姫路セントラルパークの遊び方。サファリパークから遊園地まで!
1984年のオープン以来、関西を代表するレジャースポットとして親しまれている姫路セントラルパーク。広大な敷地の面積は、なんと甲子園球場48個分。190種類、1200頭もの動物たちが暮らすサファリパークや、アトラクション満載の遊園地を備えた「姫セン」の楽しみ方を紹介します。
Summary
まずは入園情報をチェック
大阪方面からのアクセスは、電車とバスで約2時間。JR姫路駅から神姫バスに乗り30分ほどで、遊園地エリアの入場ゲート前に到着します。まずはこちらでチケットを購入。料金は入園料3500円~。遊園地アトラクションのフリーパス付きセットなら6500円~で広大な園内をたっぷりと遊び尽くすことができます!
ドライブスルーサファリで動物たちのリアルな生態を知る
190万㎡の広大な敷地は、サファリゾーンとアトラクション満載の遊園地ゾーンに分かれています。まずは姫セン屈指の人気エリア、動物たちが暮らすサファリゾーンへ!自家用車のドライブスルーサファリで巡りたい人は、直接こちらのサファリゾーンの入園ゲートに来て、料金を払ってもOKです。
マイカー以外の場合は、遊園地エリアの入口からホワイトタイガーのサファリバス(乗車料別途800円)に乗車し、サファリゾーンを周遊できます。徒歩での立ち入りは禁止なのでご注意を。いざ、動物たちが暮らすサファリへレッツゴー!
ドライブスルーサファリは肉食動物・草食動物を8つのセクションに分けて配置しています。まずは肉食動物セクションでチーターがお出迎え。穏やかに座っていますが、車の窓は絶対に閉めて進みましょう。
ライオンもご覧の通りのくつろぎぶり。複数の群れが対立し合うことなく平和に暮らしています。のんびりした姿に癒やされながらも、窓のすぐ向こうにライオンがいるという緊張感も。
トラのセクションでは姫路セントラルパークを代表する動物の一種、ホワイトタイガーの姿も。草原の緑の中では、その白さが際立ちます。全世界で約250頭しかいないといわれるホワイトタイガー。日本で約35頭が飼育されており、そのうちの3頭と会うことができます。
草食動物のセクションは、平原に暮らす動物たちからスタート。入ってすぐに現れるキリンの大きさに圧倒されます。2022年3月に生まれたばかりの赤ちゃんもすくすくと成長。愛らしい姿を見せてくれています。
ヒツジや牛の仲間も勢揃い。ムフロンやローンアンテロープなど、立派なツノを持った動物たちに見とれてしまいます。他にもアメリカンバイソンやラマ、運が良ければカバの水浴びなども見ることができます。
大型草食セクションには、サイやフタコブラクダなど、文字通り巨体を誇る動物たちが鎮座。ケタ違いの大きな体とゆらりとした動きのギャップがたまりません。
ドライブサファリの巡り方は自家用車、サファリバスの他に「サファリ・ザ・ライド」(乗車料別途2500円)、「冒険ライド」(乗車料別途2800円)という全面が檻となったバスに乗る特別コースも。こちらは金網越しにエサやりも体験でき、トラやライオンが檻の上に乗ってくるという動物好きな人にはたまらない内容です。それぞれ1日3回運行され、定員は1回につき20名。姫路セントラルパークの公式Webサイトから予約できるので、ぜひ動物たちの息吹を間近で感じてください。
チャイルズファーム&ウォーキングサファリでまったりと
サファリパークには、歩いて巡りながら動物を間近で見られるエリアもあります。「チャイルズファーム ふれあいの国」では、犬やうさぎ、馬、羊などとふれあい、エサやり体験も楽しむことができます。
2018年11月にはカピバラ専用のエリア「カピバラガーデン」がオープン。遊び場だけでなくお風呂まで完備され、いたれりつくせりな環境となっています。
自分たちだけのパラダイスで、カピバラたちは完全にリラックス。カフェやおみやげショップも併設されているのでカピバラ好きは必見です。
チャイルズファームから坂を下っていくと「ウォーキングサファリ」に突入。こちらでも放し飼いの状態で動物たちの生態を見ることができます。ワオキツネザルやワラビーなども周辺を自由に行き来し、鳥類と哺乳類が同じスペースで仲良く共存しています。
ウォーキングサファリの最終エリアは動物ごとに展示スペースが分けられたウォーキングアベニュー。こちらのレッサーパンダは、お父さんのケンタ、お母さんのジャジャ、娘のテマリという家族で暮らしています。まるでぬいぐるみのようなモフモフ感が最高にキュート♪
チンパンジーのアニーは姫路セントラルパークのレジェンド的存在。今でも活発に遊具で遊び、園長さんとも大の仲良しだそうです。
ドライブスルーサファリにいる動物のいくつかはウォーキングアベニューでも見ることができます。こちらのホワイトライオンはオスとメスが4頭ずつおり、2021年に誕生した赤ちゃんも含めると園全体で18頭が生息しています。
スカイサファリで草食動物の暮らしを空から観察
ぜひ体験してほしいのが、スカイサファリ。空から動物たちの暮らしを見ることができる全長約317mのロープウェーです。チャイルズファームのすぐ隣にある山頂「ふれあいの国」駅とウォーキングアベニューを抜けたところにある山麓「野生の国」駅を結んでいます。
高低差約41mの上空から約3分間、草食動物たちの暮らしを眺められます。乗車料金は無料なので、複数回乗る人も多いのだとか。
軽食からがっつりランチまで、姫セングルメをたっぷり味わう
姫路セントラルパークの園内にはいくつかの食事スポットがあります。がっつり食べたい人は遊園地エリアへ。和食&中華、洋食、ハンバーガーと3つのレストランがあり、今回は和食&中華の「アズーロ」に足を運んでみました。
アズーロの⼈気メニューは「カツチャーハン」1150円。チャーハンの上に大ぶりのカツが覆いかぶさったボリューム満点の一品です。チャーハンはパラパラした食感とほどよい塩気でさくさくと食べ進めることができます。ジューシーで柔らかなカツも絶品。気がつけばぺろっと完食してしまいました。
サファリパークのなかにも軽食メインのカフェがあり、パスタやフライ、ソフトクリームなどを食べることができます。
遊園地エリアで話題のアトラクションに挑戦!
遊園地エリアには約40ものアトラクションが設置されており、観覧車やメリーゴーランド、ジェットコースターなど幅広いジャンルを網羅。こちらだけで1日を使い果たしてしまいそうなほどのラインナップです。
絶叫マシンが充実する姫路セントラルパークで、今イチ押しなのが2022年7月にオープンした「ヴィーナスGP」。かつて九州のスペースワールドに設置されていた人気ジェットコースターを移設。設計はジェットコースターの神様と言われているアントン・シュワルツコフが手掛けています。
このコースターの魅力は、なんといっても縦横無尽に動き回るコース。約36mの最高部から一気に急降下すると上下左右の感覚がわからなくなるほど多彩なひねりが続きます。国内最大級という5.2Gの負荷で振り回され、他のジェットコースターにはない格別の心地よさを体験することができます。
遊園地エリアでは乗り物のアトラクションだけでなく、アニマルステージで1日に2回、アニマルパフォーマンスショーを開催。芸達者な犬たちによる、くすっと笑えるパフォーマンスに心が癒やされます。
夏はプール、冬はアイスリンクもお楽しみ
サファリパークと遊園地だけでも大満足な姫センですが、季節ごとのレジャーも展開。夏には西日本最大級の広さを誇るプール「アクエリア」がオープン。定番の流水プールの他、7段に分かれたロックプール、5種類のスライダーを完備し、夜にはネオンに彩られたナイトプールも開催されます。
冬は、屋内型スケートリンク「風の城アイスパーク」で天候を気にすることなくアイススケートが楽しめます。スケート靴やヘルメット、サポーターなどは有料でレンタルできるので手ぶらでOK。毎年12月下旬から4月上旬まで営業されています。
年間50万人が訪れている姫路セントラルパーク。おそらくほとんどの人が1日で遊び尽くすことはできないと思われるので、泊りがけでおでかけを検討するのもアリ。入園券とセットになったお得なプランのある宿泊施設が、パークの公式Webサイトで案内されています。
入園料は日によって変動するので、公式Webサイトを要チェック。とことん楽しむならば、ぜひ年間パスポートを!入園+フリーパスがセットで1万6600円と、3回行くだけで元が取れてしまうというおトク感です。動物とのふれあいからアトラクション満載の遊園地まで、ぜひ通い詰めてその魅力を堪能してください。
■姫路セントラルパーク
住所:兵庫県姫路市豊富町神谷1434
TEL:079-264-1611
営業時間:10〜17時(変動あり)
定休日:水曜不定、その他不定休あり
入園料:大人3500円~、子ども1900円~、幼児1100円~。アトラクションフリーパスは大人3000円、子ども2700円、幼児1200円 ※入園日により入園料に変動あり、公式Webサイトで要確認
Text&Photo:伊東孝晃
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