【カルディ2022】ヨーロッパを巡る! クリスマスの伝統菓子5選|コスパ抜群なドイツのシュトレン、イギリスのショートブレッド、イタリアのパネトーネなど、プチギフトにもぴったり!
クリスマスの本場といえば、何といってもヨーロッパ。各国に伝統的なクリスマス菓子があり、その一部は「カルディ」で手軽に買うことができます。うれしいことに500円前後のお手頃価格で買えるものも。今回はドイツ、イタリア、イギリス、ポーランドのクリスマス菓子をご紹介。11月中旬からクリスマス当日まで、ヨーロッパを旅するようにいろいろな国のお菓子を楽しんでみませんか?
Summary
ドイツのシュトレン「シュルンダー ミニアップルシュトレン」538円
ヨーロッパのクリスマス菓子は 日本の生クリームを使ったケーキとは異なり、日持ちのする焼き菓子が中心。ドライフルーツやスパイスを使ったものが多く、滋味深い味わいです。
ドイツのクリスマス菓子の代表はシュトレン。ドライフルーツやナッツを入れて発酵させたパン生地を焼き上げ、砂糖で覆って雪化粧したように仕上げます。日を重ねるごとにドライフルーツの甘さやラム酒の香りが生地全体に徐々に馴染み、味わい深くなるのが特徴のお菓子です。
近ごろは日本でも人気になっていますが、そのほとんどが2000円以上。お店によっては1万円以上するものもあるようです。カルディでは200gのミニサイズとはいえ、538円というお手頃価格で購入できるのがうれしいですね。
メーカーの「シュルンダー」は、500年以上の歴史を持つドイツ伝統の製菓パンメーカーです。
シュトレンとはドイツ語で「坑道」という意味ですが、その形は産着に包まれた幼子イエスの姿をかたどったものだといわれています。そう知って見てみると、そんな風に見えなくもありません。
ドイツの習慣では、クリスマスに向けてシュトレンを少しずつスライスして食べていきますが、「シュルンダー ミニアップルシュトレン」は、小さいのですぐに食べきってしまいそうです。
まず中ほどから切って、そのあと1センチほどの厚みに切ります。断面を見ると、ドライフルーツがたっぷり。
生地はしっとりしていて、ドライアップルやレーズンの甘酸っぱさや香りが全体にしみて、甘さもしっかり。紅茶やコーヒーとぴったりですね。
同じメーカー、同じサイズ、同じ価格で「シュルンダー ミニマジパンシュトレン」というのも販売されています。食べ比べてみるのもよさそうです。
ドイツのレプクーヘン「ウィックライン レプクーヘンスター」430円
もうひとつ、ドイツの伝統的なクリスマス菓子をご紹介します。日本ではレープクーヘンと呼ばれることが多いですが、レブクーヘン、レプクーヘンなど、さまざまに表記されているようです。 レプクーヘンとは、はちみつやシナモンなどのスパイスを使って作られるクッキー。その昔、砂糖は高級品だったので、甘味としてハチミツが使われたのだとか。
「ウィックライン レプクーヘンスター」のメーカーであるはウィックラインは、ドイツの老舗レプクーヘン・ベーカリー。 パッケージは雪の舞う、ドイツのクリスマスマーケットを彷彿させるかわいいイラスト入り。クッキーの形は丸みを帯びた星型で、ナッツ入りのプレーンと、チョコレートの2種類が4枚ずつ。1枚の大きさは直径8cmほどで、ぷっくりと厚みもあり素朴な印象です。
かわいい星型なので、クリスマスリースに見立てて丸いお皿に盛り付けてみました。
茶色のプレーンは香ばしいナッツ入り、チョコレートコーティングされた方は、中にオレンジ風味のジャムが入っていて、いずれもふっくらとした食感。コーヒーや紅茶はもちろん、ウイスキーやブランデーのお供にもなりそうです。
イタリアのパネトーネ「パオロラッザローニ パネトーネ」448円
パネトーネはイタリアの北部、ロンバルディア州発祥のクリスマス菓子。クリスマスシーズンに入ると朝食に、おやつに、デザートにと、クリスマス本番、ニューイヤーまで食べ続け、お世話になった人への贈り物にもするそうです。
パネトーネの定義は、自然由来の酵母を用い、小麦粉、砂糖、卵、バターを加えて作った生地に、レーズン、オレンジピール、シトロン(オレンジの一種)の砂糖漬けを加えて発酵させ、パネットーネ専用の筒状の紙型に生地を入れて焼き、完成品は紙型から外さず、そのまま専用のビニール袋で包装するというもの。
発酵させては生地を休ませるという工程を繰り返し、大変手間がかかるので、イタリアでも家庭で作ることはほとんどなく、みんなパン屋さんやスーパーで買うのだそうです。
「パオロラッザローニ パネトーネ」は、直径約7cm、高さ約8cmのドーム型。重さ1個100gのミニサイズですが、箱のトップにはリボンの輪っかがついているので、そのままクリスマスツリーのオーナメントになりそうです。
ドイツのシュトレンもイタリアのパネトーネもドライフルーツを使ったクリスマス菓子ですが、シュトレンは重みのあるみっちりタイプ、パネトーネは軽い菓子パンのようなタイプ。
縦に放射状に切り分けるのが、パネトーネの正しい切り方だそうです。
「パオロラッザローニ パネトーネ」は、オレンジやレーズンの甘酸っぱい味わいで、一般的なパンよりも水分量が少なく、気泡がたくさん含まれています。好みの飲み物と一緒に味わいましょう。
オーブントースターなどでこんがり焼いて、アイスクリームやマスカルポーネチーズを使ったクリームなどを添えると、リッチなデザートに。ディナーの後に、スパークリングワインや甘めのデザートワインと一緒に味わえば、イタリアでクリスマスを過ごしているような気分になれるかも⁉
イギリスのショートブレッド「ウォーカー フェスティブショートブレッド」378円
イギリスには、クリスマスプディング、ミンスミートパイなど、伝統的なクリスマス菓子がたくさんありますが、手軽に楽しめるのがショートブレッドです。 スコットランドの伝統的な菓子であるショートブレッドは、食感がサクサクという意味の“short”と、パンを指す“bread”の2つの単語が合わさった名前で、伝統の製法では小麦粉、バター、砂糖、塩の材料のみで作られるシンプルなバタークッキーです。
日常的に食べられているポピュラーなお菓子ですが、クリスマスにも欠かせません。
ショートブレッドの代表的なメーカーが、イギリス・スコットランドにあるWalkers(ウォーカー)社で、クリスマス限定のデザインのものが販売されています。 今回ご紹介しているのは、4枚入り(内容量60g)の少量サイズ。
おなじみのタータンチェックのパッケージは、裏表でデザインの向きが異なり、片面は縦方向、もう片面が横方向になっています。中身のショートブレッドは、サンタクロース、スター、ツリー、ベルの形に焼き上げられています。
パッケージに「Pure Butter」と書かれているように、濃厚なバターの風味が特徴です。厚焼きでサクサク、ホロホロの食感。ほどよい甘みの奥に、ほんのりとした塩味も感じられ、飽きのこないリッチな味わいです。 イギリスのお菓子なので、紅茶と合わせて味わってみてはいかがでしょう。
ポーランドのピエルニク「コペルニク トルンスキー ピエルニキ」278円
ちょっと珍しいピエルニクというお菓子を見つけました。ジンジャーブレッドの一種で、ポーランドの都市トルンの伝統菓子だそうです。
そのトルンの老舗菓子メーカーが「コペルニク」。ちなみにトルンは天文学者、コペルニクスの出身地だとか。
カルディで販売されているのは「コペルニク トルンスキー ピエルニキ」。パッケージを開けると甘くて、スパイシーな香り広がります。 ふっくらとした大ぶりのハート形(長径約8cm)で、クッキーのようなパンのようなものが6枚入っています。これで278円は、コスパ抜群ですね。
かじってみると表面は砂糖でコーティングされているので、少しシャリッとしていて、その下はふっくらしっとり。やっぱりクッキーのようなパンのような感じです。ジンジャーやシナモンの香りが口の中に広がり、クリスマス気分にスイッチを入れてくれます。
ハートの表面にチョコレートペンやアイシングでデコレーションしたり、メッセージを書いたりすれば、オリジナルのピエルニクに。かわいくラッピングすれば、ちょっとしたプレゼントやホームパーティの手みやげにもなりそうですね。
クリスマスシーズンのカルディは、いつもにも増してディスプレイが華やかで、眺めているだけでも楽しくなります。スイーツもいろいろあって目移りしてしまいますが、クリスマスマーケットを歩く気分で、ヨーロッパの伝統的なクリスマス菓子に注目してみてはいかがでしょうか。
※紹介した商品は、扱いのない店舗や、予告なしに販売が終了・売り切れることもあります。
Text:YUKO
Phot:EIJI
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