【茨城×絶景】現役で稼働中の壮大な採石場を見に行こう!石切山脈 プレミアムツアー
常陸三山に眠る花崗岩から切り出される真壁石、約6000年前にマグマが冷えて固まった稲田石、常陸太田市の寒水石など、茨城県は知る人ぞ知る良質な石の産地。なかでも「石切山脈」の異名で知られる稲田石の採石場は、オフロードをゆくプレミアムツアーで見学できるダイナミックで壮大な産業観光。SNS映えスポットも満載です。
samarry
いなだストーンエキシビジョンコーナーで御影石アートを見学
石切山脈の入口には、日本を代表するグラフィックデザイナーと稲田石の石職人がコラボした、御影石の作品が並んでいます。この広場からも眼下に前山採石場、通称「地図にない湖」や、はるか上方に奥山採石場を遠望することができます。
プレミアムツアーに参加して採石の現場へ
「石切山脈」と呼ばれるのは、笠間市西部の東西約10km、南北約 5km、地下1.5kmに及ぶ御影石の岩石帯。ここから切り出される石は地名から「稲田石」と呼ばれ、国会議事堂や最高裁判所などの建材としても用いられています。1899年(明治32)から120年以上続く採石の現場は、約1時間のプレミアムツアー(要事前予約)で見学できます。ヘルメットをつけて出発!
かつて掘られていた前山採石場、通称「地図にない湖」
岩だらけのオフロードを車でガタゴトと進み、いなだストーンエキシビジョンの対岸へ。ここからだと「地図にない湖」の全貌が望めます。かつての採石現場に雨水や湧き水がたまり、湖のようになったそうです。
壮大なスケール感に圧倒される現役の奥山採石場
さらに岩がゴロゴロした山道を登ると、稼働中の奥山採石場。まるで古代遺跡のような荘厳さと、産業の現場の荒々しさの両方を感じられます。運が良ければ、掘削シーンや大型重機の掘採作業を眼前で見ることもできます。
地図にない湖のほとりまで、ゆっくり降りてプチ探検
見学後は笠間栗のモンブランでスイーツブレイク
いなだストーンエキシビジョンに隣接するU-Aカフェ モンブランでは、注文してから栗クリームを絞ってくれる作りたてのモンブランが味わえます。写真のモンブランケーキの約倍のサイズの「プレミアムモンブラン(コーヒー付)」1800円は稲田石のプレートで提供。ほかにソフトクリームに栗クリームをかけた「笠間栗のモンブランソフト」800円など、別腹フル稼働で、どれも食べてみたくなります♪
■石切山脈(いしきりさんみゃく)
住所:茨城県笠間市稲田4260-1
電話:0296-74-2537
入場料:300円。プレミアムツアーは1000円
営業時間:9~16時。プレミアムツアーは9時30分、11時、13時30分、15時の1日4回催行。カフェは9時30分~15時
定休日:不定休
text:松尾裕美
photo:村岡栄治
新型コロナウイルス感染症対策により、記事内容・営業時間・定休日・サービス内容(酒類の提供)等が変更になる場合があります。事前に店舗・施設等へご確認されることをおすすめします。
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●旅行中は「新しい旅のエチケット」実施のご協力をお願いします。