食・グルメ
2022.10.08
【横浜】エリスマン邸に「Café Ehrismann（カフェ・エリスマン）」オープン！歴史ある西洋館でティーブレイク
横浜・山手エリアにたたずむ洋館の一つ「エリスマン邸」に、2022年7月「Café Ehrismann（カフェ・エリスマン）」が誕生しました。レトロで異国情緒あふれる店内では、自家焙煎のコーヒーや手作りのパスタ、スイーツを堪能することができます。
ゆったりとした時間が流れる素敵な空間
「Café Ehrismann」が店を構える「エリスマン邸」があるのは、横浜・元町エリアの緑深い元町公園。元町公園は、元町から山手にかけての谷戸とよばれる地形に位置し、谷側には湧水を利用した史跡群、丘の上には「エリスマン邸」を含む歴史的建造物が立ち並んでいます。みなとみらい線元町・中華街駅から丘を上るように歩くこと約8分。白を基調とした洋館が見えてきます。
「エリスマン邸」は、生糸貿易商社・シーベルヘグナー商会の横浜支配人格として活躍した、スイス人フリッツ・エリスマン氏の邸宅。「Café Ehrismann」があるスペースは厨房だったそうです。館内に入ってすぐの突き当たりにあるのが「Café Ehrismann」の入口。
店内にはカウンター席とテーブル席があり、大きな窓に面したテーブル席からは緑豊かな元町公園を見下ろすことができます。四季折々の風景を眺めながらカフェタイムを楽しめるのが魅力。洋館のレトロな雰囲気も相まって、思わずぼーっと元町公園の景色を眺めていたくなります。
横浜市認定歴史的建造物である「エリスマン邸」がもつ、独特なゆったりとした空気感に合わせて店内にレイアウトされたインテリアも素敵。写真の手洗い所にさりげなくレイアウトされた手書きのタイルは、お客さんから寄贈されたものだそう。
提供される器がキュートな軽食メニュー
そんな店内でいただけるのは、パスタやスイーツなどの軽食メニュー。イチオシは「ボロネーゼ牛の赤ワイン煮添え」です。
ごろりと入った牛肉はじっくり煮込まれていて、口の中でほろりと溶けていくほどの軟らかさ。ボリュームたっぷりで、かなりお腹いっぱいになります。お好みでタバスコや粉チーズをかけて召し上がれ。
「ボロネーゼ牛の赤ワイン煮添え」を食べ終わるとお皿にキュートな蝶の模様が出現。こちらはポーセリアンアートの先生である小見山徳江氏が「Café Ehrismann」のために手がけたデザイン。プレートは数パターンあるそうなので、ぜひお皿にも注目してみてくださいね。
パスタと一緒にオーダーしたいのが、3種の紅茶。フレーバーは「ロイヤルダージリン」、「アールグレイ」、「ローズティー」の3つ。人気は「ローズティー」で、すっきりとした味わいながらふんわりとローズが香るさわやかな紅茶です。パスタとの相性も抜群！
提供されるコースターには「エリスマン邸」の文字と洋館がデザインされていてとってもキュート。
食後にオーダーしたいのはケーキなどのスイーツ。今回オーダーしたのは「桃のタルト」です。どっさりのった桃のコンポートとしっとりとした生地が絶妙なバランスでマッチ。 お店で焙煎しているというコーヒー豆を使用したコーヒーを一緒にオーダーするのもおすすめです。上品な味わいのスイーツとおいしいコーヒーの組合わせに会話も弾みそう。
山手の洋館「エリスマン邸」館内もぜひ見学を
「Café Ehrismann」でカフェタイムを満喫したら、そのまま帰るのはもったいない！「近代建築の父」とよばれるチェコの建築家アントニン・レーモンド氏の意匠がちりばめられた館内もぜひ見学を（無料）。館内を歩いて当時の暮らしに思いを馳せれば、海外にいるかのような非日常感を味わえるかもしれません。
「エリスマン邸」のある元町公園内にはほかにも、「山手234番館」「ベーリック・ホール」という2つの洋館があるので、足を延ばしてみるのもおすすめ。季節ごとに館内の装飾が変わっていたり、イベントなども開催されていたりするので、各公式サイトをチェックしてみてくださいね。
異国情緒あふれる館内で非日常を味わえる「Café Ehrismann」。日常に追われて疲れているなと感じたときや、山手エリアでのんびりカフェタイムを楽しみたいときに訪れれば、心も体もリフレッシュできるはず。もちろん、山手西洋館めぐりの途中に立ち寄るのもおすすめです。
Text&Photo：Maui Hara
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