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日本橋兜町の食の複合ショップ「BANK」が話題!ベーカリーやビストロなどが集結

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金融・証券の街のイメージがある日本橋兜町にどんどんおしゃれなスポットが誕生しているって知っていましたか?そのなかでも今、注目を浴びているのが、複合ショップ「BANK(ばんく)」。旧銀行跡にベーカリー、ビストロ、カフェ・バー、インテリアショップ、フラワーショップが集結し、上質なライフスタイルを提案しているんです。

Summary

ライフスタイルを彩る複合ショップ「BANK」

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「BANK」の全体をプロデュースするのは、日本橋兜町に2つのパティスリー「ease(いーず)」と「teal(てぃーる)」を展開する大山恵介氏。「ease」では、ワサビソースを使ったショートケーキなど、伝統的な味に少しの個性を加えて新しい価値を生み出すことを大切にしています。

「BANK」は、大山氏の「『ease』の世界観を五感全部で感じられる場所をつくりたい。そしてそこから日本橋という伝統が根付く街に、新しい価値を提供していきたい」という思いから始まりました。そしてその思いに共感した人々が集まり、食、花、家具などのインテリアが融合した複合ショップが誕生したのです。

銀行として使われていた場所をリノベーションした建物の内装は、古材やむき出しのコンクリート、れんがなどのインダストリアルな雰囲気と木材などナチュラルなものを掛け合わせた個性的な空間に。また館内には、銀行時代に使われていた金庫が残るなど、兜町らしい雰囲気も感じられます。

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建物のエントランスには、「BANK」が兜町に集う人々の憩いの場所になれるようにとの思いを込めて、推定樹齢1000年のオリーブの木がシンボルツリーとして植えられています。

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施設名およびベーカリーの名前は「BANK/bank(ばんく)」、ビストロは「yen(いぇん)」、コーヒーバーは「coin(こいん)」となっており、施設名・店名は、証券・投資の街である日本橋兜町にちなんだ名前がつけてられています。ショップカードは元銀行らしく紙幣のようなデザインがおしゃれ。7ドルなのは「BANK」が入っているのが「第7平和ビル」という建物だからという理由だそう。カードにはシンボルツリーも描かれています。

【1階】独特な味わいに魅了されるベーカリー「Bakery bank」

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1階に入るのは施設名と同じ名前がつけられた「Bakery bank(べーかりー ばんく)」。国産小麦やイタリア産小麦と天然酵母を使用したパンは、パン職人出身ではない大山氏だからこそ型破りな水分量でサクサク、モチモチが際立った独特の食感を生み出しています。

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「クロワッサン」各400円

一番人気はサクサクの「クロワッサン」。乳業メーカーと作ったオリジナル熟成発酵バターを使用しています。

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「サワードウ」は、ホール1800円〜、ハーフ950円〜、1/4カット500円〜

カンパーニュのようなモチモチのパン、「サワードウ」も看板メニュー。シンプルな「BANK」のほか、「コーンとブルーチーズ」「レザン(レーズン)」「フィグ(イチジク)」「栗りんご」など、ショーケースの上には常時7種以上のフレーバーがずらりと並びます。日本人向けに酸味を抑えてあるので、とても食べやすく仕上がっていますよ。

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「クレームアマン」600円

こちらはカスタードクリームをたっぷり詰めた「クレームアマン」。一つで満足感を得られる一品です。このほか、「カレーパン」「クリームパン」「あんバター」など、町のパン屋さんのようなメニューも作りつつ、次々と新しい味も開発しているそうです。

【1階】パンに合う料理を楽しめるビストロ「Bistro yen」

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同じく1階にあるのが大山氏にとって初プロデュースとなる「Bistro yen(びすとろ いぇん)」。「パンをおいしく食べる」をテーマに、フレンチ、イタリアン、和の素材なども使った創作料理を提供しています。シェフと大山氏の個性あふれる、香りや食感・食材の組み合わせを体感できるメニューも魅力。オープンキッチンなのでライブ感も楽しめますよ。

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「ランチセット 本日のパスタ、bankのパン付き」2800円

ランチはハンバーガーとパスタから選べます。パスタにはサラダ、スープ、そして、2種類のパンが付いてきます。この日は、仔牛のクリーム煮のパスタ。アクセントにトマトと秋田産の枝豆が入っています。上にはセルバチコやディルなどがのり、たっぷりのハーブでさわやかさをプラス。食感のアクセントにもなっています。どの料理も残ったらパンに付けて食べてほしいとソースが少し多めにかかっているので、最後まで楽しんでくださいね。スープとサラダも日替わり。取材日は冷製コーンスープ、自家製リコッタチーズとクスクスのサラダでした。

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ワインはボトル6600円〜、グラス1100円〜

「yen」の料理は、パンだけでなくワイン、クラフトビールやクラフトジンといったアルコールにもよく合います。国にはこだわらず、手の届きやすい価格帯で提供しているワインは、ナチュラルを多めに扱っているそうです。

【地下1階】昼も夜も使えるコーヒーバー&作家の一点ものに出合えるショップ「Coffeebar & Shop coin」

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地下1階にあるのはこだわりの食器と雑貨に加え、オリジナル家具が並ぶショップ「Coffeebar & Shop coin(こーひーばー&しょっぷ こいん)」。ダイニング周りをメインに、長く使いたくなる実用性とデザイン性を兼ね備えたアイテムをセレクトしています。作家の商品を多く扱い、どれも派手過ぎずどんなインテリアになじみやすいのも特徴です。ビストロとカフェで使用している食器の一部は「coin」のものなので、食事をした際に気になったものがあれば、同じ作家のものを購入できますよ。

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中央に置かれたメインテーブルでは月替わりで展示販売をしています。取材時は、ロサンゼルス在住の作家・渡邊翔士氏の作品が並んでいました。メインテーブルは宮大工でもある峯岸遼有氏が手がけたもので、伝統とモダンが融合したデザイン。そのほかアンティークの棚など、こだわりの什器もチェックしながらショッピングすると楽しいですよ。

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カフェで提供しているコーヒー豆も置いてあるので、飲んで気に入ったら購入してみて。オリーブオイルのキャンドルやエプロンやバッグなど、ロゴ入りのオリジナルアイテムも並びます。
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「coin」の一角には、カフェ&バーを併設。こだわりのインテリアに囲まれた空間で、コーヒーとスイーツを楽しむことができます。コーヒー豆は東京・経堂の「Raw Sugar Roast(ろー しゅがー ろーすと)」と静岡の「ETHICUS coffee roasters(えーとす こーひー ろーすたーず)」、2つのロースターの6〜8種類の豆を使っています。

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落ち着いた空間は、ゆったりとお酒を飲める場所としても人気で、夜にはクラフトビールやクラフトジンを飲みに来る人も多いのだそう。スピーカーにもこだわっており、どの席に座っても質のいい音楽に包まれます。BGMはジャズが多いのだとか。

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「キャロットケーキ」800円、「ドリップコーヒー」700円〜

スイーツは大山氏が監修。「キャロットケーキ」はスパイスがたっぷり、マンゴーが入っているので水分が多めでしっとりとした食感です。「teal」のバニラアイスクリームを付けるのもおすすめだそう(+300円)。

合わせた「ドリップコーヒー」は、フローラルやベリーの香りが特徴のエチオピアのイガルチェフェ。酸味が強過ぎないので、浅煎りに慣れていない人でも飲みやすいですよ。

【地下1階】花と香りに癒されるフローラルデザインショップ「Flowers fēte」

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たくさんのドライフラワーが天井から吊り下がる「Flowers fēte(ふらわーず ふぇて)」はフラワーデザイナーの細川萌氏が手がけるフローラルデザインショップ。ブーケやポプリ、アロマディフューザーなどオリジナルフラワープロダクトを販売するほか、植物を使った空間装飾の提案、金〜日曜には、生花も取り扱っています。

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奥のドライルームで乾燥させたドライフラワーは、スモーキーな色合いと発色のよさが特徴。好きなドライフラワーを選んで作ってもらうブーケだけでなく、1本ずつで購入することも可能です。

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「reed」各5800円

アロマディフューザー「reed(りーど)」に使われるアロマオイルの香りは時間をイメージしています。3種類ある香りは、“夜が明ける頃、朝露を纏うハーブの香り”の「5:00 am」(ラベンダー、ユーカリ、ローズマリーを使用)、“太陽がもっとも高く上る頃、陽の恵みを受け燦燦と輝く花々の香り”の「12:15 pm」(プルメリアを使用)と、“空が茜色に染まる頃、幼いころの帰り道を思わせる懐かしい香り”の「18:00 pm」(ベルガモット、オレンジ、ひのき、松を使用)。ガラスの中には「BANK」を象徴するシンボルツリーのオリーブの葉やさまざまな季節の植物が入っています。

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「petal」各3500円

乾燥した花びらをガラスケースに詰め込んだルームディフューザー「petal(ぺたる)」。オリジナルのアロマストーンにオイルを数滴垂らすと、香りがゆっくりと広がります。カラフルな「petal」は置いておくだけでも部屋を華やかにしてくれますね。

日曜日を中心に、「petal」のほかアロマディフューザー、スワッグなどのワークショップも開催しているので、自分だけのオリジナルを作ってみたい人はトライしてみてくださいね。

食事にカフェタイムにショッピング、ついつい長居してしまいそうな魅力たっぷりの複合ショップ「BANK」。日本橋兜町の新しい魅力に出合いに訪れてみてはいかがですか?



text:河部紀子(editorial team Flone)
Photo:yoko tajiri

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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