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【沖縄・那覇】栄町市場のおすすめ人気店4つをご紹介!昼は市場、夜は飲み屋街に様変わりするディープでノスタルジックな市場に行ってみよう

【沖縄・那覇】栄町市場のおすすめ人気店4つをご紹介!昼は市場、夜は飲み屋街に様変わりするディープでノスタルジックな市場に行ってみよう

沖縄県 食・グルメ 居酒屋 ランチ るるぶ&more.編集部
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日中は、野菜や精肉、総菜などを販売する商店街、夕方になると居酒屋などの飲み屋さんがのれんを掲げる飲み屋街へと大変身する、栄町市場。飲み屋街と聞くと、ちょっとハードルが高いと思う方もいるかもしれませんが、ランチ限定でスムージーのお店が営業していたりとお昼どきの立ち寄りもOK!今回は昼と夜の2つの顔をもつ、ディープな栄町市場へ潜入取材。編集部おすすめのお店を4件ご紹介します。

Summary

栄町市場ってどんなところ?

青果店などが営業し地元の人が行き交う
青果店などが営業し地元の人が行き交う

栄町市場はゆいレール安里駅から徒歩2分ほどの場所にある商店街です。約120店舗が肩を寄せ合うように密集し、狭い路地が縦横無尽に通っています。路地の上には屋根が設けられ、アーケードになっていて、雨の日でも濡れずに買い物ができるので便利です。

栄町市場商店街振興組合発行のパンフレット
栄町市場商店街振興組合発行のパンフレット

栄町市場のあるこの場所には、戦前に、「ひめゆり学徒隊」で知られる「沖縄師範学校女子部」、「沖縄県立第一高等女学校」が立っていました。昭和20年(1945)年の沖縄戦で一帯は焼け野原となりましたが、校舎の跡地に「市場」が生まれ、昭和30年(1955)に栄町市場が誕生したのです。「訪れる人は誰でも歓迎、人が集まり栄える町になるように」がコンセプト。栄町市場は夜のイメージが浸透していますが、お昼は昔ながらの市場の光景を見ることができ、新しい今どきのお店も続々オープン。実は、観光客でも訪れやすい市場なのです!

写真は2022年9月24日に行われた屋台祭りの様子(栄町市場商店街振興組合提供)
写真は2022年9月24日に行われた屋台祭りの様子(栄町市場商店街振興組合提供)

屋台祭りなどイベントも積極的に開催するなど、歴史を大切にしながら新しいことにも意欲的なところが栄町市場の魅力のひとつでもあるのです。

■栄町市場商店街振興組合 (さかえまちいちばしょうてんがいしんこうくみあい)
住所:沖縄県那覇市安里388-1
TEL:098-886-3979
営業時間:13~17時(店舗により異なる)
定休日:土・日曜、祝日(店舗により異なる)
アクセス:ゆいレール安里駅から徒歩2分

ランチ限定でスムージーが楽しめる!「野菜と果物Factoryコツコツ」

カウンター4席のみのジューススタンド
カウンター4席のみのジューススタンド

ジューススタンド「野菜と果物Factoryコツコツ」は、向かいにある創業65年になる青果店「はいさい食品」の野菜やフルーツを使用したドリンクやスムージーを提供しています。店名のコツコツとは、店主の祖父であり「はいさい食品」の創業者の言葉「コツコツやろう!」から名付けられたとか。また、「日替わりランチ」は毎日1種類を用意。数量限定で早々に売り切れることが多いそうです。

「バナナミルク(L)」250円と「ゴーヤーMIXスムージー(L)」300円
「バナナミルク(L)」250円と「ゴーヤーMIXスムージー(L)」300円

■野菜と果物Factoryコツコツ(やさいとくだもの ふぁくとりー こつこつ)
住所:那覇市安里379
TEL:098-884-1619
営業時間:11時30分~17時頃
定休日:日曜

夜の帳が下りるころ、市場飲みの聖地に変貌。トイレ情報も

日が暮れかけると夜営業のお店が次々オープン
日が暮れかけると夜営業のお店が次々オープン

栄町市場は9時ごろから精肉店などお昼営業のお店が徐々にオープンし、18時ごろに閉店します。夜営業のお店は16~17時ごろに店が開き、23~24時ごろまで。昼のお店が閉店準備をするころ、入れ替わるように夜のお店が開店準備を始める、そんな光景が同時に見られるのが栄町市場のおもしろいところです。夜飲みが始まったのは今から約20年前。総菜を販売していた「べんり屋 玉玲瓏(べんりや いうりんろん)」が夕方からお酒や餃子などを提供したことが始まりとされています。

栄町市場西口に近い位置にあるトイレ。男女別
栄町市場西口に近い位置にあるトイレ。男女別
小さな広場にある比較的新しいトイレ。個室は男女兼用、利用は23時まで
小さな広場にある比較的新しいトイレ。個室は男女兼用、利用は23時まで

現在では夜営業のお店が増え、観光客も多く訪れるようになりました。なお、ほとんどの店舗にトイレがないため、市場内にある2カ所の公共トイレを利用するようにしましょう。栄町市場商店街振興組合発行のパンフレットなどで、トイレの場所を調べておくと便利ですよ◎

市場飲みのパイオニア!「べんり屋 玉玲瓏」

夜の栄町市場の中心的な店
夜の栄町市場の中心的な店

栄町市場の夜飲みといえば、まず名前が挙がるのが「べんり屋 玉玲瓏」。栄町市場の中央部の真ん中よりやや南西寄りに位置しています。 56年前に総菜店としてオープンしましたが、約20年前に人手不足になり総菜を作ることができなくなったことをきっかけに、夕方からお店の前で簡易的な座席を設け、お酒が飲めるお店へと転換しました。カウンターのほかに、通路にも簡易的な座席が設けられています。餃子ひと皿にビール!という感じでサクッと一人飲みする人も多いですよ!

餃子を手作りしている様子が見られることも
餃子を手作りしている様子が見られることも

フードメニューはご主人の奥さんが北京出身だったこともあり、餃子や小籠包を提供。多くのメニューが店内で手作りされています。 当初は市場で働き終えた人々の憩いの場でしたが、本場仕込みの餃子が市場で食べられると評判を呼び、観光客も多く訪れるようになりました。

「焼餃子」770円、「ビール」400円は缶のまま提供
「焼餃子」770円、「ビール」400円は缶のまま提供

「焼餃子」は1人前で10個入り。皮はパリッと焼かれ香ばしく箸が進みます。中身はシイタケやひき肉など具材もたっぷり。2皿3皿とオーダーしてしまいそう!

「小籠包」825円
「小籠包」825円

本場仕込みの「小籠包」。あふれるアツアツの肉汁には旨味が凝縮されています。餃子と人気を二分する理由がよくわかるおいしさです。
そのほか、「水餃子」770円、「ピータン」430円、「トントロ葱炒め」660円などもあり、とにかくメニューの数が多い!ドリンクもビールや紹興酒、泡盛のほかワインまであり、その幅広さに驚きます。どこに立ち寄ろうか迷ったら、まずは「べんり屋 玉玲瓏」に行ってみるのがおすすめです。

■べんり屋 玉玲瓏(べんりや いうりんろん)
住所:那覇市安里388-1
TEL:098-887-7754
営業時間:17~23時(22時30分LO)
定休日:日曜

貝しか置いてません。「栄町貝専門酒場 ひいき屋」

「貝」と書かれた暖簾と提灯が目印
「貝」と書かれた暖簾と提灯が目印

次にご紹介するのは、沖縄では唯一という 貝料理専門店「栄町貝専門酒場 ひいき屋(さかえまちかいせんもんさかば ひいきや)」。「当店は貝しかございません」の張り紙が実に潔い!提灯にも暖簾にも「貝」の文字が躍っています。「貝は種類が多く、それぞれに食感や味、出汁の出方が違っていて面白い食材です」と話してくれたのは、貝にすっかり魅了された店主の大城さん。

店の至る所にメニューや貝の説明が並ぶ
至る所にメニューや貝の説明が並ぶ

メニューを見てみると、カメノテ、ホンビノス貝など珍しい貝の名前がずらり。メニューは酒蒸しや刺身、アヒージョなど常時30種類ほどのラインナップ。席は、カウンターとテーブルが用意されており、10人ほど入ることができます。

左下から反時計回りに「夜光貝の刺身」900円(取材時)、「塩昆布チーズ」500円、「貝ご飯」700円
左下から反時計回りに「夜光貝の刺身」900円(取材時)、「塩昆布チーズ」500円、「貝ご飯」700円

なかでも沖縄近海でとれる、夜光貝やシャコガイは歯ごたえや独特の香りが個性的。珍しい貝なので見かけたらぜひ味わってみてください。また定番メニューのなかでは唯一、貝を使用していない塩昆布チーズや、ムール貝・アサリ・ホタテを混ぜ込んだ貝ご飯などのご飯ものも絶品。貝の魅力にどっぷりとはまってください。

■栄町貝専門酒場 ひいき屋(さかえまちかいせんもんさかば ひいきや)
住所:那覇市安里379
TEL:080-6491-0437
営業時間:17時~23時30分(日曜、祝日は~23時)
定休日:無休(台風など貝が入荷しない時)

昭和レトロが懐かしい。センベロも楽しめる「なかま商店」

カウンター席がメイン。個室も1室のみ用意
カウンター席がメイン。個室も1室のみ用意

昭和レトロがコンセプトの居酒屋「なかま商店(なかましょうてん)」。「薄利多売」を売り文句に60種類あるフードメニューは全品300円という驚きの安さで人気を博しています。沖縄風のお好み焼きのような大きな「ヒラヤーチー」 、「ゴーヤーチャンプルー」など沖縄料理が揃っているのも魅力のひとつです。席は、カウンター以外にも個室や立ち飲み席も用意されていて、比較的入店しやすいのも◎。

「センベロ」 1000 円(フードは、おまかせ串カツ4本セット)
「センベロ」1000 円(写真のフードは、おまかせ串カツ4本セット)

お得に楽しむならドリンク3杯とフード1品が付く「センベロ」がおすすめ。フードは60種類の中から好きなものを選ぶことができます。

名物の「テラジョッキのハイボール」650円(右上)、「昭和のハムカツチーズ」 (左下)など料理はすべて300円
名物の「テラジョッキのハイボール」650円(右上)、「昭和のハムカツチーズ」 (左下)など料理はすべて300円

またこのお店の名物ともいえるのが大型ジョッキのドリンク。「メガ」、「ギガ」、「テラ」と揃い「テラ」はなんと1.4リットル!レモンサワーやハイボールが「テラ」サイズで650円とこちらもリーズナブル。お財布にも優しいお店なので、昭和の雰囲気に包まれながら、心地よく酔うことができそうです

■なかま商店(なかましょうてん)
住所:那覇市安里385
TEL:なし
営業時間:16~24時
定休日:日曜

栄町市場誕生記念式典から2023年で68年を迎えるレトロな栄町市場。ここで紹介したお店はほんの一部です。昼は昔ながらの青果店や精肉店、夜は飲み屋街へと様変わりするちょっと不思議な市場で、沖縄の夜を過ごしてみてはいかがでしょうか?

Text:伊東一洋(トラベローグ)
Photo:前新直人


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