雑貨のセレクトも秀逸!世界に選ばれる美しい本屋さん

雑貨のセレクトも秀逸!世界に選ばれる美しい本屋さん

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世界に最も影響を与える新聞紙とも評されるイギリスの新聞「ガーディアン」の発表した「The world’s 10 best bookshops(世界の美しい本屋ベスト10)」。ロンドン最古の書店であり、王室御用達書店ハッチャーズや世界遺産に登録されているポルトガルのレロ・イ・イルマオンなどと並び、日本から唯一、選ばれているのが恵文社一乗寺店です。雰囲気ある建物はもちろん、本だけではなく雑貨のセレクトもとても素敵。欲望の一歩先をリコメンドしてくれる本やモノたちに想像を刺激され、時間がたつのを忘れてしまいます。

Summary

各国から人が訪れる、美しい本屋さん

「本好き」の心を掴んで離さない、恵文社一乗寺店。「書店」「生活館」「ギャラリーアンフェール」の3つの部屋が隣接し、本をとおして新しい感性、豊かな生活を提案してくれます。

恵文社の魅力は、あくまでも町の本屋さんとして息づいていること。創業から40年の年月のうちに自然と経年美化されてきた木の床、アンティークの調度品が、初めて訪れた人をも懐かしい気持ちにさせてくれる居心地のよさがあります。

ふと手にとった本の横に、思わぬ出会いが潜んでいるような陳列

書棚のレイアウトはテーマ別。出版元、新刊、既刊の垣根はありません。手に取りやすい作品の近くに、より深くテーマを掘り下げていきたくなる本を置く。興味の芽が根をはっていく仕組みが随所に散りばめてあります。

ひとつ興味があることがあれば、そこから世界は限りなく広がっている。そんなことを感じさせてくれる本の並び。観光情報を手にいれるはずが、エッセイやルポタージュを読むことで興味が異国の暮らしへと繫がり、「あぁ、本当はこれを求めていたんだな」と自分自身の世界が広がることも。

入ってすぐのテーブル。多くの書店では流行りの著者の新刊が並べられますが、恵文社の並びは独特。これは良いと思う本は、作家や出版元に直接連絡をして仕入れるそうです。リコメンドされなければ、一生知ることがなかったかもしれない作家の本やことがらに対面するドキドキの瞬間。

本と雑貨のコラボレーションで世界が広がる

アンフェール(地獄)と命名されたギャラリースペースの脇に置かれた雑貨。ひとつのテーブルが、小さな博物館のように思える美しい陳列です。

「生活館」の部屋には、日常を豊かにしてくれる雑貨を紹介。ミニギャラリーは、作家さんとともに見せ方を考えるといいます。

料理をつくることが楽しくなりそうな器や調理器具。横を振り向けば料理本の棚があり、見ているだけで料理の腕が上がっている気分。

魅力的な企画満載のイベントで、体験を共有!

本や雑貨などのモノや商品だけにとどまらず、人と人、感性と感性をつなぐイベントスペース「COTTAGE」。天然酵母を日々の食事に取り入れるワークショップや、翻訳者同士の対談トークライブなど想像するだけでワクワクするイベントが不定期に開催されます。

「本でも雑貨でも、恵文社に足を運んでたまたま目にしたものが、新しい世界に触れるきっかけになれば…」との思いから、恵文社のスタッフさんたちは常に時代にアンテナを張り巡らせ、そしてこれから先も永く愛されるモノたちを選び、店に並べています。

何かを探しに行くのではなく、なんとなく店内を眺めて歩けば、自然と自分が求めているものが見えてくる。そんな名実ともに美しい書店が、恵文社一乗寺店です。

※取材の許可を受けて撮影しています。営業中は、他のお客さまが気持ちよく本や雑貨を選べるように、お気遣いください。

text&photo:小西尋子

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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