食・グルメ
2022.11.12
【愛知・岡崎】「一隆堂喫茶室」素朴な手焼きせんべいとも相性別群！コーヒー片手に読書も満喫
1955年（昭和30年）に開店以来、手焼きせんべいの店として岡崎市民に愛されている「一隆堂」。駐車場をはさんで隣接するビルの1階には「一隆堂喫茶室」があり、ハンドドリップコーヒーとともにせんべいやスイーツを味わえます。さらに同ビルの4階には「一隆堂読書室」もあり、読書を楽しみながらゆっくりコーヒータイムを過ごせます。
老舗の手焼きせんべい店に隣接する複合ビル
岡崎名産の八丁味噌をブレンドした「やはぎせんべい」や小麦粉、卵、砂糖、豆だけを使った「カステーラせんべい」など、素朴なおいしさの手焼きせんべいを作り続けている「一隆堂」。
この老舗が2016 年にせんべい店横の空きビルをリノベーションして、さまざまな店舗や施設が入居する「一隆堂ビルディング」を開業したことにより、町にもにぎわいが広がりました。
その核となるのが1階にある「一隆堂喫茶室」です。広い窓から光が射し込む、白を基調とした明るい空間。レコードジャケットが多く飾られており、ジャンルを問わず小気味いい音楽が店内に流れています。毎月最終土曜18〜22時は「ジャズ喫茶 一隆堂」として営業しているそう（イベントの開催については公式HPなどを要確認）。
何杯でも飲みたくなるこだわりのコーヒー
この店を切り盛りするのは鶴田圭介さん。「書道の先生」としての顔も持ち合わせており、同ビルの4階で毎週金曜日に書道塾も開いているそう。
コーヒーはすっきりした浅煎りの豆を中心に使用し、素朴な味のせんべいにも合うテイストに仕上げているのだとか。「お仕事で一日に何杯もコーヒーを飲まれる方は多いと思いますが、何杯でもおいしく飲めるコーヒーを心がけて淹れています」と鶴田さん。
このこだわりのコーヒーに合わせてオーダーしたいのが「本日のおやつ」です。日によって味わえるおやつは異なりますが、毎日4種類ほどのおやつを用意。この日出合えたのは「キャラメルチーズケーキ」でした。上面のキャラメルを焦がすことでややビターな味わいとなり、ほどよく酸味の利いたチーズ生地と調和しています。
もともとは自動車の設計に携わっていたという鶴田さんですが、「スイーツのおいしさもコーヒーのおいしさも“数字”で管理しています」と、理系らしいこだわりをお持ちのようです。
コーヒー豆の販売も行っており、お好みで豆・粉・ドリップバッグが
選べます。白色の袋に描かれたたぬきのキャラクターがかわいらしいですが、「狸親父」とも称された徳川家康公がモチーフとのこと。家康公生誕の地である、岡崎らしさを感じさせます。
「一隆堂読書室」は図書館やマンガ喫茶も驚く充実っぷり！？
サブカル系を中心としたマンガや、「音楽」「建築・デザイン」「アート」「文学・思想」「旅」「食・ライフスタイル」の6つのテーマの本・雑誌がなんと約2500冊揃っています。
利用は1階の喫茶室で受け付けており、ドリンクの注文で90分利用可能。以降は追加の注文が必要です。また、この読書室は先ほども紹介した鶴田さんによる書道塾など、さまざまな教室やイベントの拠点ともなっています。イベントなどにより貸し切りとなっている場合、読書室は利用不可のため予め公式HPで確認の上でかけましょう。
また、夏場は八ヶ岳の天然氷を使用したかき氷も大きな話題となります。こちらもぜひチェックしましょう！
■一隆堂喫茶室
住所：愛知県岡崎市連尺通3-18 一隆堂ビル 1階
TEL：0564-83-6099
営業時間：9～18時（17時LO）
定休日：水曜、毎月最終木曜
Text：安田淳
Photo：村山直章
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