おでかけ
2022.10.19
【熊本】「阿部牧場」直営「ASO MILK FACTORY」を徹底取材♪ 阿蘇の新鮮ミルクを使ったグルメからおみやげまで！
阿蘇の新たな観光スポットとして人気の「ASO MILK FACTORY」は、世界的な賞を受賞して注目された牛乳「ASO MILK」で知られる「阿部牧場」のフラッグショップ。新鮮なミルクを使ったお菓子やスイーツ、併設するカフェやレストランで味わえる絶品グルメなど、はずせないポイントをたっぷりご紹介します。
Summary
「ASO MILK FACTORY」はどんな施設？
「ASO MILK FACTORY」は、「ASO MILK」で知られる「阿部牧場」のフラッグシップショップとして、2021年10月にオープンしました。
「ASO MILK」は、国際味覚審査機構で日本初、最高峰の三ツ星を獲得したオリジナルブランド。「牛とともに真っすぐに」「牛づくりは草づくり、草づくりは土づくり」をモットーに、阿蘇の大地に育まれた自然な甘さをもつ牛乳です。
「ASO MILK FACTORY」はオープン当初から話題を集め、週末ともなれば多くの観光客でにぎわいを見せています。ショップやレストランのほか、チーズ工房、スイーツ工房、カフェを併設し、「はな阿蘇美」最大の魅力であったバラ園も今まで通り楽しめます。
“美味しい”が並ぶショップで阿蘇みやげをGET。チーズの量り売りも
ショップでは、「ASO MILK低温殺菌牛乳」や「のむヨーグルト」をはじめ、それらの乳製品や自家製チーズを使ったスイーツを販売。阿蘇の銘菓や名産などのおみやげ品も豊富に揃っています。
自家製のナチュラルチーズは量り売りをしていて、ショーケースには外皮を塩水で洗いながら熟成させる「ウォッシュチーズ」や、長期熟成させることで旨味を凝縮させた「セミハードチーズ」、ドルチェとピカンテの2タイプを楽しめる「青カビチーズ」など自慢のチーズたちが。チーズはそれぞれに個性があるので、食べたことがない、どんな味かわからないという人は、スタッフに気軽に尋ねてみましょう。
搾りたてを出来たてへ。スイーツ工房とチーズ工房を見学
「ASO MILK FACTORY」にはスイーツ工房が併設され、ショップの窓からは「ASO MILK」を使ったバウムクーヘン「ASO MILKUCHEN」を焼く工程を見学できます。
オリジナルのおみやげとして人気の高い「ASO MILKUCHEN」は、ハードタイプとソフトタイプ（各1600円）の２種類。白い焼き上がりのソフトタイプは、独自配合した生地にしっかりと空気を含ませて焼くことで軟らかく、ふんわりとした食感。ミルクの風味とほどけるような口当たりが特徴です。
一方のハードタイプは、古くから伝わるバウムクーヘンの原型をイメージしたものだとか。表面は香ばしく、中はしっとり。噛むほどに小麦の香りや甘味、発酵バターの風味が楽しめます。
そのほか、卵を使っていないミルククッキー「阿蘇の草原 とぶ牛クッキー」やスパイスを利かせた「チーズスティック」などの焼き菓子も直営の工房で丁寧に作られています。
ちなみに、牛が赤いマフラーを巻いているのは、寒さの厳しい阿蘇で牛たちが風邪をひかないようにするためだとか。牛への深～い愛情の表れなのです。
同様に、チーズ工房も見学することができます。この日作っていたのは、モッツァレラチーズと“さけるチーズ”として知られるストリングスチーズ（各540円）。
熱いチーズを何度も伸ばす製造工程に大人も子どもも興味津々。みな思わず足を止めて見入ってしまいます。
搾りたての牛乳をすぐ加工し、出来たてのスイーツやチーズへ。「ASO MILK FACTORY」の美味しさは、牛乳の生産からそれを使った商品の製造、販売までを一貫して行えるからこそのものなのです。
カフェで新鮮ミルクを使った名物スイーツに舌鼓
ひと息つくなら、ぜひカフェスペースへ。おしゃれな造りでテラス席も備え、四季の景色と阿蘇の風に癒やされながらカフェタイムが過ごせます。
メニューは「ASO MILK」のソフトクリーム（400円）やジェラート、スイーツ、ドリンクなどをラインアップ。なかでも注目は、先ほどの「ASO MILKUCHENソフトタイプ」にソフトクリームを乗せた「バウムソフト」です。「なめらかなソフトクリームとバウムクーヘンの食感が意外に合う」と女性を中心にリピートも多いそう。
ジェラートはフレッシュミルク、いちご、くるみキャラメルなど色とりどりのフレーバーが16種類。コーンにはグラノーラを使用するなど、体への配慮も嬉しいですね。
また、マリトッツォに続くイタリアンスイーツとして密かに注目されている「カンノーリ」も見逃せません。カンノーリは、香ばしく揚げた生地に自家製リコッタチーズのクリームをたっぷり詰めたもので、イタリアのシチリアではとても有名な菓子の一つだそう。ネクストブレイク間違いなしかも⁉
ボーノ！レストランでチーズたっぷり絶品料理
施設内のレストランでは、「ASO MILK」や自家製チーズを使った料理の数々が味わえます。店内は独創的なデザインが目を引き、さながら気鋭の高級レストランのよう。ウェルカムドリンクならぬ、ウェルカム「ASO MILK」もここならではのうれしいサービスです。
ユニークなネーミングも印象的な「ASOボナーラ」は、女性人気No.１の看板メニュー。「ASO MILK」と自家製チーズに加え、ドイツの品評会で金賞を受賞した「ひばり工房」のベーコンや「大塚ファーム」の卵など厳選した地元食材を使用。仕上げには「パスタより多いんじゃないの⁉」というくらい、セミハードチーズを贅沢に振りかけてくれます。
一般的なカルボナーラとは違い、卵は食べる直前に自分で絡めるスタイル。太めでもちもちとしたパスタは、シェフこだわりの特注なのだとか。
もっともっとチーズを味わいたい！というチーズ好きには、「ASO MILKクワトロフォルマッジ」がイチオシです。白カビチーズ、青カビチーズ、ウォッシュチーズ、モッツァレラチーズの4種を使ったチーズ尽くしの特製ピッツァで、クルミの食感と黒胡椒の香りがアクセント。お好みでハチミツをかければ、チーズの塩味とハチミツのふくよかな甘さがベストマッチ！
そのほか、チーズを後がけするハンバーグやカレー、シチリア伝統のアイス「カッサータ」など多彩なメニューはいずれも絶品。目移り必至なのでご注意を。
西日本最大級！「はな阿蘇美ローズガーデン」
前身である「はな阿蘇美」の目玉施設だったバラ園は、リニューアルしてもその魅力は変わらず。西日本最大級のバラドーム温室と敷地内には、イングリッシュローズをはじめ750種、4000株のバラが咲き誇ります。
有機肥料を使用し、ベテランのガーデナーが管理したバラは、春と秋が最盛期。春はGW～6月中旬、秋は10月中旬～11月中旬に見頃を迎えます。満開のバラアーチをくぐることができるのは春の時期だけ。秋バラは香りが強く、色味が深いのが特徴です。
世界に誇る阿蘇の大自然が育む、世界品質の「ASO MILK」。それを使ったグルメが満載の「ASO MILK FACTORY」は、見て、買って、食べて大満足間違いなし。阿蘇の新名所としてぜひとも訪れたいスポットです。
■ASO MILK FACTORY(あそみくるふぁくとりー)
住所：熊本県阿蘇市小里781
TEL：0967-23-6262
営業時間：9時30分～18時、レストラン11～15時、ローズガーデン9時30分～17時（バラドーム10時～16時30分最終入場）
定休日：無休
駐車場：約200台（共有）
屋内、ローズガーデン禁煙
Text：前田健志（パンフィールド）
Photo：梅木啓志（パンフィールド）
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