食・グルメ
2022.12.10
京都｜梨木神社の旧茶室がカフェスタンドに！「Coffee Base NASHINOKI」
スペシャルティコーヒーの専門店「Coffee Base NASHINOKI」（こーひーべーす なしのき）があるのは、京都御苑の清和院御門からすぐ、梨木神社（なしのきじんじゃ）の境内です。宮中から移築され、茶室として使われていた旧春興殿をリノベーションし、参拝者の休憩処として2022年8月にオープン。コーヒーには、梨木神社の境内に湧く、京都三名水のひとつ「染井の水」を使っています。緑に囲まれた静かな境内にたたずむ、歴史ある建造物でいただくコーヒーは格別です！
「梨木神社」境内にたたずむ、宮中から移築された茶室をリノベしたカフェ
萩の宮ともいわれる「梨木神社」があるのは、京都御所東。京都を代表する萩の花の名所で、毎年9月末には萩まつりが行われます。境内の手水舎には、京都三名水のひとつで、現存する唯一の名水「染井の水」が湧くことでも知られる、静かなパワースポットです。
境内の参道を進むと、本殿に向かって左手に「Coffee Base NASHINOKI」があります。四条烏丸に本店を持つ、自家焙煎のスペシャルティコーヒー店「Coffee Base KANONDO（こーひーべーす かんおんどう）」の新店舗です。
植え込みの奥にたたずむのは、京都御所から移築され茶室として使われていた歴史ある建物。境内の落ち着いた空気を感じながら、おしゃれなのれんに誘われて店内へ。
のれんをくぐると、白と黒のコントラストがモダンでスタイリッシュな雰囲気。由緒ある和の建築と、モダンな内装が調和した、心地よい空間が広がっています。
カウンターの奥には、スタンディングテーブルが二つ。店内からも、境内の美しい緑を眺められます。
店内だけでなく、縁側や、庭のベンチもおすすめ！緑に囲まれて、ゆったりとコーヒーを楽しめます。
京都三名水のひとつ「染井の水」を使ったスペシャルティコーヒー
「Coffee Base NASHINOKI」のコーヒーは、自家焙煎の新鮮な豆にこだわるスペシャルティコーヒー。氷も含めて、すべて境内で湧く名水「染井の水」を使用しています。古くから茶の湯に適する水として知られる「染井の水」は、甘くまろやかな味。コーヒーの仕上がりも、まろやかです。写真は、「コールドブリュー（水出しアイスコーヒー）ブレンド＋栗まんじゅうのセット」1000円。ごろっと大きな栗が入ったオリジナル栗まんじゅうは、コーヒーとよく合います。
一杯ずつ丁寧にドリップされるホットコーヒーにも、もちろん名水を使用。ブレンドはバランスのよい中煎りと、しっかりした深煎りの2種。シングルもあるので、好みやその日の気分で選べます。
「ドリップブレンドコーヒーと栗まんじゅうのセット」890円、エスプレッソメニュー、ボトルドリンクも人気です。ほかに、砂糖不使用・無添加のレモネードや、抹茶ラテなどのメニューも。
「アイスカフェラテ」700円と「チョコレートクッキー」660円。コーヒーとの相性が抜群の自家製チョコレートクッキーは、しっとりとした食感で濃厚！ チョコレート好きもコーヒー好きも、満足させる逸品です。
別室で味わうコーヒーコースも是非体験したい
落ちついた別室で体験できる、完全予約制の「コーヒーコース」（10時30分～、13時～、15時～。1人3500円各回定員4人）も好評です。水出し、ハンドドリップ、エスプレッソ、カフェラテと、抽出方法を変えることで、同じ豆でも異なる味わいが楽しめる60～90分のコース。ほかにはないコーヒー体験で、新しい発見ができそう！予約は、Instagramのリンク・予約フォームから。
ドリンクメニューはすべてテイクアウトOK。ドリップバッグや、オリジナル栗まんじゅう、チョコレートクッキーは、おみやげにもぴったりです。
「Coffee Base NASHINOKI」は、京都御苑散策、梨木神社参拝のあとで、ぜひ立ち寄りたい素敵スポット。雅な気分で、おいしいコーヒータイムを過ごせますよ。
■Coffee Base NASHINOKI（こーひーべーす なしのき）
住所：京都府京都市上京区染殿町680 梨木神社境内
営業時間：10～17時
電話番号：075-600-9393
定休日：水曜（祝日の場合営業）
Text：砂野加代子（ウエストプラン）
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