黄金湯に併設カフェ「コガネキッチン」登場!名物はロウリュコーヒー&ハンバーガー!

黄金湯に併設カフェ「コガネキッチン」登場!名物はロウリュコーヒー&ハンバーガー!

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2022年9月にオープンしたカフェ「コガネキッチン」があるのは、国内外の老若男女に愛される銭湯「黄金湯」の2階。下町の風情を生かしながら、南国リゾートのような雰囲気も漂う魅力的な空間になっています。なんと名物はロウリュサウナの仕組みを使った、新感覚のセルフドリップコーヒーです!

Summary

老舗銭湯の2階にできた下町風リゾートラウンジ「コガネキッチン」

東京スカイツリー(R)を間近で眺めることができる墨田区の下町エリア。押上駅と錦糸町駅の中間地点に、老若男女を問わずファンに愛されている2つの銭湯があります。ひとつは天然温泉を使用し、23区初のオールナイト営業もしている「大黒湯」。もうひとつは、その姉妹店である「黄金湯」です。

2020年8月にフルリニューアルするまで下町らしい老舗銭湯だった「黄金湯」。後継者不足により「大黒湯」を経営する新保さんご夫婦が引き継いでから、エントランスにビアバーやDJブースを設けたり、人気マンガ「きょうの猫村さん」の作者・ほしよりこさんが銭湯絵を手がけたり、革新的な施策で国内外から大きな注目を集めるようになりました!

2022年3月には宿泊施設「黄金湯 お宿」、9月にはラウンジスペース「コガネキッチン」がオープン。食事だけの利用もOKとのことで、さっそく足を運んでみたところ……銭湯の2階部分が、下町らしさとリゾート感が絶妙に融合したテラスになっていました!

改修のクリエイティブディレクションは世界的に活躍するアーティストの高橋理子さん、設計は人気建築家「スキーマ建築計画」主宰の長坂常さんというだけあって、内装もスタイリッシュ。1階のDJブースでかけているレコードが、2階のスピーカーからも流れる仕組みになっています。昔懐かしい音楽をきっかけに、世代を超えた交流も生まれているそうです♪

サウナの魅力を取り入れたドリップ方法がおもしろい「ロウリュコーヒー」

熱した石に水をかけて水蒸気を発生させるロウリュサウナも「黄金湯」の魅力のひとつ。そこからイメージを膨らませて、ハンドドリップのコーヒーを楽しめるメニューにしたのが新名物「ロウリュコーヒー」2100円です。サウナになじみのあるアイテムを模した自家製オリジナルクッキー付き。コーヒーは2・3人でシェアできる量なので、みんなでワイワイとキャンプに訪れたかのような気分を満喫できますよ。

独自の抽出方法に合わせてブレンドしているコーヒー豆を、ゴリゴリとコーヒーミルで挽くところからスタート。粉になった豆をドリップする際に、スタッフさんが熱したお湯と麦飯石を持ってきてくれます。麦飯石にお湯をかければ、じゅわっと水蒸気が立ち上りつつ、そのまま豆にも熱湯が落ちる仕組みです。ロウリュサウナと同様にエンタメ感たっぷり、ワクワクが止まりません♪

ちなみに麦飯石はカルシウム、鉄、ナトリウムなど良質なミネラル分が豊富。ろ過能力にも優れているので、エンタメ要素だけでなく味わいにもよい効果がありそうです。

砂時計で時間を計りながら、4回に分けて少しづつお湯を回し入れればコーヒーのできあがり。入れ方のコツが説明書になっていたので、初めての挑戦でもおいしい味わいに仕上がりました。緑に囲まれて、風を感じながらのコーヒータイム。ドリップに手間暇かけたこともスパイスとなって、非常に豊かなひとときを過ごすことができました!

ラム肉とスパイスを使った「ラムラムバーガー」やカレーなどフードメニューも本格的!

スパイスといえば「コガネキッチン」のフードメニュー!専門店顔負けの本格的な味付けなのです。例えば「ラムラムバーガー」1300円は、ラム肉のパテにクミンやコリアンダーなど5種類ほどのスパイスを使用しています。

チェダーチーズ、タマネギ、トマトなど個性豊かな具材と調和しているのが、もっちりと力強い食感のバンズ。ライ麦粉入りの特製生地を石窯で焼いたものだそう。付け合わせは、ほっくほくのフライドポテト。この日の日替わりスープには、テラス席で育てているローズマリーまで入っていました!

独自にブレンドした10種類以上のスパイスとともに、寸胴鍋で鶏もも肉を半日以上じっくり煮込んで作るのは「チキンカレー」850円。新鮮な果物のエキスが溶け込んでいるため、しっかりとした辛さのなかにやさしい甘さも感じます。お肉たっぷり、ターメリックバターライスも相まって満足感は抜群。リンゴ酢でさわやかに仕上げた紫キャベツのアチャールもアクセントに最適でした。

お腹が膨れた後は日替わりの薬湯や高濃度炭酸泉、ロウリュサウナに入るもよし、宿泊施設に泊まるもよし。ここを拠点にして東京スカイツリーまで散歩に出かけるのもよいでしょう。下町らしさとリゾート感を同時に堪能できる「黄金湯」&「コガネキッチン」。国籍を問わず幅広い世代に愛されているのも納得のスポットでした♪


Text&Photo:柴山たき(effect)

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