横浜「水信ブルック&ファクトリー」のフルーツフルコースに感動必至!

横浜「水信ブルック&ファクトリー」のフルーツフルコースに感動必至!

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横浜の老舗果物店・水信が手がけるフルーツサロン「水信ブルック&ファクトリー」が2022年9月、横浜ハンマーヘッド2階にオープンしました。完全予約制で水信の世界観を思う存分堪能できるフルーツのフルコースが食べられると話題を集めています。

Summary

真っ赤なデザインが目を引く外観

「水信ブルック&ファクトリー」がオープンしたのは、みなとみらいの商業施設「横浜ハンマーヘッド」の2階。エレベーターをおりると真っ先に目に入る、鮮やかなレッドカラーの外観が目印です。店名のとおり、店内はイートインの飲食スペースとスイーツを作るファクトリー部分に分かれています。

バナナの加工問屋として大正4年(1915)に横浜で創業した水信が手がけているとあって、ショーケースには、各地から仕入れる新鮮な旬の果物がずらりと並んでいます。食事をしなくても、果物の購入のみの利用も可能。スポットライトに照らされたみずみずしい果物が、キラキラと輝いています。

店舗のデザインを担当したのは、JR九州の「ななつ星 in 九州」をはじめ、車両、駅舎、バス、船などのデザインを多数担当し、みなとみらい線⾺⾞道駅直結の「KITANAKA BRICK&WHITE」内にある「水信フルーツパーラー」のデザインも手がけている水戸岡鋭治(みとおかえいじ)氏。

外からはイートインの店内は見えず、店内からも外は見えないようになっています。集中して料理やデザートに向き合ってほしいという思いが込められているそうです。

お店の裏側へ回ると、併設されているファクトリー部分はのぞくことができます。パティシエが繊細な手つきでひとつずつデザートを作っていく様子は必見。同店で提供するコースの焼き菓子などはもちろん、他店で販売する商品もここで製造しています。

贅を尽くした非日常空間にうっとり

小さな空間の店内はヨーロッパの宮殿のようなクラシックなデザイン。お店に入った瞬間、思わずため息が出るほど絵になる空間です。

床や天井、椅子の生地に採用されているテキスタイルの柄は、手書きでデザインされたオリジナルのもの。柄はひとつひとつ異なり、日本の椿や菊、ヨーロッパの獅子やオリーブといった古今東西のあらゆる紋様を取り入れ、組み合わせているそうです。席に座り、店内を眺めているだけでも随所にこだわりが詰まっていることがよく分かります。

白いテーブルクロスが敷かれた卓上にはコース内容が書かれたメニューがあり、気分が高まります。ぜいたくな空間でいただく果物店が手がけるフルーツのフルコースとは、いったいどんなものなのでしょう…。

フルーツを堪能できるコースの内容、予約方法は?

「果物屋さんがつくるフルーツ&スイーツのコース」5500円の一例
「果物屋さんがつくるフルーツ&スイーツのコース」5500円の一例

「水信ブルック&ファクトリー」のコースメニューは「果物屋さんがつくるフルーツ&スイーツのコース」。スイーツ7品とアイスティー4種、食後にコーヒーまたは紅茶が付くコースメニューです。こちらは完全予約制で、2名から利用可能。公式サイトか電話で予約ができ、平日1日1回(11時30分〜13時30分)、土・日曜、祝日は1日2回(11時30分〜13時30分、14時30分〜16時30分)から選ぶことができます。

「ウェルカムフルーツポンチ」
「ウェルカムフルーツポンチ」

まず運ばれてくるのは、旬のフルーツを盛り合わせた「ウェルカムフルーツポンチ」。さっぱりとした甘さで、フルーツの素材の味をしっかりと生かしたバランスのよいひと品です。後味すっきりの「キンキンに冷えた水出しアイスティー」も一緒に提供されます。

「秋の旬素材のアミューズ5種の盛合せ」、「アイスティー3種飲み比べ」
「秋の旬素材のアミューズ5種の盛合せ」、「アイスティー3種飲み比べ」

お次は旬の食材とフルーツのマリアージュが楽しめるアミューズ(前菜)。3種のアイスティーとのペアリングを楽しみましょう。

写真奥「焼きたてプチスコーン」、写真手前「冷製カッペリーニ」
写真奥「焼きたてプチスコーン」、写真手前「冷製カッペリーニ」

併設のファクトリーで焼きあげる「焼きたてプチスコーン」は、フルーツから作っているという自家製ジャムを付けて召し上がれ。焼きたてなので温かいうちにいただきましょう。 その後に提供されるのは生ハムや季節のフルーツがのった「冷製カッペリーニ」。この日はイチジクが使われていました。

「葡萄のパフェ」
「葡萄のパフェ」

メインともいえるのがこちらの「葡萄のパフェ」。ゴロリとしたブドウとマスカットの下にはパンナコッタやシャーベットなどが入っていて、食べ進めるうちにさまざまな味わいを感じられ、メインにふさわしいひと品です。パフェの内容は季節によって異なります。

「秋の果物のプティフルール」
「秋の果物のプティフルール」

コースの〆にはお重のような組子箱で提供されるキュートなお菓子たち。ショートブレッド、ゼリー寄せ、バナナのダックワース、フランボワーズチョコレート、無花果のフィナンシェ、モンブランは、ひとくちサイズながらどれもハイクオリティです。コーヒーまたは紅茶もセットで付いてきます。
実はこの後さらに最後のデザートとして季節のフルーツが提供されるという、充実のコース内容。メニューには記載されていないため、サプライズ感があり、おもてなしの心を感じました。

気軽に購入できるテイクアウトジェラートも必見

店頭ではフルーツから作る自家製のジェラートを販売。テイクアウトのみになりますが、ジェラートの購入は予約なしでも可能なので、ぜひチェックを。

(左から)写真左から「ナガノパープル」600円、「バナナミルク」490円
(左から)写真左から「ナガノパープル」600円、「バナナミルク」490円

ジェラートは通年のフレーバー「バナナミルク」「ミルク」の2種と季節限定フレーバーの2種を用意。一番人気はクリーミーで濃厚なバナナとミルクの組合わせがたまらない「バナナミルク」だそう。カップでの提供ですが、しっかりと底まで盛ってくれるのでかなりのボリュームです。季節限定の「ナガノパープル」はブドウのみずみずしい果汁感をたっぷり感じられるさわやかなジェラート。お店の近くにはベンチがあるので座ってゆっくり食べられますよ。

また、店内ではコース以外のメニューも提供され、こちらはコースの提供時間外で席が空いていれば予約なしでOK。気軽に立ち寄れるのはうれしいポイントですが、まずはここでしか味わえない水信の世界観を堪能できるコースを味わってみてはいかがでしょうか。

Text&Photo:Maui Hara

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