泊まる
2022.11.19
【広島県】「グランヴィレッジ瀬戸内しまなみ」で過ごす島時間。生口島の隣、高根島の広々グランピングで自然を満喫する旅へ
「グランヴィレッジ瀬戸内しまなみ」は、面積わずか5.57㎢の小さな島・高根島(こうねじま)に、2022年4月にオープンしたグランピング施設です。温暖な気候のもと、穏やかにゆらめく瀬戸内海を前に過ごせるプライベート感あふれる小さなアイランドグランピングの魅力をたっぷりご紹介します。
「グランヴィレッジ瀬戸内しまなみ」ってどんなところ?
大小さまざまな島が浮かぶ瀬戸内海。多島美と穏やかな海の風景は多くの人を魅了し、サイクリングや宿泊など、さまざまな過ごし方が叶う人気のエリアです。
「グランヴィレッジ瀬戸内しまなみ」がある高根島は、レモンの生産量日本一を誇る生口島(いくちじま)の隣に浮かぶ島。JR尾道駅からのアクセスは、直通船と徒歩で約1時間20分。車で行くとしまなみ海道生口島北ICより約15分の立地にあります。
生口島と高根島は、黄色い高根大橋で結ばれています。“レモンの島”らしいビタミンカラーがなんともかわいく、空に映えますね♪
「グランヴィレッジ瀬戸内しまなみ」の目印は、オレンジ色の看板。高根島ではみかんなどさまざまな柑橘類の栽培がさかんなことから、施設のテーマカラーをオレンジにしているのだそうです。全5棟のみというプライベート空間で、海と柑橘を楽しむグランピング体験。日常の喧騒から離れ、静かにのんびりと過ごしたい人におすすめです!
施設スペース中央には、まるで絵本の中から飛び出してきたようなかわいらしい建物が。この建物は「グランヴィレッジ瀬戸内しまなみ」の総合インフォメーション(管理棟)となっているので、到着したらまずはここへ向かいましょう。施設や各種アクティビティの説明を受けたあと、室内でチェックインするという流れです。
開放的な大型ドームテント&県内初のコクーンテントで、ラグジュアリーグランピング
「グランヴィレッジ瀬戸内しまなみ」には、直径7mの大型ドームテントが3棟、コクーンテントが2棟、計5棟のグランビング施設があります。マットレスやエクストラベッドを使えば全部屋最大5名まで宿泊可能なので、家族や友人グループとの宿泊にぴったり!
「はるか」「せとか」など、高根島で採れる柑橘が各部屋の名称になっているのも、「グランヴィレッジ瀬戸内しまなみ」ならではのポイント。
全部屋のプライベートスペースにはファイヤーピット(焚き火台)が備えられ、日が沈むころには焚き火が楽しめます。パチパチと火のはぜる音を聞きながら星空のもとで楽しむ焚き火。グランピングの醍醐味ですね。薪は1束分が無料でついています。(追加料金3300円)
まずはドームテントからご紹介。ドームテントは全室が瀬戸内海に面し、カーテンを開くとそこはオーシャンビューという最高の開放感。
毎日のせわしなさに追われて読めていなかった本を広げたり、友人・家族との談笑を楽しんだり。部屋に足を踏み入れた瞬間、「どんな過ごし方をしよう?」とワクワクすること間違いなしです。
次に、愛犬との宿泊が叶うコクーンテント。まるで繭のような形の見た目がかわいい、グランピングテントです。プライベートガーデンには広々とした専用ドッグランが備わっているので、わんちゃんも自由に走り回ることができます。
コクーン型のグランピング施設は広島県内で「グランヴィレッジ瀬戸内しまなみ」が初めて。従来のドームテントと比べて入り口の間口が広いので、より開放的な雰囲気が味わえるのが特徴です。
ローベッドをはじめ、背の低い調度品で統一しているのも部屋が広く見えるポイント。ベッドが低いので、子どもや愛犬が怪我する心配もありません。
わんちゃんと泊まるのに欠かせない、リードや餌入れといった設備も充実しているから、大好きな愛犬と一緒に安心してステイできますね。
レモンスカッシュ作りや飯ごう体験。島ならではのアクティビティで思い出を刻む
アイランドグランピングをめいっぱい満喫するなら、島ならではのアクティビティもおすすめです。「グランヴィレッジ瀬戸内しまなみ」には、さまざまなお楽しみグッズが用意されています。
ソフトテニスや水でっぽうなどの「お楽しみグッズ」のレンタルは200円で、子どもに大人気。広いプライベートガーデンで自由に遊びまわることができますね。
アウトドアの楽しみといえばいつもと違う野外での食事。飯ごう体験セット550円は、グリルを使ってできる手軽なアクティビティです。自分で炊いたお米のおいしさは、忘れられない思い出になりそうですね。
ドームテントをプラネタリウムのような幻想的な空間に変えてくれる、ドーム内イルミネーションのレンタルは200円。ドームの天井を活かした、ここならではの体験ができます。
人気なのは釣具のレンタル1650円。「グランヴィレッジ瀬戸内しまなみ」の目の前の海は、地元の人もよく釣りを楽しんでいる好釣り場なのだそうです。
地元レモンを浮かべてかわいいレモンスカッシュ作り体験は1人550円で、柑橘の島での思い出になること間違いなし。レモンシロップ、炭酸水、ブルーシロップ、冷凍レモンなどの材料を受け取って、各自が自由に楽しみます。部屋でできる体験なので、ファミリーにも大人気です。
お待ちかねの夕食BBQで、こだわりの瀬戸内食材に舌鼓
たくさん遊んでおなかが空いたら、お待ちかねのバーベキュー!「グランピングBBQプラン」では、瀬戸内の食材にこだわった島ならではの地産地消メニューが楽しめます。夕食の希望時間を伝えておくと、食事スペースに食材を配膳しておいてもらえますよ。
主なメニューは瀬戸内牛ステーキ、瀬戸内牛BBQ串、瀬戸内の地魚など海鮮盛り(冬はレモン鍋)、地元“森崎農園”のサラダ、タコのアヒージョ、チーズフォンデュ、デザートスキレット、百姓庵の塩。季節に応じた食材が堪能できるのもうれしいポイント!
食べ終わったあとの食器やカトラリーは回収ボックスに片付ければOKなので、手軽・気軽。もちろん持ち込み食材の調理やバーベキューも可能なので、シーンやメンバーに合わせて自由なバーベキュー体験が叶います。
まるで山小屋みたいな専用の食事スペースで、雨の日も安心
「グランヴィレッジ瀬戸内しまなみ」のイチオシは、島のこだわり食材がいただける「グランピングBBQプラン」ですが、各テントの横には専用の食事スペースが設けられており、素泊まり・持ち込みができるプランもおすすめです。
大きな冷蔵庫や備え付けのキッチンがあり、食器、調理用具なども自由に使用することができます。屋根付きの山小屋のような空間で、全天候対応だからアウトドア初心者も安心して存分に楽しめます。冷蔵庫には、塩、コショー、わさび、バーベキューソースのほか、各種調味料も用意されています!
食事スペースからも瀬戸内海を臨むことができます。ここで談笑したりお酒を飲んだり、ボードゲームをしたりして楽しむ家族も多いのだそうです。個別のバス・トイレが備わっているので、滞在中に長く過ごすスペースになりそうですね。冬には薪ストーブ(利用料2200円、薪1束1100円)も大活躍します!
専用食事スペースに備えられたコンロは自由に使うことができるので、思い思いの食事を楽しむことができます。コンロの使い方はお手持ちのスマートフォンから動画で確認することができるので、バーベキュー初心者でも安心です。
夜は星空のもと、焚き火やキャンプファイヤーでチルタイム
夕食のあとは、焚き火の前でのんびり過ごしたり星空を眺めたり。管理棟前にある共用スペースには、キャンプファイヤーの設備もあり、思い思いのチルタイムを過ごすことができます。
バスタブとシャワーは各部屋にありますが、隣の島・生口島のしおまち商店街にある提携銭湯「yubune」でのゆっくりバスタイムもいかがでしょう。「yubune」は2021年3月にオープンした温浴施設で、「グランヴィレッジ瀬戸内しまなみ」から車で5分ほどという好立地。「グランヴィレッジ瀬戸内しまなみ」に宿泊すると割引クーポンがもらえるので、お得に利用できるチャンス。大きなお風呂でゆっくり過ごしたい人におすすめです。
■yubune(ゆぶね)住所:広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田269
電話:0845-23-7911
営業時間(日帰り入浴):10〜20時
定休日:なし(メンテナンス日があるため要確認)
料金:大人900円(土・日曜、祝日1200円)、子ども450円(土・日曜、祝日600円)、幼児270円(土・日曜、祝日360円)
「グランピングBBQプラン」なら1泊2食付きという充実の内容。朝になると、地元野菜や瀬戸内レモンを堪能できる体が喜ぶ朝ごはんを堪能できます。メニューはホットサンドセット、地元“森崎農園”のサラダ、“尾道浪漫珈琲”のコーヒー 、瀬戸田レモンの自家製ドレッシング。島と瀬戸内の恵みを存分に味わい尽くせます。
瀬戸内海に浮かぶ島のひとつ、高根島は小さな小さな島ですが、「グランヴィレッジ瀬戸内しまなみ」では充実のアイランドグランピングが楽しめることをご紹介しました。おだやかな海とゆるやかな時間に癒される島時間を満喫に、ぜひ訪れてみてください。
■グランヴィレッジ瀬戸内しまなみ(ぐらんびぃれっじせとうちしまなみ)住所:広島県尾道市瀬戸田町高根1275-11
電話:なし
IN/OUT:15〜18時/10時(受付は21時まで)
定休日:なし
料金:1泊1名(素泊まり)1万2100円〜
Text・Photo:安藤未来
一部画像提供:グランヴィレッジ瀬戸内しまなみ
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