【2023年は卯年!】いま大注目のうさぎ写真家utaさんにインタビュー

【2023年は卯年!】いま大注目のうさぎ写真家utaさんにインタビュー

ライフスタイルメディア編集部 ライフスタイルメディア編集部
インタビュー ライフスタイルメディア編集部 うさぎ 撮影テク 広島県
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瀬戸内海に浮かぶ大久野島(広島県竹原市)は、野生のうさぎが500~600羽生息する“うさぎ島”。そんなうさぎたちの楽園に22年間通い続けているのがうさぎ写真家utaさんです。うさぎたちのあどけない姿を収めた動画や写真が人気のTwitterはフォロワー数約4万3000人!そんなutaさんにうさぎとの出会い、大久野島の魅力などをたっぷり伺いました!

Summary

うさぎ写真家への道を決めた島

――うさぎ写真家となったきっかけ、うさぎさんたちとの出会いを教えてください。

2000年、当時暮らしていた広島県三原市(現在は熊本在住)から近かった大久野島へ「うさぎさんがいる島があるから行ってみよう」と、軽い気持ちで訪れたのが撮影をはじめたきっかけです。
一瞬でふたりとも大久野島のうさぎさんたちの虜になりました。

それから島に通い、複雑な島でたくましく暮らす姿を写真で伝える活動のほか、うさぎさんを守るルール作りなどにも取り組んできました。そんな活動を続けるうちに、だんだんとうさぎさんの撮影が忙しくなってきたため、うさぎ“専門”の写真家になることを決めました。



うさぎ好きの楽園“大久野島”の魅力

ーー大久野島はうさぎ好きのパラダイスとして近年大人気ですね。utaさんから見た魅力を教えてください!

大久野島は戦争の遺跡などもある、たくさんの「過去」を抱えた島です。
ですが、島には豊かな自然があり、その恵みを受けて多くのうさぎさんたちが暮らしています。自然の中で暮らす姿を間近で見守ることができる場所はほかにはないと思っています。

ーー島を訪れる際、気をつけることはありますか?

今は、うさぎさんたちの食べ物を持ち込むことは黙認されています(私たちは持っていきませんが)。そのことで問題とされているのが、食べきれなかった食べ物が放置されることです。放置された食べ物は、不衛生なのはもちろん、子うさぎの天敵でもあるネズミが増える原因にもなります。ですので、うさぎさんたちへのおみやげを持っていきたい方は「食べきれるだけ」を心がけていただければと思います。

それと、うさぎさんの怪我を防ぐため「足元にいるかもしれない!」と思いながら過ごしてもらえればと思います。人間に踏まれて骨折するうさぎさんが多いんです。

ーーおすすめの季節があれば教えてください。

春と秋は気候もよく、子うさぎも多くいる季節ですので、どなたも楽しめると思います。ただ私たちは、毛がモフモフした冬のうさぎさんがイチオシです。冬の大久野島は想像よりも寒いですが、うさぎは寒さに強いため、元気いっぱいに走り回っています。夏より活動的な姿を見せてくれますよ。



うさぎのココにキュンとする!

ーーutaさんが思う、うさぎの魅力はどんなところでしょうか?

魅力はやっぱり、かわいいところですね(笑)。
感動的な授乳シーンが撮影できると幸せな気分になります。人前で授乳を行うこと自体めずらしいことなので、なかなか出会うことも少ないのですが、命の営みを感じられる貴重なシーンです。
お顔を洗ったりあくびをしている姿も、自然な表情で大好きです。

ーー印象に残っているうさぎはいますか?

ブログをはじめた頃、家族のように思っていた大久野島のうさぎさんがいます。「ボス」と名づけて、見守っていました。女の子なんですけどね。

ーーたしかにきりっとしたお顔でボスの貫禄がありますね(笑)。短めのお耳が素敵です。ご自宅ではうさぎさんと暮らしていらっしゃいますか?

4年前に亡くなってしまいましたが「しろくま」といううさぎと暮らしていました。テレビなどでも取り上げていただけるような、独特な寝落ちをする子でした。白くてふわふわで、人懐っこくて、目に入れても痛くないほどかわいい娘です。 今も、しろくまから教えてもらったことを元に、うさぎさんたちと関わらせてもらっています。



うさぎを撮影するときのコツ

ーー大久野島のうさぎさんはもちろん、飼いうさぎでも撮影はなかなか難しいのですが、コツがあれば教えてください。

自然な写真が撮りたい場合は、とにかく「待つ」ことだと思います。ナイーブな生き物ですので、大声や物音で注意を引くのは止めましょう。
おうちで撮影する場合は、とにかく部屋を明るくすること、うさぎ目線のローアングルで撮影をすることを心がけると良い写真が撮れるかと思います。カメラのフラッシュはうさぎにとって大きなストレスになりますので、できる限り自然光での撮影をおすすめします。



JTBのカレンダーに「ふわふわうさぎ」が登場!

ーー「ふわふわうさぎ2023」では、たくさんのお写真をありがとうございました!掲載写真について、ひとことお願いします。

22年間撮影を続けている大久野島のうさぎさんの魅力を感じていただきたいと思っています。また、撮影会でのうさぎさんの素敵なポージングも必見です!かわいいうさぎさんたちに癒されてください。


  • 【プロフィール】
  • うさぎ写真家uta

  • 中村隆之、中村麿矢のふたりで「うさぎ写真家uta」として活動。2000年より大久野島に生息するうさぎを撮影。各SNSにて、大久野島のうさぎたちの魅力を発信。2011年の東日本大震災の際に行ったチャリティー撮影会をきっかけに、日本で初めてとなる移動式のうさぎ撮影会を開催。現在も全国でペットとして暮らすうさぎを撮影している。

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。

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