーミングな縁の下の力持ちを発見しました。
境内の左にある「見目(みめ)弁財天」は、縁結び、子授け、夫婦円満の神様が祭られています。縁結びの特別祈願も行なっているので、時間に余裕がある方はお願いしてみては。
伊豆で一番古い神社の本殿を参拝。自分と向き合うひとときを
本殿へは、拝殿の左にある階段から、国の指定記念物である青桐(あおぎり)樹林が茂る参道を進んでいきます。
先ほどまではビーチにいたはずが、わずか数分で非日常を感じる森の中にいることに驚きます。目の神様の祠を過ぎると、本殿が見えてきました。
長い歴史を歩んできた木々たちに囲まれた、本殿に到着です。「神域」の文字に、改めて気持ちが引き締まります。
白濱神社に祭られているのは、主祭神である「伊古奈比咩命」、勇気と繁栄発展の男神「三嶋大明神」、縁結び芸能の女神「見目」、知恵と繁栄の男神「若宮」、勇気と武道の男神「剣の御子」の五柱(いつはしら)。
耳を澄ますと聴こえる波の音と豊かな自然に、心が解放されていくかのよう。厳かな雰囲気の中、心静かに自分と向き合う時間を過ごすことができます。
白砂が美しい白浜海岸と、歴史ある白濱神社のある白浜エリアは、海岸線のドライブも爽快。晴れた休日に訪れたい魅力がいっぱいです。
Text:横畠花歩
Photo:森島吉直(しずおかオンライン)
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