おでかけ
2022.10.24
阿蘇に広がる大草原を満喫するなら“ホーストレッキング”がおすすめ！ 「エル・パティオ牧場」で爽快な乗馬体験を
阿蘇の大草原をかわいい馬に乗って爽快に駆け抜ける―そんなまたとない旅の思い出をつくるなら「エル・パティオ牧場」へ。初心者から上級者まで幅広く楽しめるホーストレッキングでカウボーイ・カウガール気分を味わってみませんか？
Summary
阿蘇の大草原や雄大な山並みを眺めながら“人馬一体”となれる「エル・パティオ牧場」
「エル・パティオ牧場」は、阿蘇山の周囲約120kmにおよぶ外輪山の一角、やまなみハイウェイの途中に位置する観光牧場です。辺りは見渡す限りの大草原に囲まれ、阿蘇五岳、くじゅう連山、祖母傾山系を望む雄大な風景が広がります。こちらで楽しめる乗馬体験は、手軽な引き馬をはじめ、大自然と人、馬との一体感を味わえるホーストレッキングが全8コース。広大な敷地内にはレストランや宿泊施設も備え、多彩な楽しみ方ができるスポットです。
場内で大人しい馬たちとご対面。基本姿勢や操作方法をレクチャー
乗馬体験は受付順なので予約は必要ありません。ホーストレッキングは、初心者向きの「インディアンコース」や上級者向けの「西部開拓コース」などから選べますが、身長制限や体重制限があることに留意しておきましょう。 ※インディアンコースが身長120cm以上、その他のコースは身長130cm以上から。体重制限は男性80kg・女性70kg以下。
さあ出発！…の前にまずはインストラクターから乗馬の基本姿勢や手綱の操作、注意点などをレクチャーしてもらいます。指導はとても丁寧なので、初めての人でも安心。馬は近くで見ると大きいですが、その眼差しはとてもやさしく、見ているだけで癒やされますよ。この日の先導馬は牧場にいる馬たちのボス的存在「バッケーロ」（牡）。
牧場で生まれた最初の馬「スタンリー」（牡）に乗馬。お腹を両足のかかとで挟むようにトントンと蹴ると「進め」といった具合に、操作方法は意外とシンプルです。よく訓練された馬たちは人間の動きを理解してきちんと動いてくれます。
「馬は視野が広く、350度見えているので、背に乗った人の細かい動きも認識しています。人の感情をくみ取ることができる動物なので、乗っている人がどうしたいかを察してくれることもありますよ」と、インストラクターの龍明宏さん。馬の賢さに感動しきりです。
広がる阿蘇の大パノラマ！爽快なホーストレッキングへ出発
いよいよホーストレッキングのスタート。インストラクターとバッケーロが先導してくれます。阿蘇の雄大な大自然を人馬一体となって感じられるのが外乗りの魅力。今回は、草原の丘を通る「アパッチコース」を選択しました。
緑のじゅうたんに抱かれ、季節の風と草花の香り、心地よい揺れ、馬の足音などを感じながら阿蘇の風景を満喫。馬たちもとても気持ちよさそう。深緑の夏や金色のススキがたなびく秋など、季節のうつろいとともに変わる阿蘇の表情もみどころです。
目的に合わせてコースを選択。手軽なふれあい体験も
「アパッチコース」は約40分8800円。そのほか、約1kmのお散歩コース「インディアンコース」所要約20分4400円、やまなみハイウェイ沿いを通る約1.5kmの「ウエスタンコース」所要約25分5500円、すべてのコースを巡る「西部開拓コース」所要約75分2万無理のないコースを選びましょう。上級者は+1100円で「スペシャルコース」にレベルアップすることもできますよ。
もっとライトに馬とふれあいたい、という人は「ふれあいメニュー」がおすすめです。ガイドが馬を引く「引き馬」1650円（親子引き馬2200円）や、ミニチュアホースへの「えさやり体験」220円は、幼児のいるファミリーに人気となっています。
阿蘇の自然を全身で感じながらの乗馬体験や馬たちとのふれあいは、すてきな旅の1ページとなりそうです。
■エル・パティオ牧場（える・ぱてぃおぼくじょう）
住所：熊本県阿蘇市一の宮町三野2305-1
TEL：0967-22-3861
営業時間：9～17時(最終受付16時30分)、レストラン10～16時
定休日：無休(悪天候により休園の場合あり)、レストランは火曜
料金：引き馬3分1650円、コース20分4400円～
駐車場：あり／30台
Text：前田健志
Photo：梅木啓志
●新型コロナウイルス感染症対策により、記事内容・営業時間・定休日・サービス内容（酒類の提供）等が変更になる場合があります。事前に店舗・施設等へご確認されることをおすすめします。
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●旅行中は「新しい旅のエチケット」実施のご協力をお願いします。
この記事を書いた人
