絶景プロデューサー詩歩さんも巡った岡山県・高梁川流域|10市町で出会う、カメラにおさめたい絶景10スポット
岡山県の中西部を全長約111kmに渡って流れる高梁川(たかはしがわ)。流域には10の市町が広がり、全国屈指の観光地・倉敷をはじめ、吉備の史跡や鍾乳洞まで、個性あふれる見どころや絶景にあふれています。
Summary
- 絶景プロデューサー詩歩さん出演のムービーを公開中!
- レトロな町並みの美観地区を、ゆらり川舟観光 |倉敷市
- SNSでも話題!幻想的な鍾乳洞へ|新見市
- お殿様が泊まった本陣で参勤交代の歴史にふれる|矢掛町
- 明治時代の問屋を改装したカフェでこだわりスイーツを|早島町
- バスルームから瀬戸内海を一望!岡山を代表する絶景ホテルで宿泊|浅口市
- 美星町の天文台で未体験の星空体験を|井原市
- 雲海に浮かぶ天空の山城「備中松山城」で城下町散策|高梁市
- ミュージシャン藤井風の出身地で名べカーリーの限定パンを│里庄町
- 明治建造の眼鏡橋がフォトジェニックな神社を参拝|笠岡市
- 四季折々に印象を変える田園地帯の五重塔へ|総社市
絶景プロデューサー詩歩さん出演のムービーを公開中!
フォロワー100万人以上の絶景プロデューサー・詩歩さん。そんな彼女が高梁川流域を旅する動画「ほとりが、ほっと 高梁川流域 with絶景プロデューサー詩歩」が公開中です。ドローンなども使用した臨場感抜群の映像で高梁川の魅力がギュッと詰まった動画になっています。
\個性的なスポットいっぱい!高梁川の旅はいかが?/
今回は動画で紹介されているスポットの中から、特に気になる10か所を訪れてみました。
レトロな町並みの美観地区を、ゆらり川舟観光 |倉敷市
江戸幕府の直轄地・天領として繁栄し、その姿を今に伝える岡山随一の人気観光地「倉敷美観地区」。約500m四方のエリア内には、江戸時代からの蔵や町屋、明治~昭和初期の洋館が立ち並び、まるでタイムスリップしたかのように気分に! 岡山フルーツパフェの人気店、世界の名画を展示する大原美術館など、名物・名所も多く1日たっぷり遊べるエリアです。
美観地区の散策には、エリアの中心を流れる倉敷川の観光川舟「くらしき川舟流し」の利用がおすすめです。実際に乗ってみると、舟の速度にあわせて流れていく絵のようなパノラマにうっとり。舟ならではの絶景体験ができますよ。 船頭さんの解説もあり、より深く美観地区の歴史が学べるのも魅力です。
■くらしき川舟流し(くらしきかわふねながし)
住所:倉敷川・中橋のたもとから出航
TEL:086-422-0542(倉敷館 観光案内所)
料金:乗船料500円(チケットは倉敷館にて販売)
営業時間:9時30分~17時の30分ごとに出航
定休日:3~11月の第2月曜(祝日の場合は営業)、12~2月は土・日曜、祝日のみ運航、雨天強風など悪天候時、臨時運休あり
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SNSでも話題!幻想的な鍾乳洞へ|新見市
広島と鳥取に接する新見市は、山々の水と緑にあふれる岡山指折りの自然エリアです。また、何万年もの時を重ねて生み出された鍾乳石が独自のライトアップで幻想的な雰囲気を演出している「満奇洞(まきどう)」が、写真映えがするとSNSで話題で、特にコスプレイヤーのみなさんの中で人気沸騰中だそうです。
薪の洞内は総延長約450m。水雫の音が響き渡る洞内はとってもミステリアス。刻々と色が変わるライトアップがファンタジックで、アニメやゲームの世界へ誘われているような気分になりました。
昭和4年(1929)にこの地を訪れた歌人の与謝野鉄幹・晶子夫妻が「奇に満ちた洞」と絶賛したことから「満奇洞」と呼ばれるようになりました。先人も現代人も魅了する洞窟の神秘、ぜひ現地でふれてみてください。
■満奇洞(まきどう)
住所:新見市豊永赤馬2276-2
TEL:0867-74-3100
料金:入洞料高校生以上1000円、中学生800円、小学生500円
営業時間:8時30分~17時(入洞は~16時30分)
定休日:無休
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お殿様が泊まった本陣で参勤交代の歴史にふれる|矢掛町
旧山陽道の宿場町として栄えた「矢掛宿」が見どころの矢掛町。なかでも東西約500mに渡ってまっすぐとのびる本陣通りは圧巻!江戸時代から現存する建物が軒を連ね、電線を地中化することでより往時の雰囲気を体感できる町並みに整備されています。歴史スポット好きはもちろん、町屋や古民家をリノベーションしたモダンなカフェや宿目当ての若者からも人気なんです。
そんな本陣通りの中でも「旧矢掛本陣石井家住宅」はぜひ訪れてほしいマストスポット。江戸時代の参勤交代で大名が使用した建物です。生活道具などもそのまま保存展示されていて、じっと佇んていると当時の音や匂いが感じられるよう――。約1000坪ある敷地内にある主屋や酒蔵10数棟が国の重要文化財に指定されています。なんとあの篤姫も泊まったことがあるときいて、驚きました!
■旧矢掛本陣石井家住宅(きゅうやかげほんじんいしいけじゅうたく)
住所:矢掛町矢掛3079
TEL:0866-82-2700
料金:入館料大人(高校生以上)500円、子ども(小・中学生)300円
営業時間:9~17時、11~2月は~16時(最終入館は閉館の30分前)
定休日:月曜(祝日の場合は翌日)
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明治時代の問屋を改装したカフェでこだわりスイーツを|早島町
倉敷市街のすぐ東側にある早島町は“い草”の産地として栄えたエリアで、畳表と経糸の問屋「旧寺山家住宅」が町の歴史を伝える場所として現存しています。現在は、結婚式や部屋貸し、イベント会場として利用できる複合施設「いかしの舎(や)」として利用・公開。カフェ・レストランが併設され、早島町観光の拠点になっています。
さっそく中に入ってみると、母屋、長屋門、蔵に面する風情たっぷりの中庭が。庭を歩きながら、明治時代に建てられた建造物の意匠などをじっくり見学することができました。
敷地内にあるなまこ壁の蔵はカフェスペースになっていて、倉敷地区、岡山県産の野菜をはじめとする旬の食材を使ったランチや、シェフこだわりの手づくりスイーツが味わえます。なかでもイチオシは、北海道産の小豆を5回も炊き、練り上げて作るあんこが絶品のぜんざい。やわらかな口当たりで雑味、えぐみを飛ばした、豆本来の甘さとうま味に感動!おすすめです。
■いかしの舎(いかしのや)
住所:早島町早島1466
TEL:086-483-1243
営業時間:9~17時
定休日:月曜、第3火曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
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バスルームから瀬戸内海を一望!岡山を代表する絶景ホテルで宿泊|浅口市
浅口市は瀬戸内海を南に、北に日本最大級の天文台がある遙照山(ようしょうざん)を擁する海と山の町。その遙照山の頂上付近にあるホテル「the view -setouchi-」が、絶景を楽しめるホテルとして話題なんです。
浅口市の町並み、日本夜景遺産でもある水島コンビナート、瀬戸内海の島々――。
奥行きのある景色はまさに絶景です!きらきらと瞬く無数の明かりを眺めながらグラスを傾け、ロマンチックな夜を過ごしてみてください。
■the view -setouchi-(ざ びゅー せとうち)
住所:浅口市金光町上竹2536-5
TEL:0865-42-2002
チェックイン時間:16時~
チェックアウト時間:~11時
通常料金: 2万900円~(1泊2食付 1室2名利用時の1名料金 税・サービス料込)
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美星町の天文台で未体験の星空体験を|井原市
山々に囲まれた穏やかな農山村エリアの井原市には星の美しさで評判の町があります。その名も「美星町」。美しい星空環境保護の取組として、光害防止条例が設けられ、街灯などのあかりが空にこぼれないようにしているなど、町全体で美しい星空を守り続けています。
また、2021年11月には、星空版の世界遺産と称される「星空保護区(コミュニティ部門)」にアジアで初めて認定されました。
この町でおすすめしたいのが、誰でも楽しめる公開天文台「美星天文台」。まさに一生ものの体験ができるスポットなんです。夜間の営業時間(金~月のみ)には、天文台のテラスで天体観測ができます。高台にあることから観測できる星の量が多く、雲の量や空気の澄み加減といった条件が揃えば、肉眼でくっきりと夜空を横切る「天の川」を見ることができます。
テラスへ続く扉を開けると、視界いっぱいの星空がダイナミックに広がり、思わず声が出てしまう感動体験。壮大な宇宙を身近に感じることができました。
さらに肉眼の約2万倍という集光力を誇る、可動式ドームの大型反射望遠鏡での観測もできるんです。公開天文台としては中国地方最大級を誇る望遠鏡での星空観測体験をぜひ!
■美星天文台(びせいてんもんだい)
住所:井原市美星町大倉1723-70
TEL:0866-87-4222
料金:入館料300円
営業時間:9~16時(月・金~日曜は13時45分~、天体観測は金~月曜18~22時)
定休日:木曜、祝日の翌日、12月29日~1月3日
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雲海に浮かぶ天空の山城「備中松山城」で城下町散策|高梁市
山陽と山陰の交通の要所だった高梁市でぜひ訪れたいのは備中松山城。外堀であった紺屋川沿いは「紺屋川美観地区」として保存されていて、「高梁基督教会堂(たかはしきりすときょうかいどう)」をはじめ、往時の城下町風情を今に残しています。
そんな街のシンボルである「備中松山城」は延応2年(1240)に築城。現在見られるのは天和3年(1683)に修築されたもので、国内に現存する12の天守として唯一の山城。天守、二重櫓などが国の重要文化財に指定されています。また、雲海に包まれる絶景でも有名です。
雲海のシーズンは9月下旬~4月上旬。城を望む「備中松山城雲海展望台」からは、天空に浮かぶような城の様子を見ることができます。早朝の張り詰めた空気の中で見る雲海に包まれる天守の姿は凛々しく、ロマンを感じずにいられません。
■備中松山城(びっちゅうまつやまじょう)
住所:高梁市山内下1
TEL:0866-21-0461
料金:入城料500円
営業時間:9時~16時30分(4~9月は~17時30分)
定休日:12月29日~1月3日
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ミュージシャン藤井風の出身地で名べーカリーの限定パンを│里庄町
岡山県内で2番目に小さい町で、歩いて魅力散策ができる里庄町。緑豊かな住みよいベッドタウンでもあるこの町は、人気のミュージシャン・藤井風さんの出身地としても有名!自身のプロモーションビデオにも登場する「つばきの丘運動公園」は、10時・13時30分・15時になると藤井風さんの曲が流れるスポット。里庄町を見渡す爽快な景色を眺めながら作品の世界感に浸ることができます。
また、12時からは里庄町出身のシンガーソングライター・千里さんの曲が流れますので、そちらもチェックしてくださいね。
里庄町には、岡山県下や全国のスーパー、コンビニにも流通しているベーカリー&スイーツのブランド「サンラヴィアン」の工場があり、工場直営の「カフェ サンラヴィアン」では、直売店価格で商品が購入できるほか、ここでしか味わえない工房焼き立てパンが味わえることでも人気なんです。
工房で焼かれるのは、小麦からこだわる手づくりの菓子パンや惣菜パンです。人気の1、2を争う黒豆パンとあんぱんは、しっとりとした口当たりで、生地そのもののうま味と甘さにほっこりしていまうおいしさ。一度は食べてほしい定番メニューです。購入したパンは陽光が差す明るいカフェスペースでいただきました。
岡山の特産食材を使った多彩なジェラートも美味!旅の休憩にぜひ立ち寄ってみてください。
■カフェサンラヴィアン(かふぇさんらぶぃあん)
住所:里庄町新庄3920
TEL:0865-64-4745
営業時間:9時~18時30分
定休日:無休
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明治建造の眼鏡橋がフォトジェニックな神社を参拝|笠岡市
大小31の島々が織り成す「笠岡諸島」や、四季折々の花や広大なトウモロコシ畑の風景が楽しめる「笠岡湾干拓地」といった自然風景で有名な笠岡市。
そんな笠岡市で、フォトジェニックスポットして人気なのが「菅原神社」です。境内の御手洗池にかかる眼鏡橋は、明治20年 (1887)に造られた全国でも珍しい全円アーチの石橋で、県の重要文化財です。思わず写真を撮りたくなるただずまい。
眼鏡橋を渡った石段を上がると「菅原神社」の拝殿が現れます。学問の神様の菅原道真を祀り、18世紀中頃に再建されたとされている本殿は、市の重要文化財に指定されています。
お参りの後は、笠岡の町並みと眼鏡橋を見下ろす拝殿前からの景色も必見です。
■菅原神社(すがわらじんじゃ)
住所:笠岡市吉浜1661
料金:境内自由
営業時間:境内自由
定休日:境内自由
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四季折々に印象を変える田園地帯の五重塔へ|総社市
桃太郎のモデル・吉備津彦命(きびつひこのみこと)の伝説がある総社市。まるで日本の原風景のような懐かしい景色に出合えます。
なかでもひと際目を引くのは、田んぼに囲まれた「備中国分寺」の五重塔。周辺の自然は季節ごとに目まぐるしく変化し、来るたびに違った表情を見せるのも魅力。今回はコスモスが彩りを添える秋に伺いました。
「備中国分寺」の五重塔は、県内唯一の五重塔で、岡山県でも稀有な景観として親しまれています。寺自体は聖武天皇が天平13年(741)に建立したもので、現存している伽藍は江戸時代に再建されたものですが、周囲には創建当時の碇石が確認されていて、かつて吉備の中心として繁栄した、ありし日の姿に思いを馳せる時間を過ごすこともできます。
■備中国分寺(びっちゅうこくぶんじ)
住所:総社市上林1046
TEL:0866-94-3155(国分寺観光案内所/10~16時)
料金:境内自由
営業時間:境内自由
定休日:境内自由
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今回は、高梁川流域で訪れてほしい10の市町のスポットをダイジェストで紹介しました。雄大な自然から歴史深い遺構や社寺、さらに天体スポットまで、バラエティーの豊さも高梁川流域の魅力です。色とりどりのスポットやグルメを繋ぐ旅をプランニングして、ぜひ高梁川流域の旅を満喫してください!
\ 個性的なスポットいっぱい! 高梁川の旅はいかが? /
text:フジタイコ
Photo:小川康貴
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