三鷹の昭和レトロなビルにカフェ「319」がオープン!時代も国も超えた空間で味わう料理やスイーツは絶品
三鷹駅南口通りにあるレトロビル・三鷹センタービルの3階に、カフェ「319」がオープンしました。コンセプトは“無国籍”。ちょっと勇気を出して古びたビルの階段を上り扉を開けると、おしゃれな空間が広がります。シンプルながらも手間暇かけて作られた料理やスイーツが、訪れる人の心とお腹を満たします。都会の喧騒を忘れて束の間、非日常を味わってみませんか?
三鷹を代表するレトロビルにオープンした、無国籍なカフェ
再開発が進む三鷹駅前において、ひと際レトロな三鷹センタービルの3階、その名の通り319号室にオープンした「319」。
大きな看板などはありませんが、ビルの入口、階段下に椅子が出されていたら“営業中”の合図です。
三鷹センタービルが建てられたのは昭和38年(1963)。当時としては、全国的にも珍しい大型ショッピングセンターだったそうです。
オーナーによると、駅前の喧騒や近代的な街並みと、まるで時代から取り残されたようなこのビルとのギャップが気に入り「時代も国もすべて超えた、どこにもないような場所」を作りたかったと言います。
店内には日本をはじめ、イギリスやフランス、フィンランド、オランダ、ベルギーと世界各国で作られたアンティークの家具やインテリアが設えられ、まさに“どこにもない”、独特の空間を生み出しています。
食事メニューは不定期で変わる和食と洋食、2種類を提供
メニューは、およそ2か月ごとに変わるというごはん系2種類(洋食、和食)に、ケーキ3種類、ドリンク類。品数が少ないからこそ、ひとつひとつの食材を厳選し、手間を惜しまずに仕込んでいます。
取材時にいただいたのは、洋食メニューの「茄子のラザニア」1500円。天然酵母パンや季節のフルーツを添えたフレッシュなサラダ、ニンジンのポタージュが添えられ、ボリューム満点。もちろん、サラダのドレッシングも自家製です。
ラザニアのソースにたっぷり入った粗びき肉がジューシーです。ぜひ焼きたてアツアツを召し上がれ!
こんな素敵な朝ごはんをいただいたら気持ちよく1日がスタートできそうですね。
キャンプを彷彿とさせる「焚火ラテ」が人気
こちらは名物の「焚火ラテ」850円。和の器に注がれたカフェラテに添えられているのは、木の枝に刺して炙った大きなマシュマロ!温かいマシュマロをラテに浸しながら食べるのがおすすめです。
デザートに「レアチーズケーキ」750円と「コーヒー」650円もいただきました。
クリームチーズとカスタードクリームを合わせたなめらかなチーズクリームの上に、パルミジャーノチーズのスライスをどっさり。パルミジャーノのほのかな塩気が加わることで、甘すぎず、大人の味わいに仕上げられています。
コーヒーは、長野を拠点とする「珈琲 占野」がこちらのお店のためにブレンドしたオリジナル。深煎りで、お料理やケーキにも、そしてお店の雰囲気にもよく合います。
今後はお店をギャラリーとして活用したり、ワークショップなども開催できたらとオーナーさんは言います。
静かな時間が流れ、気がつくと思いのほか長居をしていました。
都会の喧騒から離れて頭を休めたいときや、読書に没頭したいとき、時間を忘れて過ごすのにぴったりの場所です。
Text&Photo:近藤ひかり(エフェクト)
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