恵比寿の新名物!?「BLUECOCO恵比寿店」の洋風おはぎとハワイアンアップルパイ
恵比寿通りにある「BLUECOCO恵比寿店(ブルーココえびすてん)」は、新感覚の洋風おはぎとハワイアンアップルパイが名物。パティシエになるきっかけにもなった幼少期の思い出の味わいに、この道30年の技と知識を詰め込んだという集大成です。静岡県で人気を集めているスイーツも厳選して取り揃えていますよ!
Summary
この道30年の集大成を思い出の味に詰め込む「BLUECOCO恵比寿店」
2022年10月、恵比寿通りに誕生したスタイリッシュな路面店。「BLUECOCO恵比寿店」は遠目から見ればブティックのようでもありますが、店頭の幕には「おはぎ」の文字が掲げられています。ここは静岡で人気のケーキ店やパン店を営む「blueberry(ブルーベリー)」が満を持してオープンした東京初進出店です。
もちもち食感のシュークリーム「ポニョポニョ」210円といった静岡で人気の商品を厳選して揃えつつ、創業者の柴沼武史さんが幼少期に感動した思い出の味に、パティシエ歴30年の技術やアイデアを詰め込んだという自信作が店頭に並びます。
父親の東京進出を支えているのが、パティシエ歴7年という息子の柴沼海帆さん。丁寧かつ分かりやすい説明でお店に並ぶさまざまな商品を紹介してくれました。そして、手に持っている黒いケースが看板商品のひとつ。ハワイ旅行で食べたという思い出の味をもとに、日本人の舌に合わせて改良を重ねた「ハワイアン アップルパイ」770円です!
リンゴ3種のおいしさが凝縮された「ハワイアン アップルパイ」
果実本来のさわやかな味わいを生かしつつ、甘みと酸味のバランスを整えるため、サンふじ、トキ、秋映など季節ごとのおいしいリンゴをセレクト。3〜4時間かけてじっくり煮込むことで、一体感のある絶妙な甘酸っぱさに仕上げているそうです。
ハワイアン生地はパイらしいザクザクさと、クッキーのようにほろほろと崩れる食感を追求したもの。詳しいレシピは秘密なのだそうですが、どうやら2種類の異なる生地を組み合わせることで独特の口当たりを生み出しているようでした。
慣れ親しんだアップルパイとは異なる不思議な食感の生地の中には、リンゴらしさがギュッと凝縮された味わいが詰まっていました。重量感がありながら甘さは控えめ、果実味が口いっぱいに広がる上質な味わいに感動! ハワイという地名を冠したスイーツではありますが、恵比寿の新名物にもなりそうなポテンシャルも感じます。
先代仕込みのあんこに洋のエッセンスを加えた「おはぎ」
店頭の幕にも掲げられていた、もうひとつの看板商品が「おはぎ」。先代、つまり柴沼海帆さんの祖父母が和菓子職人であり、そこで培われた餡子のレシピを受け継ぎつつ、洋菓子のテイストを取り入れてまったく新しいスイーツに仕上げているといいます。
さっそく店頭に設置されたテラス席で「抹茶」390円を実食。まず驚いたのが口いっぱいに広がる非常に豊かな抹茶の香りです。こちらは高級宇治抹茶「瑞鳳」をぜいたくに使用したもの。その心地よいほろ苦さが、少し塩気を利かせた餡子、乳脂肪と甘さを抑えた上品な生クリームを絶妙に引き立てています。抹茶クリーム、もち米、餡子、三層の味と食感のバランスも最高。キャリア30年のパティシエが腕によりをかけた自信作ということが伝わる、緻密な計算を感じる味わいでした。
冷蔵庫で保存してもモチモチとした食感が保たれるように、もち米とうるち米を黄金比でブレンドしているそう。実際にテイクアウトし、冷やしてからいただいても常温と変わらない食感が楽しめました。すべて無添加、保存料などは一切使用していないこともあり、冷蔵で保存できるのはうれしいポイント。夏場の暑い時期や暖房の利いた冬の室内で、キンキンに冷やした洋風おはぎを味わうのもよいものです。
北海道産丸大豆を使用した「きなこ」などの定番以外にも、茨城県産和栗の「モンブラン」といった季節の厳選食材による限定「おはぎ」も続々と登場。手提げ袋もおしゃれなので手みやげにも最適です。とってもおいしいのでまずは1個だけでも味見してみることをおすすめします!
Text&Photo:柴山たき(effect)
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