【茨城 笠間】秋のプチトリップ♪菊と栗で賑わう笠間へ。モンブランやおいなりさんの食べ歩きも!
秋たけなわ。笠間では菊まつりのまっただなかです。笠間名産の栗も収穫時期を迎え、栗を使ったお菓子が出揃っています。人気急上昇の笠間のモンブランも、新栗の季節はひと味違います。益子とともに日本遺産「かさましこ」に認定された笠間焼の町だから、もちろん器探しもね。
Summary
笠間駅で自転車を借りてサイクリングSTART!
気ままな笠間巡りで利用したいのは、シェアサイクルかさまcycling。事前に会員登録しておけば、市内5ヵ所に設置された駐輪場(笠間駅・かさま歴史交流館井筒屋・笠間芸術の森公園・道の駅かさま・友部駅北口)のどこからでもスマホ一つで借りたり返したりできます。バスの時間を気にせず回れるから、と~っても自由。
■シェアサイクルかさまcycling(しぇあさいくるかさまさいくりんぐ)
TEL:0296-72-9222(笠間観光協会内)
https://www.kasama-kankou.jp/page/dir000082.html
駅前にあるこのお店は、笠間の栗ブームが始まるずっと前から、地栗のモンブランを焼いています。サクッとしたパイとなめらかな栗クリームと生クリームが奏でるまろやかなハーモニーは幸せの味そのもの。早生から晩生へ、収穫される栗によって風味が違ってくるので、栗の状態を見て配合を変え、一番おいしい状態に仕上げているそうです。オーナーパティシエの根本高行さんは笠間生まれの笠間育ち。こよなく愛する地元の地元の卵や果実を活かし、笠間ならではのお菓子を提供しています。モンブランや店内の全てのお菓子は、カフェコーナーで味わうこともできます(カフェの営業についてはお店の公式ウェブサイトでご確認ください)。
笠間稲荷神社で菊まつりをエンジョイ
カラフルな傘とたくさんのキツネが迎えてくれる笠間稲荷神社は、1370年以上の歴史を持ち、日本三大稲荷の一つに数えられる古社。ご祭神は五穀豊穣や商売繁盛の宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)。シンボルのキツネは神さまのお使いなんだそう。晴れやかな境内には、ご神木の胡桃の木はじめ、パワースポットが点在。グリーンのハットと上着を着けた「笠間ふるさと案内人」さんにガイドしてもらうと、いっそう楽しめます。菊まつり期間の境内ガイドは無料です。
西洋割烹 かるにえで、創作フレンチのランチ
賑やかな門前通りから少し入った、静かな小路にたたずむ和モダンな店。旬の地の食材の味覚を活かし、和食とフレンチのマリアージュを感じさせる料理が好評です。オードブルサラダ、メイン、パン、デザートとスイーツがつくランチコースは3種類。料理が映える器はもちろん笠間焼。おいしい料理と一緒に、少し大人の時間が楽しめます。
名物を探して門前通りをぶらりお散歩
腹ごしらえのあとは門前通りに戻って賑わいを楽しみましょう。昭和の雰囲気が残るちょっとレトロな通りには、門前名物のおいなりさんの店が連なります。ごはんの代わりにそばを包んだ珍しいそばいなりや、ご神木クルミにちなんだくるみいなり、まさかの餅いなりなど、各店が工夫を凝らした多彩なラインナップ!
リノベーションで復活した笠間のシンボル
門前通りの起点にたたずむ、趣ある木造3階建てのこの建物は、明治中期に建てられた旅館・旧井筒屋本館。東日本大震災で被害を受けましたが、往時の雰囲気を残して復原され、歴史や観光情報を発信する「かさま歴史交流館 井筒屋」として生まれ変わりました。館内も見学OK。実際に使われていた調度品も上手に活用され、笠間の時を感じることができます。
■かさま歴史交流館 井筒屋(かさまれきしこうりゅうかん いづつや)
住所:茨城県笠間市笠間987
TEL: 0296-71-8118
営業時間:9時~21時
定休日:月曜(祝日の場合は翌平日)
陶芸を身近に感じさせてくれる茨城県陶芸美術館
伝統工芸と新しい造形美術をテーマに2000年にオープンした、東日本初の陶芸専門美術館。笠間焼の作風は千差万別で創作空間の自由な広がりを感じられます。常設展示室では近代陶芸の祖と呼ばれる板谷波山や笠間市出身の人間国宝・松井康成といったビッグネームの最高峰作品を間近に見ることもできます。ミュージアムショップにも個性豊かでチャーミングな器がたくさん揃っています。
■茨城県陶芸美術館(いばらきけんとうげいびじゅつかん)
住所: 茨城県笠間市笠間2345
電話:0296-70-0011
営業時間:9時30分~17時(最終入場16時30分)
定休日:月曜(祝日の場合は翌平日)詳細は公式ウェブサイト参照
料金:一般730円
現在の企画展「笠間焼250年記念 ほしいがみつかるうつわ展Ⅱ ー笠間と益子ー」2022/9/17~12/11
平日も大にぎわいの、道の駅かさま
2021年9月16日にグランドオープンした新しい道の駅。地元の新鮮な農作物が揃う直売所や地元食材を使った料理が楽しめるフードコートなどが揃い、ウキウキしてきます。特に栗の収穫期は、笠間栗の専門店「楽栗 La Kuri」に平日も長い行列ができるほど。特に数量限定の楽栗filo(フィーロ)は整理券が配布されるほどの人気です(整理券については「楽栗 La kuri」の公式インスタグラムをチェック)。
さてここがラストの立ち寄りポイント。ゴールの友部駅までは交通量の多い国道なので、自転車はここで返却し、かさま周遊バスを使って楽しちゃってもいいかも(友部駅での返却も可能)。
■道の駅かさま(みちのえきかさま)
住所:茨城県笠間市手越22-1
電話:0296-71-5355
営業時間:飲食11〜18時(店舗により多少異なる)、直売所 みどりの風9〜18時
定休日:第4木曜
GOALの友部駅に到着
かさま周遊バスに揺られて友部駅着。「あき→きく→くり」のしりとりで巡った笠間への日帰りプチトリップ。楽しくおいしい一日を過ごせましたか?
■かさま周遊バス(かさましゅうゆうばす)
TEL:0296-72-9222(笠間観光協会内)
https://www.kasama-kankou.jp/page/page000014.html
Text:松尾裕実
Photo:村岡栄治
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