大黒屋茶房

【岐阜】栗づくし!中津川を巡るおでかけプラン

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木曽の玄関口である中津川は、寒暖差の大きい気候を利用した栗の生産が盛んです。栗きんとん発祥の地としても知られ、秋にはその味を求めて多くの人が訪れます。栗グルメや豊かな自然を巡る中津川の王道モデルプランをご紹介します。

Summary

10:00

レトロな宿場町「馬籠宿」を散策

まずは中山道43番目にあたる宿場町・馬籠宿に向かいます。中央自動車道中津川ICからおよそ25分。上入り口近くの駐車場に車を停めて、散策へ。文豪・島崎藤村の故郷としても知られ、ゆかりある屋敷や資料館が点在しています。約600m続く坂道の両側には食事処やみやげ店、宿が軒を連ねており、観光客で賑わいます。

駐車場からすぐの「馬籠ふるさと広場(馬籠見晴台)」は馬籠宿で一番高い場所。恵那山をはじめとする雄大な山々が広がります。そばには島崎藤村の名作『夜明け前』の文章が書かれた文学碑があり、藤村も同じ場所で恵那山を眺めていたことがわかります。

宿場町の中ほどには藤村の生家で、馬籠宿本陣跡でもある「藤村記念館」があります。直筆原稿や遺愛品など貴重な資料を見学でき、入館料は500円です。

「川上屋 馬籠店」の栗きんとん6個入り1717円(9〜12月限定)
「川上屋 馬籠店」の「栗きんとん6個入り」1717円(9〜12月限定)
「馬籠館」の七笑(ななわらい)300ml3本セット1470円
「馬籠館」の七笑(ななわらい)300ml3本セット1470円

おみやげ探しも外せません。中津川名物の栗きんとんは粗めに砕かれた栗に少量の砂糖を加えて炊き上げられており、しっとりとした食感で上品な甘さ。木曽の名酒として知られる七笑酒造の日本酒は、味比べできる3本セットがおすすめ。

風情ある石畳を歩き、ノスタルジックな散策を楽しみましょう。

■馬籠宿(まごめじゅく)
住所:岐阜県中津川市馬籠
アクセス:中央自動車道中津川ICから約14㎞
TEL:0573-69-2336(馬籠観光案内所)
営業時間:施設により異なる
定休日:施設により異なる
料金:見学自由(資料館や記念館は別途入館料が必要)

12:00

「大黒屋茶房」で名物・栗こわめしを味わう

散策のひと休みを兼ねてランチへ。藤村記念館の隣に立つ「大黒屋茶房」は藤村の詩集『初恋』に登場する女性のモデルといわれる「おゆふさん」の生家で、前身は造り酒屋。この店の10代目が記した『大黒屋日記』が『夜明け前』執筆の資料になったといわれています。

重厚な建物を入ると、店内は和風でありながらモダンな造り。民芸調の家具もおしゃれです。

栗こわめし定食C2000円。栗こわめしにますの甘露煮、わんこそば、山菜の小鉢、デザートなどが付く
「栗こわめし定食C」2000円。栗こわめしにますの甘露煮、わんこそば、山菜の小鉢、デザートなどが付く

名物の栗こわめしは厳選された栗を使い、昔ながらの調理法で作られています。ホクホクとした食感が絶品です。ますや山菜など、地元の食材を使った滋味深い伝統の味も堪能できる大満足の定食です。「栗ぜんざい」800円や「クリームあんみつ」800円など甘味も揃うので、喫茶としての利用もおすすめです。

■大黒屋茶房(だいこくやさぼう)
住所:岐阜県中津川市馬籠4255-1
アクセス:バス停馬籠から徒歩7分
TEL:0573-69-2504
営業時間:9〜16時LO
定休日:12月上旬〜3月中旬※民芸店は冬季も不定期で営業

14:00

「付知峡」でマイナスイオンを浴びる

馬籠宿を後にして、車で45分ほど北上します。付知川河畔に広がる自然公園では、ダイナミックに流れ落ちる2つの滝を遊歩道から眺められます。

川底まで透き通る豪快な観音滝の滝壺は息をのむほど美しい光景。見ているだけでリフレッシュできそうです。

遊歩道の途中にはスリリングな吊橋もあります。橋の上からは峡谷を流れる激しい水しぶきを間近で見られます。

道端のいが栗やきのこを探しながら歩くのも楽しいです。山々を鮮やかに染める紅葉の時期のほか、ツツジが咲く春や氷雪の冬など四季折々で表情を変える絶景に癒やされるスポットです。

■付知峡(つけちきょう)
住所:岐阜県中津川市付知町下浦
アクセス:中央自動車道中津川ICから約33㎞
TEL:0573-82-4737(付知町観光協会)
営業時間:見学自由
定休日:見学自由
料金:見学自由

15:00

「栗cafe ISSADO」の絶品モンブランに感動

付知峡から車で15分ほど南へ向かいます。国道沿いにある「栗cafe ISSADO」は老舗の和菓子店「和菓子処 一茶堂」の3代目が、店舗に隣接して開業したカフェです。2022年4月のオープン以来大人気店となっており、週末には2時間待ちの行列になることも。

看板メニューは「栗きんとんモンブラン」1800円。一茶堂の名物・栗きんとんケーキの上に生クリームやカスタードクリーム、そして細さ1mmで絞られた栗のペーストがたっぷりとかけられています。細さとしっとり感を極めた結果、賞味期限がなんと3分!この場所でしか味わえない貴重なスイーツです。ボリューム満点なので、2〜3人でシェアするのがおすすめ。

いたるところに栗のモチーフがあしらわれ、3代目の栗好きを感じます。「モンブランソフト」850円や「栗きんとんモンブラン黄金抹茶」2100円などのメニューも人気です。

モンブランを堪能した後は、隣接する「和菓子処 一茶堂」へ。「栗きんとん」1個250円のほか、「栗きんとんパイ」1個170円、「栗パイ」1個140円など、栗を使ったお菓子が豊富に揃います。

■栗cafe ISSADO(くりかふぇ いっさどう)
住所:岐阜県中津川市付知町10201-1
アクセス:中央自動車道中津川ICから約23㎞
TEL:0120-82-4389
営業時間:10時〜なくなり次第終了
定休日:月・火曜、11月下旬〜4月中旬(2022年の営業は11月13日まで)
※予約不可

16:30

「苗木城跡」から中津川の街並みを眺める

国道を30分ほど南下し、「苗木城跡」へ向かいます。木曽川の右岸にそびえる標高432mの高森山の頂上に築かれた山城で、国指定史跡にも指定されています。戦国時代に苗木遠山氏によって築かれ、江戸のはじめから明治維新まで12代に渡り遠山家が治めました。巨大な自然石を石垣に取り込んだ独特の構造が特徴です。

広場となっている「三の丸」から10分ほど上ると、展望台のある「天守跡」に到着します。

画像素材:PIXTA
天守展望台からは遠くの山々や木曽川など、中津川一帯の景色を360度のパノラマで楽しめます。
画像素材:PIXTA
寒暖差のある秋から冬の朝には、雲海が広がることも。城跡の入口には、苗木城に関わる資料を展示している「苗木遠山史料館」があり、城跡を案内するボランティアガイドの受付も行っています(要予約)。

■苗木城跡(なえぎじょうあと)
住所:岐阜県中津川市苗木
アクセス:中央自動車道中津川ICから約8㎞
TEL:0573-66-8181(中津川市苗木遠山史料館)
営業時間:見学自由
定休日:見学自由
料金:見学自由

中津川は自然や歴史、グルメなどみどころが盛りだくさんのエリアです。名古屋駅からは特急しなので約50分。週末のおでかけにぴったりなので、ぜひ訪れてみてください。

Text&Photo:K&Bパブリッシャーズ

●新型コロナウイルス感染症対策により、記事内容・営業時間・定休日・サービス内容(酒類の提供)等が変更になる場合があります。事前に店舗・施設等へご確認されることをおすすめします。
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【岐阜】栗づくし!秋の中津川を巡るおでかけプラン

10:00

レトロな宿場町「馬籠宿」を散策

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12:00

「大黒屋茶房」で名物・栗こわめしを味わう

45分

14:00

「付知峡」でマイナスイオンを浴びる

15分

15:00

「栗cafe ISSADO」の絶品モンブランに感動

30分

16:30

「苗木城跡」から中津川の街並みを眺める

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