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【関東近郊】ノスタルジーを感じるレトロな日帰り温泉3選|温泉家・北出恭子さんがセレクト!

【関東近郊】ノスタルジーを感じるレトロな日帰り温泉3選|温泉家・北出恭子さんがセレクト!

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冬の足音が聞こえ、温泉が恋しい季節。タイムスリップしたかのようなノスタルジックな温泉で、心も体も癒やされてみませんか。今回は、国内外の温泉を年間300湯以上めぐるという温泉家の北出恭子さんに、関東近郊の日帰り温泉スポットを厳選してもらいました!

Summary

【東京】大正ロマン×デジタルのレトロモダン空間「はすぬま温泉」

東京・大田区にある「はすぬま温泉」は、東急池上線・蓮沼駅から徒歩2分ほどに位置する銭湯。2017年に、大正ロマンをコンセプトにリニューアルしました。
窓にステンドグラスが施されたレトロかわいいロビー。

ロビーの床にはデジタルサイネージの池があり、なんと鯉が泳いでいます。自然のせせらぎ、鳥のさえずり、虫の奏でるハーモニーも床振動で再現しているんだとか。
浴室には雄大な滝のタイル絵や花鳥風月画などもあり、ゴージャスで雅な空間が広がっています。浴槽は奥から「やや熱めの温泉」「温泉炭酸泉」「源泉水風呂」になっており、そのすべてが“天然温泉”なのもうれしいポイント。


北出さんのおすすめポイント
昭和初期から愛されている銭湯「はすぬま温泉」は、ロビーや浴室の窓はステンドグラスで壁は漆喰。天井や床、ロッカーや籠など木をふんだんにあしらったノスタルジックな空間です。

さらに、春夏秋冬で変化する虫や鳥の声、鯉の様子がデジタルサイネージで流れ、銭湯絵師が描いた“富士山絵”など、日本建築とテクノロジーがコラボした異空間。

浴室は、有名アーティストが描いた絵画や6000枚のタイル絵など豪華絢爛!浴槽は3つに分かれていて、石彫の湯口のある奥が41℃、真ん中が38℃の高濃度炭酸泉、手前が19℃の源泉かけ流しとバラエティー豊か。余分な角質や皮脂をオフしてくれる美肌の湯です♪


ヒノキのサウナもあるので、一緒に“ととのい”体験もぜひ。※サウナは追加料金(+300円)

■はすぬま温泉(はすぬまおんせん)
住所:東京都大田区西蒲田6-16-11
TEL:03-3734-0081
営業時間:15~24時
定休日:火曜
料金:大人 500円、中人(6歳以上12歳未満)200円、小人(6歳未満)100円

【群馬】まるでジブリ映画!世界観にひたれる「四万温泉 積善館」

都心から車で3時間弱、群馬県吾妻郡にある「四万温泉 積善館」。元禄4年(1691)に建てられた本館は、重要文化財にも指定されています。
日帰り入浴では、昭和5年(1930)に建てられ、大正ロマンを感じさせる洋風でモダンな「元禄の湯」が利用可能。
タイル張りの床に石造りの浴槽が5つ点在する独特のスタイルで、湯船の底からお湯が湧き出ています。
アーチ型の大きな窓から降り注ぐ光が、まるで絵画のように美しい…!


北出さんのおすすめポイント
四万温泉「積善館」は、今から300年前の江戸時代から湯治場として栄え、現存する日本最古の木造湯宿建築と伝えられています。あの『千と千尋の神隠し』のモデルの一つになったともいわれている温泉宿。まさに、フォトジェニックで映画の世界に入り込んだような雰囲気。

日帰り入浴ができる重要文化財「元禄の湯」は、真っ白な壁に高い天井、アーチ型の窓から光が差し込むロケーションで、まるで宮殿のお姫様になった気分に。

温泉成分が肌表面に膜をはり、体の熱や肌の水分を閉じ込めてくれる保湿保温効果があるので、乾燥肌や冷え性でお悩みの方にピッタリ!ぜひとも“飲泉”や“蒸し湯”にもチャレンジを。


本館のフロントで日帰り入浴希望と伝えれば利用でき、事前の予約はいりません。思い立ってすぐ出かけられるのもうれしいですね♪

■四万温泉 積善館(しまおんせん せきぜんかん)
住所:群馬県吾妻郡中之条町四万温泉
TEL:0279-64-2101
日帰り入浴受付時間:10~16時(17時まで入浴可)、土・日曜、祝日は10~15時(16時まで入浴可)※13時~13時40分は清掃時間
料金:大人 1500円(フェイスタオル・歯ブラシ付)、 子ども 1100円(フェイスタオル付)※3~12歳まで。2歳以下は無料

【群馬】明治の面影を残す鹿鳴館風の大浴場を堪能「法師温泉 長寿館」

都心から車で2時間ほど。「法師温泉 長寿館」は、群馬県利根郡にある秘湯の一軒宿です。建物は全館木造で、「本館」「別館」「法師乃湯」は、国の登録有形文化財に指定されています。
立ち寄り入浴ではその「法師乃湯」と、女性専用の「長寿乃湯」が利用可能。どちらも足元湧出温泉なので、温泉成分が失われることなくダイレクトに体に触れることで健康や美容効果にさまざまなメリットがあるそう。


北出さんのおすすめポイント
創業140年以上の歴史を誇る「法師温泉 長寿館」は、まるでタイムスリップしたような湯治場風情を残す一軒宿です。

立ち寄ったらぜひとも入湯してほしいのが、扉を開けた瞬間に圧倒される鹿鳴館様式の混浴「法師乃湯」。全国でも0.001%にも満たないほど貴重な”足元から湧く温泉”で、プクプクと湯船の底から温泉が湧き出す様子が見られます。

地球から湧き出たばかりのピュアな湯は鮮度抜群で、ハリやうるおいを与えしっとり肌にしてくれる究極のアンチエイジングの湯。湯上がりは生まれ変わったように肌がぴちぴちとした感じがします♪

混浴が難しい方は、同じく足元湧出泉の女性専用「長寿乃湯」があるのでご安心を。

また、ランチと入浴がセットになったプランも。地元の食材をふんだんに使用した法師御膳は要予約なので、忘れずに予約を!

■法師温泉 長寿館(ほうしおんせん ちょうじゅかん)
住所:群馬県利根郡みなかみ町永井650
TEL:0278-66-0005
立寄り入浴受付時間:11時~13時30分(利用は14時まで)
定休日:水曜(1月1日~1月3日、ほか不定休あり) ※要確認
料金:大人(中学生以上)1500円、子ども(3歳~小学生まで)500円


レトロ感もたっぷり楽しめる日帰り温泉3選、いかがでしたか。ぜひ訪れて、ノスタルジックな雰囲気ごと堪能してみて♪
【監修者プロフィール】
温泉家 北出恭子(おんせんか・きたできょうこ)
国内外の温泉を年間300湯以上めぐる温泉専門家。 多数の温泉資格や知見を生かし、メディア出演や講演、インフルエンサー活動をとおして、温泉の魅力を世界に発信。また、温泉資源を活用したまちづくりの監修や温泉事業者へのアドバイスを行う。大学講師や観光行政の委員も務めている。著書「九州絶品温泉、ドコ行こ?(ペガサス出版)」
Photo:北出恭子 ※特別な許可を得て撮影しています
Text:小山亮子(vivace)

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