福島県須賀川市で出合う!おいしい自然と特撮の歴史!written by 小鳥遊しほ
そば打ち体験に農業体験。田舎ならではの体験物から、光の町という仮想の町の住民登録まで。東京から車で3時間、さまざまな魅力にあふれた福島県・須賀川市を小鳥遊しほが1泊2日でご紹介します!
Summary
「藤沼湖自然公園」でわくわくそば打ち体験
やって参りました!福島県は須賀川市!今回私の参加したツアーは、憧れの「はとバスツアー」。東京駅から約3時間、途中2回のパーキングエリア休憩を挟みながらののんびりウキウキの1泊2日旅行です!
最初の下車はこちら!キャンプ場や日本庭園、パークゴルフ場などがあり、ファミリーで、グループで楽しめる「藤沼湖自然公園」にあるふるさと体験館。そば打ち体験にトライします!
そば打ち、と聞いて難しそう…と思った方に朗報です。こちらでは、熟練の先生たちが、なんと1グループにつき1人ついてくれる万全体制。あらかじめきちんと配合された生地を伸ばして切る、というお手軽な体験ができるので、お料理が苦手な方もお子さんのいるファミリーも、みんな気軽に体験できます!
先生のご指導のもと、専用の棒を使って生地を薄―く伸ばしていきます。棒の持ち方や伸ばすコツなど、知らない発見がたくさんでおもしろい!
こんな感じで薄―く伸ばした生地を畳んでいって、お次はカット!
大きな包丁と専用の板を使って1本1本丁寧に。細く切る・太さを揃えるということが想像以上に難しい!(笑)
先生にお手本を見せてもらうと簡単そうにトントン切っていくので、プロのすごさが心にしみます。職人のみなさん、いつも本当にありがとう…!
そうしてでき上がった麺は公園内のお店で茹でてくれます。自分で作った麺を食べられるなんて感動!食のありがたみをしっかりと感じながら食べるお昼は最高の思い出になること間違いなしです。
おそばとかき揚げの最高セット。太さがバラバラなのはご愛嬌(笑)。
ずるずる!きっとこれは体験した人にしかわからない旨さ!さっきまで粉の塊だったものが今口の中で麺になって踊ってる。自分で作った達成感と日本人が喜ぶこのお味。格別な思い出飯になりました。
ちなみに周りの景色はこんな感じで絶景です。湖と山に囲まれ、おいしい空気の中おいしいおそばをすする。最高の旅の始まりです。
■藤沼湖自然公園
(ふじぬまこしぜんこうえん)
住所:福島県須賀川市江花字石倉山22
交通:東北自動車道須賀川ICから車で35分
TEL:0248-67-3355(公園管理センター)
営業時間:施設により異なる
定休日:火曜(祝日の場合は変更の可能性あり)
料金:そば打ち体験1人目安3000~4000円(10名以上で催行。人数により料金は変動)
「須賀川市コミュニティプラザ」で『すかがわ市 M78 光の町』の住民票ゲット!
シュワッチ!石像のウルトラマンとポーズを決める私の後ろに見えるのは「須賀川市コミュニティプラザ」。ここ須賀川市はウルトラマンを生み出した円谷英二監督の故郷。「すかがわ市M78光の町」として仮想の町があり、このコミュニティプラザではだれでも”仮想住民登録”をできるのです…!
*須賀川市は「特撮の神様」とよばれている円谷英二監督の出身地。それが縁となり、2013年5月5日に須賀川市とウルトラマンの故郷「M78星雲 光の国」は姉妹都市となりました。「すかがわ市 M78 光の町」は、姉妹都市を提携して誕生した仮想の都市です。
スマホから簡単に申請・登録ができ、発行された番号とともに希望するキャラクターの絵柄を記載。しばらく待つときちんとした紙の住民票が発行されるんです!!選べる絵柄は20種類。一生物なのでじっくり選びましょう。
町長はウルトラの父。本籍には「大切な人の心の中」との表記。うーむ、粋である。
■須賀川市コミュニティプラザ
(すかがわしこみゅにてぃぷらざ)
住所:福島県須賀川市中山63-1
交通:JR須賀川駅構内
TEL:0248-63-2111
営業時間:8時30分~17時
定休日:年末年始
料金:住民登録は無料(住民票発行は300円)
あのヒーローとツーショット!須賀川市内ぶらり街歩き
さすがは特撮技術の第一人者、円谷英二監督の故郷!街なかにはウルトラヒーローやウルトラ怪獣のモニュメントが点在しています。全キャラクターと撮れるかな?と街ブラするのが楽しい須賀川市。同じポーズで撮るもよし、戦ってみる(?)のもよし。
ベンチに座るカネゴンを発見。「すみません、お隣いいですか?」と聞いてみる。
全モニュメントの案内発見。こうみるとサクッと回れそうな気もするけれど、実は結構な広範囲(笑)。ダイエットがてらブラブラしましょう!
街灯に照らされたウルトラマンもかっこいい。暗くなってからフォト撮影に繰り出すのもアリかもしれません。さて、今日は市内のホテルに宿泊して、明日もばっちり楽しみます!
新鮮野菜に心躍る!農産物直売所「はたけんぼ」でお買物
お天気も良くて気持ち良い朝。ホテルから出たらエレキングがいたのでとりあえずスペシウム光線。なんだか板についてきました。
さて!本日の観光1箇所目はこちら「はたけんぼ」さん!地元の野菜や名産品が手に入る農産物直売所です。
どどーん!中は広々。入った途端大量の新鮮な野菜たちがお出迎えしてくれます!
東京じゃ考えられない価格にワクワクが止まりません!この立派な白菜、約100円!
きゅうりが名産な須賀川市。青々立派なきゅうりを見て味噌をつけて昼間っから一杯飲みたいぜと思ったのはナイショ。
どの野菜もものすごく新鮮・立派・安い、で須賀川市民の方々がうらやましくなりました。キャリーケースをもってくればよかったと後悔!
こちらはきゅうりが名産な須賀川独自の「かっぱ麺」なるもの。きゅうりのしぼり汁だけで練り込まれた麺なんだって!めちゃくちゃ気になる!!
いろんな味のジェラートも楽しめるので要チェック!この日は豆腐ジェラートと塩ミルクジェラートのダブルを注文。日によってはアスパラガス味なんて一風変わった味も楽しめます!シングル250円、ダブル350円とお財布にも優しいのがありがたい。
■「はたけんぼ」JA夢みなみファーマーズマーケット
(はたけんぼ じぇーえーゆめみなみ ふぁーまーずまーけっと)
住所:福島県須賀川市卸町54
TEL:0248-73-5261
営業時間:9~18時
定休日:第1水曜
田舎の温かさにほっこり「阿部農縁」で農業体験&愛情ごはん
ヤギの「いちじく君」がお出迎え~!お次は農業体験ができる「阿部農縁」さんにお邪魔します!
こちらでは農業体験&農園で採れたお野菜をいただく昼食を。到着すると早速農家の方が今日採るお野菜について説明してくれます。本日は「曲がりねぎ」というねぎを収穫します!
収穫場所まで向かう途中も大自然が素晴らしい!広い空!緑いっぱいの大地!東京のビル群にはない新鮮な空気が全身にしみわたります。
りんごに柿に、道中実る果物たちにも心躍ります。
さて、ねぎ畑へ到着!からのさっそく収穫です。根っこ付近を持って…
ズボッとな。簡単に抜けるので女性子供も安心です。曲がっているので曲がりねぎ。真っ直ぐなネーミングもまた良し。
ねぎの良い匂~い!2本お土産に持ち帰れます!!(ツアー参加者20人のねぎによりバスの中がとんでもないねぎ臭になったことは良い思い出)
ちなみにこちらでの体験、団体向けではありますが繁忙期(7~8月)以外は個人でも予約可能とのこと!気になった方は公式サイトを覗いてみましょう。
さて、お昼は農園内の「SHINSEKIハウス」でベジベキューなるものを!
その名のとおり、お野菜のバーベキュー!農園で採れた新鮮な野菜たちを、自分で好きなサイズに切っていきます。
カボチャにじゃがいも、キャベツに玉ねぎ。栄養満点なお野菜でホットプレートを盛り上げていきます。
じゃじゃーん!お肉も乗せてもりっもりです!
火をつけるタイミングでは蓋が閉まらないほどのこんもり具合!野菜好きにはたまりません!
ここで味わえるのはベジベキューだけではありません。「SHINSEKIハウス」という名だけあって、まるで親戚のお家に来たかのような、そんなほっこりごはんがあなたの心を鷲づかみにすることでしょう。この日のお献立はポテトサラダに里芋と大根の煮物。どちらも農家のお母さんお手製の無添加メニュー!
筍ごはんにお味噌汁も。なんとこの味噌も自家製のお味噌…!この味噌がまた旨いのなんの。昼食メニューはすべておかわり自由。涙で前が見えません!
サラダや煮物を味わっているうちにベジベキューも完成!蒸し焼きのような状態になったお野菜たちが輝いています!こちらも自家製のタレで頂いていきます。
意外なことに“ベジ”の中にはりんごも!これがまた旨い!家でも真似してみよーっと!
自家製味噌や特製ジャムなどの販売もしているので食後はゆっくりショッピング。お土産にぜひ。
■阿部農縁
(あべのうえん)
住所:福島県須賀川市和田沓掛49-2
交通:東北自動車道須賀川ICから車で10分
TEL:0248-75-2382
営業時間:10~14時
定休日:不定休
料金:「畑でピクニック」1名3300円※要予約、「畑でピクニック乾杯プラン」1名3850円※要予約
URL:https://abe-nouen.com/
特撮好き必見!「須賀川特撮アーカイブセンター」を見学
ラストはこちら!外観もかっこいい、須賀川特撮アーカイブセンターにやって参りました!貴重な特撮資料を見学できる、ということで特撮好きにはたまらない施設となっております。しかも入館無料!
実際に特撮作品の撮影でも使われたミニチュアの飛行機や背景画などを間近でみることができます。か…かっこいい!!
戦艦もリアル。これがちゃんと水に浮いて動いているところを見てみたい。
そこらへんの道路の写真?いいえ、こちらは2階にあるミニチュアセットを撮ったもの!こちらも実際に撮影に使われた小物などを街のようなセットにしているものだそうです。めちゃくちゃ可愛い!
ガオー!街を壊しちゃうぞー!と怪獣ごっこ写真を撮ることをオススメします。 その他にも毎日1時間ごとに上映される特撮短編映画やメイキング映像を観れる視聴覚室などもあるので要チェックです。
■須賀川特撮アーカイブセンター
(すかがわとくさつあーかいぶせんたー)
住所:福島県須賀川市柱田字中地前22
交通:東北自動車道須賀川ICから車で12分
TEL:0248-94-5200
営業時間:9~17時
定休日:火曜、年末年始
料金:入館無料
おいしいものと綺麗な空気、そして特撮の深みに出合える須賀川市。日本で3番目に広い福島県の中心部には、震災という大変な過去も乗り越えた愛と強さをもった温かい人たちがいました。家族で、1人で、ぜひ須賀川という地に訪れてみてください。光の町の住民もみなさんのことを待っています。
\2023年2月25日(土)出発/
Text:小鳥遊しほ
Photo:小松正樹
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