【長野県】新展望エリア「白馬ヒトトキノモリ」が白馬岩岳マウンテンリゾートにオープン。山岳リゾートで大自然を満喫!
冬はスキーヤーやスノーボーダーでにぎわう長野県白馬村。ここ数年、グリーンシーズンの楽しみ方が続々と増え、注目が集まっています。その最新エリアが、2022年4月「白馬岩岳マウンテンリゾート」にグランドオープンした「白馬ヒトトキノモリ」。雄大な山の景色と、白馬限定のスコーンやソフトクリーム、ワクワクするアクティビティや遊具も揃っています。大自然に癒され、心も体もリフレッシュするひとときを過ごしてみませんか。
Summary
ゴンドラに乗って、まずは標高約1300mの山頂エリアへ
今回新たに誕生した「白馬ヒトトキノモリ」は、標高1100mの山の中腹に位置し、壮大な北アルプスの山々や白馬村ののどかな田園風景を望むスポット。信州初出店のティーラテとスコーンの専門店や、鏡面を用いたフォトジェニックエリア、ハンガリー発の「テックボール」などの遊具が点在し、大人も子どもも思い思いに楽しめる空間です。
「白馬ヒトトキノモリ」に行くには、山麓駅で入場料と往復のゴンドラ&リフトの料金が含まれたチケットを買い、4人乗りのゴンドラ「ノア」に乗ってまず山頂駅へ。そこから別のリフトに乗り換えて、山の中腹まで下っていきます。
山のすがすがしい空気を、胸いっぱいに吸い込もう
ゴンドラに乗って標高1289mの山頂駅に着くと、すぐ目の前に広がるのは、2019年夏にオープンした絶景の広場「岩岳グリーンパーク」。開放感いっぱいのパークからは、眼下に白馬村の景色を見渡せます。あちこちに置かれたチェアに腰掛け、深呼吸。日頃の疲れを忘れて、すがすがしい山の空気を体いっぱいに満たしましょう。
少し進むと見えてくるのは、山に向かって迫り出すように作られたブランコ。思い切り漕ぎ出せば、北アルプスの山々がまるで目の前に迫ってくるような大迫力!人気のあまり、最大5時間待ちになったこともあるとか。週末や繁忙期にはゴンドラ山頂駅前のガイドセンターで利用時間別の利用券を販売しているので、この開放的すぎる気持ちよさを体験したい人は、早めの時間に整理券をゲットしてから、ゆっくりリゾートを巡るのがおすすめです。
新エリア「白馬ヒトトキノモリ」へ
山頂エリアで遊んだら、近くにある5線サウスリフトに乗って約7分の山の中腹に広がる新エリア「白馬ヒトトキノモリ」へ。リフトに乗らずに、岩岳に生息する四季折々の植物を見ながらのハイキングなら、山頂エリアから遊歩道を歩いて20分ほどです。北アルプスの山々や唐松沢氷河を眺められ、眼下には白馬村の田園風景が広がる、気持ちのいい高原エリアです。
信州初出店!「CHAVATY HAKUBA」でピクニック
新エリアには、表参道や京都嵐山の人気店、ティーラテと焼きたてスコーン専門店「CHAVATY HAKUBA」があります。おすすめのメニューは、白馬エリアに自生する低木「クロモジ」を使った白馬限定のスコーン。和菓子用の楊枝や石鹸にも使われるクロモジは和製ハーブと称され、品のある爽やかな香りが特徴です。
ここではぜひ「ピクニックセット」を。プレーンまたはクロモジのスコーン、選べるティー、信州野菜のデリサラダ、白馬村「白馬ハム」の食材を使ったミネストローネを、ピクニックバスケットに入れて提供してくれます。外のデッキスペースをはじめ、「白馬ヒトトキノモリ」エリア内でお気に入りの場所を見つけていただきましょう。
アートな体験も楽しめる!大自然を鏡に映す「カガミノオウチ」
「CHAVATY HAKUBA」前にあるウッドチップが敷かれた広場は、まるでアート作品のような「カガミノオウチ」があります。北アルプスの山々が映り込む水たまりを模した鏡や、各地で街づくりをプロデュースする北山孝雄氏による水玉模様のオブジェなどが点在するフォトジェニックエリア。ところどころに立つ三角形の小屋は、内部が鏡張りになっていて、床に敷かれた藁の上に座ると、まるで万華鏡のような写真が撮れるんです。
ハンモックやツリーハウスで森林浴が楽しめる森のエリアもあります。緑に囲まれて「CHAVATY HAKUBA」のスコーンとドリンクを楽しむのも爽快です。さらに、卓球とサッカーを組み合わせたハンガリー発祥のテックボールや、ビリヤードとサッカーが合体したスヌークボールも。童心にかえって自由に楽しみましょう。
秋の三段紅葉に感動!天空の絶景テラスへ
リフトで再び山頂エリアに戻ったら、「ヤッホー!スウィングpresented by にゃんこ大戦争」の隣にある山頂テラス「白馬マウンテンハーバー」へ。建物奥のデッキに出れば、北アルプスの絶景が目の前に!岩岳山頂と北アルプスの標高差は2200m。その圧倒的な景観は息を呑むほどです。
例年10月中旬〜下旬には、珍しい「三段紅葉」が眺められるのも魅力。山頂の雪、山の中腹の紅葉、そして麓の木々の緑と、この時期だけの色鮮やかなグラデーションをお楽しみに。
「白馬マウンテンハーバー」前のブナの森の中には、自由に利用できるキャンピングチェアが。カフェでテイクアウトしたメニューをここで味わうのも贅沢です。Wi-Fi完備、コンセント付きだから、リゾートテレワークで訪れる人もいるのだとか。心地よくマイナスイオンを浴びながらの仕事は、きっとはかどりそうですね。
大自然の中を疾走!山岳リゾートならではのアクティビティも
山頂エリアには、爽快感あふれるアクティビティも用意されています。2021年に国内で初めて導入したというマウンテンカートは、白馬の大自然の中を颯爽と走れるアクティビティ。山頂エリアから「白馬ヒトトキノモリ」までの約1.4km、リフトに乗らず、オフロードを颯爽と駆け下りるのも楽しい!最大時速50km、エンジンなし、ハンドルとブレーキで操作するマウンテンカートはスリルたっぷり。このほか、電動アシスト付きマウンテンバイクのレンタル(30分1500円)もあり、アクティブに楽しみたい人にぴったりです。
北アルプスをバックに乗馬が楽しめる新アトラクションも、山頂エリアでスタートしました。リード付きの体験乗馬は、手綱を持ったスタッフとともに山道をのんびり進む体験コース。いつもとは違う高い目線で、山の景色をゆったりと満喫できます。このほか、レクチャーを受けたあと、自ら馬に合図を出してフィールドを巡る外乗りコース、ホーストレッキング(野外騎乗)も。快適な揺れ心地とワクワクする高揚感を存分に味わいましょう。
「HAKUBA DELI」でおいしい白馬みやげを
おみやげを選ぶなら、山頂エリアにあるレストラン「Hakuba DELI」に立ち寄ってみましょう。高原野菜の新しい楽しみ方を提案するこちらでは、ピクルスやドレッシング、漢方茶のティーパックなどが揃います。おしゃれなパッケージはきっと喜ばれるはず。
新スポットも増えて、1日たっぷり過ごせる白馬の山岳リゾート。四季折々の景色と山遊び、白馬限定のおいしいメニューを堪能しに訪れてみてはいかがでしょう。
■白馬岩岳マウンテンリゾート(はくばいわたけまうんてんりぞーと)
住所:長野県北安曇郡白馬村大字北城12056
TEL:0261-72-2474
営業時間:グリーンシーズンは2022年4月28日〜11月13日、ウィンターシーズンは2022年12月16日〜2023年3月26日
※ゴンドラ運行時間:8時30分〜17時(下り最終16時50分)、土・日曜、祝日(11月3日除く)は8時〜
定休日:期間中無休
料金:リゾート入場料(ゴンドラリフト往復乗車と5線サウスリフト往復乗車含む)大人2400円、小学生1300円、未就学児無料(大人1名につき1名まで。2人目からは小学生料金)
Text:塚田真理子
Photo:松本千尋
●新型コロナウイルス感染症対策により、記事内容・営業時間・定休日・サービス内容(酒類の提供)等が変更になる場合があります。事前に店舗・施設等へご確認されることをおすすめします。
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●旅行中は「新しい旅のエチケット」実施のご協力をお願いします。