【千葉県の爽やかスポット】「マザー牧場」の楽しみ方
房総の山々を見渡す山の頂上近くにあるマザー牧場は、広々とした敷地をもつ観光牧場。場内にはさまざまな動物たちが暮らしており、乳しぼりなどのふれあい体験や牧場グルメを楽しめるほか、季節のイベントも盛りだくさん。開放的で気持ちいい、マザー牧場の楽しみ方をご紹介しましょう。
何ができるの? マザー牧場でできること
実際にマザー牧場でできることをまとめてみました。ダイジェストでご紹介しましょう。
①イチオシはこれ! マザーファームツアーDX
トラクタートレインに揺られながら、羊や牛たちが暮らす広大な専用エリアを巡るスペシャルな遊覧体験型ツアー。愉快なガイドの案内で、いろいろな動物たちと出会い、ふれあうことができます。 記事の後半で詳しくレポートするのでお楽しみに。
②動物たちが愛おしい! ショー&イベント
場内各地で用意されているショーやイベントでは、動物たちが活躍する姿を見ることができます。羊を誘導する牧羊犬や、レースで走るこぶたたちに、思わず声援を送りたくなります。
ショーとイベントのスケジュールは入場ゲートで配られる場内マップに記載されています。入場したら最初にスケジュールを組み立てるのがおすすめです。
③かわいい動物にタッチ! ふれあい体験
珍しい動物たちと直接ふれあって手ざわりを確かめられるのもマザー牧場の大きな魅力のひとつです。堂々と歩く大きなリクガメのほか、ネズミの仲間のマーラなどと仲良くなれるチャンスです。
④季節の花にうっとり! お花畑の散策が楽しい
場内には数カ所の花畑があり、春は菜の花、夏はネモフィラや桃色吐息など、季節の花が彩りを添えます。まるでじゅうたんのようなお花畑を見るだけでも訪れる価値がありますよ。開花情報は公式サイトで確認できるので、ぜひお花のシーズンを狙って訪れてください。
⑤ジップラインやバンジーも! アトラクションが充実
じつは場内にはアトラクションがたくさんあります。観覧車のある遊園地「わくわくランド」のほか、圧倒的な開放感のなかでスリルを味わえる「ファームジップ」や「ファームバンジー」も人気です。遊園地は、動物に飽きてしまった小さな子どもの気分転換にもぴったりな場所ですよ。
⑥手ぶらで旬の味わいを満喫! 味覚狩り
場内の農園では、イチゴやブルーベリー、サツマイモ 、キウイフルーツなど、旬の味覚狩りを楽しめます。道具は全部揃っているので、手ぶらで来ても大丈夫。動物たちとふれあうついでに、気軽に味覚狩りを楽しめるなんて素敵すぎます。
⑦牧場ランチを堪能! 充実のグルメスポット
場内にはレストランやフードスタンドが点在しているので、ランチの心配もいりません。名物のジンギスカンをはじめ、ラム肉のハンバーグや自家製ソーセージなど、牧場らしいオリジナルメニューも豊富です。食後にはソフトクリームなど、牧場スイーツを楽しみましょう。
じつはこのジンギスカン、創業60周年を迎えた2022年に、創業以来守り続けたタレの味をリニューアルしたそう。フルーティーな酸味と辛みのアクセントが加わり、よりおいしくなりました。
⑧おみやげ選びが楽しい! 牧場グルメみやげ
1日たっぷりと楽しんだ後は、おみやげ選びがお楽しみです。自家製ソーセージやヨーグルトなど、オリジナルの牧場グルメはわざわざ買いに来る人がいるほどの人気です。たっぷりと時間をとって、おみやげ選びを楽しんでください。
⑨なんと宿泊体験も! グランピングで牧場ステイ
2021年の夏、場内の一角に、グランピング施設「マザー牧場 グランピング THE FARM」が誕生しました。10種類から選べる快適なテントやコテージを備えており、静かな牧場の夜を満喫できます。宿泊は1泊2食付きで、こだわりのBBQディナーのほか、モーニング手しぼり体験やアルパカのおさんぽなど、宿泊者限定の動物とのふれあいアクティビティも体験できます。
利用は宿泊者限定で宿泊は事前予約が必要です。詳細はHPでご確認ください。
いかがでしたか? かなりダイジェストで紹介しましたが、いろいろな楽しみ方があることがおわかりいただけたかと思います。
では、次はお待ちかね、人気のマザーファームツアーDXのレポートです。
編集部イチオシ! マザーファームツアーDX
実際に参加した様子をレポートしましょう。
所要時間:約60分(運行ダイヤは日によって異なります)
料金:大人(中学生以上)1600円、小人(4歳~小学生)900円
予約時間が近づいたら専用エリアの入口にある乗車場所へ。トラクタートレインに乗車したらいよいよ出発です。ツアーは、元気なガイドさんによる案内付き。ユーモアたっぷりの解説には、牧場や動物たちの豆知識が散りばめられていて、笑ったり感心したり。とにかく楽しく過ごせます。
出発したらすぐにつづら折りの道を登っていきます。途中、いろいろな種類の牛たちがのんびりと草を食んでいる姿を見ることができます。日本では珍しい牛に、すぐ近くで出会えることも。しっかりと撮影しておきましょう。
斜面を上りきったら、海の風景が飛び込んできます。あまり知られていませんが、マザー牧場は房総の眺望スポットのひとつなんです。
牛舎の中では、仔牛のミルクタイムを見学。「えっ!こんなに飲むの」っていうくらい大量に飲んでいましたが、ノドを鳴らしておいしそうに飲む姿が印象的でした。
次は途中下車して動物たちとのふれあい体験の時間です。ヤギや羊、アルカパたちにエサやりもできます。エサが目当てというのはわかっていても、かわいい動物たちに囲まれると思わず笑顔に。
エサやり体験を終えてトラクタートレインに乗り込むと、次に待っていたのは牧羊犬のパフォーマンス。一本橋を渡らせるなど、羊を上手に目的地に誘導する様子は感動的でした。
動物たちとの時間を満喫した後は、ゆっくりと斜面を下っていきます。そして乗車した場所に到着したら1時間のツアーは終了。あっという間の楽しいひとときでした。
知っておきたい。プラスαの楽しみかた
マザー牧場でできることや定番の楽しみかたをお伝えしてきましたが、豆知識や裏ワザ的な実用情報も少し紹介しておきましょう。
まず、マザー牧場は広いです。端から端まで歩けばたっぷり30分はかかります。エリアは遊園地やアグロドームがある「山の上エリア」と、ふれあい牧場やうしの牧場がある「まきばエリア」の2つに分かれており、それぞれに入場ゲートと駐車場があります。最初にどこに行くか決めておけば、どちらのゲートから入るか迷わずに済みますね。 マザーファームツアーDXが目的なら、まきばゲートがおすすめです。
場内の移動は徒歩が基本ですが、場内を巡る「わんわんバス」と2つのエリアを結ぶ坂道を往復する「とんとんバス」というかわいい周遊バスも走っています。疲れたときや時間を節約したいときには利用しましょう。
わんわんバス 始発駅から400円、途中駅から200円(3歳以下は無料) 所要約15分 20分~40分間隔で運行
とんとんバス 上り200円、下り100円(3歳以下は無料) 所要約3分 随時発着
場内の過ごしかたとして、ツアーやショー、イベントに積極的に参加するのもいいですが、芝生の広場でのんびりと過ごすのもおすすめです。特に山の上エリアにあるみどりの広場は、のんびりするのにぴったりの場所。本を持ち込んで読書を楽しむのもいいですね。
のんびりするなら、比較的空いている午前中に到着するのがおすすめです。開園直後の時間帯には、ひつじの牧場からショーが行われるアグロドームに出勤する羊たちに会えることも。文字通り牧歌的な風景に癒やされます。
そんな贅沢な時間を過ごすには2年間パスポートが断然おすすめです。入場料3回分以下の料金で2年間入場フリー。しかも、わんわんバスやとんとんバスが乗り放題になるほか、売店商品の割引も受けられます。さらに、パスポートの有効期限3ヶ月前から期限後1ヶ月までに更新すると“ゴールドカード“になり、駐車場料金が無料になる特典も得られます。もっと気軽にマザー牧場を楽しめるようになりますよ。
最後におまけ。
場内で見つけたおもしろ標識です。どこにあるか探してみてください。
こんな遊び心もいっぱいのマザー牧場。たっぷりと時間をとって訪れ、楽しみ尽くしてくださいね。
●新型コロナウイルス感染症対策により、記事内容・営業時間・定休日・サービス内容(酒類の提供)等が変更になる場合があります。事前に店舗・施設等へご確認されることをおすすめします。
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●旅行中は「新しい旅のエチケット」実施のご協力をお願いします。