おでかけ
2023.03.30
「北海道ボールパークFビレッジ」が2023年3月30日（木）に開業！新しい野球場の魅力を現地レポート
2023年3月30日（木）、札幌市の南東22kmにある北広島市に「HOKKAIDO BALLPARK F VILLAGE（ほっかいどう ぼーるぱーく えふ びれっじ）」が開業。 JR北広島駅から車で5分ほどの場所にある広大な敷地に、北海道日本ハムファイターズの新球場「ES CON FIELD HOKKAIDO（えす こん ふぃーるど ほっかいどう）」を中心として、ホテルやグランピングなどの宿泊施設やレストラン、サウナ、レジャー施設などが揃う一大エンターテインメント施設です。かつてない新しい野球場の魅力と楽しみ方を取材レポートします！
Summery
新球場はユニークな仕掛けが盛りだくさん！観戦スタイルもさまざま
「ボールパーク」とは野球場を中心として、商業施設や宿泊施設なども備える総合エンターテイメント施設。野球の本場・アメリカでは球場のことを親しみをもって「ボールパーク」と呼んでおり、近年日本のプロ野球でもその考えが広がりつつあります。
Fビレッジにも、球場周辺にはグランピング施設や大型遊具のあるキッズエリア、農業体験施設など、さまざまな体験ができる施設が広がり、野球観戦をせずとも一日中遊べる空間となっています。
Fビレッジの要となる新球場「ES CON FIELD HOKKAIDO」は、日本初の開閉式屋根付き天然芝球場で、日本では珍しい左右非対称型の形状。外野側は自然光が入るガラス張りの壁で、屋外のような開放的な雰囲気です。収容人数3万5000人のスタジアムは圧倒的なスケール感で、足を踏み入れるだけでもテンションが上がります！
両スタンドに設置されたタテ16m・ヨコ86mという世界最大級の大型ビジョンは、遠くから見ても大迫力。スタジアムのどこからでも臨場感たっぷりの試合を楽しめる工夫がされています。
より観戦を楽しめるように、さまざまな「スペシャルシート」が用意されているのも、ES CON FIELDならでは。こちらの「BIGBOSSシート」は名前のとおり、昨季までBIGBOSSを登録名としていた、北海道日本ハムファイターズ・新庄剛志監督が、ファイターズベンチ内で実際に座るシートを模した座席です。少し背の高い椅子からフィールドを見渡せば、気分はまるで監督！前にカウンターが設置されており、ちょっとした飲食をしやすいのもポイントです。
緑の人工芝が目に優しい「ユニ・チャーム マナーウェアドックスイート」も特徴的なシートの一つ。ワンちゃんと一緒に野球観戦ができる、愛犬家の方にぴったりなグループ観戦用BOXシートで、広々とした空間でゆったり試合を楽しめます。ペットフレンドリーな工夫がうれしいですね。
球場内のいたるところにアート作品が展示されているのも注目ポイント。WBCでも大活躍した、北海道日本ハムファイターズ出身のダルビッシュ有選手、大谷翔平選手の大きなウォールアートは必ず写真を撮りたいスポット！歩くだけでも楽しい空間で、創造力を刺激する、スポーツとアートのコラボレーションを楽しみましょう。
サウナやホテルからも！「TOWER 11」でかつてない観戦体験
フィールドのレフトスタンド側に立つ5階建てのビル「TOWER 11（たわー いれぶん）」も、注目したい施設の一つ。フードホールやミュージアム、フィールドを一望できるサウナやホテルなど、これまでの球場にはない仕掛けがいっぱい！ ちなみにビルの名前は、かつて日本ハムファイターズで「背番号11」を背負ったダルビッシュ有選手、大谷翔平選手に対する敬意を表し、命名されたのだそう。
4・5階は、アジア初のフィールドが一望できる球場一体型ホテル「tower eleven hotel（たわー いれぶん ほてる）」。球場内という唯一無二のロケーションが魅力で、家族や友人、グループでゆったり試合観戦するのにぴったりです。
客室のベランダからはフィールドを眼下に眺められ、まさに圧巻の眺め！試合のある日はもちろん、試合のない日も宿泊可能なので、天然芝フィールドをゆったり眺めて贅沢なひと時を過ごすのもいいですね。
室内には球場をモチーフにしたアートワークやインテリアが並び、ホテルのエントランスや廊下にも趣向を凝らしたデザインが！細部までこだわりを感じられる、野球好きの方にはたまらない空間です。
3階の「tower eleven onsen & sauna（たわー いれぶん おんせん あんど さうな） 」も見逃せません。フィールドを一望できる球場内の天然温泉とサウナは世界初！水着を着用してサウナ室や浴槽から試合を観戦できる、エンターテイメント性あふれる温浴施設です。
サウナ室の前方には大きなガラス窓があり、ここからも熱気あふれる試合を楽しめます。室内にはバットをモチーフにした手すりがあしらわれ、遊び心が感じられるつくりになっています。
ここでチェックしたいのが、半屋外にある24席の「ととのえテラスシート」。指定席チケットを購入すれば、温泉やサウナに入った後ととのいながら観戦できる、夢のようなシートです。 かつてない体験ができる「TOWER 11」で、野球観戦の楽しみ方がグっと広がりますね！
北海道の名店グルメが見逃せない！球場内製造のクラフトビールも
球場の周囲をぐるりと囲む360度回遊型のコンコース(メイン通路)には、北海道グルメの名店や道内初出店となる飲食テナントなど、多彩なフードショップが入ります。食事やお酒を片手に観戦に臨みましょう！
「リトルジュースバー」の「いちごけずり®」600円(右)は、観戦のお供にぴったり！ フェス飯の定番としても知られる人気スイーツで、削った冷凍いちごとふわふわミルクムースの相性がたまりません。上沢直之投手の背番号「15」にちなんだ「いちご15ミルク」750円(左)もおすすめです。
この他にも小樽のソウルフード「若鶏時代なると」の若鳥の半身揚げや、炉端焼きでカキやつぶ貝を味わえる「祐一郎商店」など、北海道を味わえる名店がずらりと軒を連ねます。
また、センターバックスクリーンには野球場では世界初となる、フィールドが一望できるクラフトビール醸造レストラン「そらとしば by よなよなエール」を設置。球場内限定のクラフトビールと食事を楽しみながら観戦ができちゃいます。
球場内で醸造された限定オリジナルクラフトビール3種類を含め、全6種類のビールを提供。いちおしのフラッグシップビール「そらとしば Play Ball! Ale」は、ホップ由来の爽やかな香りと心地よい苦みが特徴で、1杯目に飲みたくなる軽快な飲み口です。
2階には広々としたルーフトップエリアが広がり、開放的な空間でクラフトビール片手に試合を楽しめます。専用チケットの購入が必要な座席もあるので、販売情報をチェックしてから訪れましょう。
2024年にはシニア向け分譲マンションとメディカルモールができるなど、開業後も進化・成長していく「北海道ボールパークFビレッジ」。これまでの野球場のイメージを一新する新スポットへぜひ足を運んでみましょう！
■北海道ボールパークFビレッジ（ほっかいどう ぼーるぱーく えふ びれっじ）
住所：北海道北広島Fビレッジ
営業時間・休日：施設により異なる
駐車場：約4000台（要事前予約／1回1500～3000円）
※詳細は公式サイトを参照
Text & Photo：るるぶ情報版編集部
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