「牛鍋処 荒井屋 そごう横浜店」で 横浜発祥グルメ・牛鍋に舌鼓!そごう横浜店限定メニューや手頃なランチ定食も

「牛鍋処 荒井屋 そごう横浜店」で 横浜発祥グルメ・牛鍋に舌鼓!そごう横浜店限定メニューや手頃なランチ定食も

食・グルメ 横浜ランチ 老舗 神奈川県 るるぶ&more.編集部
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明治に創業し、横浜発祥グルメである牛鍋を今に伝え続ける老舗「荒井屋」。厳選された食材を使って提供する唯一無二の牛鍋は127年経った今でも変わらず人々を虜にしています。2021年6月にオープンした「牛鍋処 荒井屋 そごう横浜店」では、そんな名物の牛鍋やコース料理はもちろん、お手軽に食べられる定食メニューが揃っています。

Summary

創業は明治28年(1895)!いわずと知れた牛鍋の老舗店

安政6年(1859)、横浜港が開港し食肉文化が流入。文明開化とともに牛肉を食べる習慣も増えてきたといいます。「荒井屋」はそんな文明開化が進んだ明治28年(1895)に誕生しました。高級料理店で扱われていた牛鍋でしたが、牛肉をより多くの人たちに楽しんでほしいと落とし肉を使った「牛めし」「牛そば」を提供することに。当時の路面電車の初乗り運賃と同等の金額で販売し、人気を博しました。以降もさまざま試行錯誤や困難を乗り越え今にその変わらぬ味を伝え続けています。

現在は伊勢佐木町にある本店、万國橋店、そごう横浜店の3店舗にて営業。今回ご紹介するそごう横浜店は、2021年6月にそごう横浜店の10階レストラン「ダイニングパーク横浜」名店・老舗ゾーン内にオープンしました。

カジュアルだけど上品で落ち着く店内

お店ののれんをくぐると牛鍋のいい香りが漂ってきます。上品ながら落ち着いた雰囲気で、落ち着いて食事ができそうな店内は、個室4室を含む計72席が並び広々としています。「創業127年の老舗」と聞くとなんだか尻込みしてしまいそうですが、カジュアルな雰囲気で気軽に食事を楽しめるのはもちろん、ランチにはコース料理以外の定食メニューもあるので買物の休憩がてら、ふらりと立ち寄るのにもよさそうです。

予約はコース料理のみ可能。特に週末は予約で埋まってしまっていることもあるそうなので、来店が決まったら早めに予約することをおすすめします。写真は4室ある個室のひと部屋。個室は最大14名での利用が可能で、会食やハレの日の食事にもぴったりです。

そもそも牛鍋って?すき焼との違いは?

そもそも横浜発祥の牛鍋とは割下で牛肉や野菜といった具材を煮込み、卵にくぐらせて食べる料理で、すき焼との違いは一般的に「焼かない」という点にあります。すき焼は肉を鍋で焼いた後、割下を入れ野菜を煮込んでいくのに対し、あらかじめ鍋に具材を並べぐつぐつと割下で煮込んでいくのが牛鍋。美しいお肉が段々と色づいていき、ふんわりとした食感で食べられるのが牛鍋の特徴といえるでしょう。

ランチ定食なら気軽に牛鍋が食べられる

「お手軽牛鍋」2750円
「お手軽牛鍋」2750円

「牛鍋処 荒井屋 そごう横浜店」では当日注文が可能な牛鍋のコースなどもありますが、ランチではより気軽に牛鍋を食べられる「お手軽牛鍋」がおすすめ。しっかりと煮込まれた1人前の牛鍋にご飯と味噌汁、漬物が付いています。牛肉は厳選された国産黒毛和牛を使用。

まずは卵が牛肉にしっかりと絡むよう溶きましょう。黄身と白身がよく混ざったら、牛肉を卵にたっぷりとくぐらせます。創業当時からほとんど変わっていないというレシピで作られる秘伝の割下で味付けされた牛肉が卵をまとっていくのを眺めるだけで、思わず頬がゆるみます。ふっくら軟らかい牛肉のやさしい甘さとまろやかな卵の味わいはともにあっという間に胃袋へ。127年の歴史の深い味わいの余韻に浸る間もなく、気付くと次のお肉へと箸が延びていました……。

牛肉のほかには熱を通すと甘みを増す千住ネギやシイタケ、焼き豆腐、春菊、白滝などの具材が豊富に入っていて、飽きることなくペロリと完食することができます。

そごう横浜店限定メニュー「牛ひつまぶし膳」も要チェック!

「牛ひつまぶし膳」3960円
「牛ひつまぶし膳」3960円

牛鍋以外でぜひオーダーしたいのが、「牛ひつまぶし膳」。そごう横浜店の限定メニューです。低温調理された牛肉をご飯の上に並べたひつまぶし、だし、お刺身、茶碗蒸し、漬物、デザートとぜいたくなラインナップ。

こちらはひつまぶし用のだし。長時間かけてとった牛すじのだしで、うまみがぎゅっと凝縮されています。だしは提供と同時に温めてくれるため、最後まで熱々の状態でお茶漬けをいただけるのがうれしいですね。

牛ひつまぶしは美しく並べられた薄切りの牛肉の下に牛そぼろとご飯がたっぷり。眺めているだけでうっとりしてきます。

まずは牛ひつまぶしを茶碗に移してそのままひと口。じっくりと低温調理されているという牛肉は、驚きの軟らかさ。やさしく下味が付けられている程度なので、しっかりと素材本来の味わいを堪能できます。

ある程度食べ進めたら、〆はだしを投入してお茶漬けにしていただきましょう。うまみたっぷりのだしと牛肉でいただくお茶漬けはこれ以上ないぜいたく。ワサビや海苔、ぶぶあられなどの薬味をのせるとアクセントになります。これに加え、お刺身、茶碗蒸し、デザートまでいただくとかなりのボリュームで満足感たっぷり。そごう横浜店でしか味わえない逸品、ぜひ堪能してみてはいかがでしょうか。

横浜発祥グルメ・牛鍋をはじめ、さまざまな料理で人々のお腹を満たしてきた「荒井屋」。そごう横浜店は特に横浜駅からすぐの好立地で、施設内でのお買物の途中などカジュアルに利用できる気軽さが魅力。横浜の発展とともに歩んできた伝統の味に舌鼓を打ち、当時に思いをはせる…。そんなぜいたくな時間を思う存分堪能してくださいね。

Text&Photo:Maui Hara


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