• るるぶ&more.
  • エリア一覧
  • 栃木県
  • アートな客室に泊まって日本有数の“陶芸の町”を満喫! 陶芸体験や益子焼の器で楽しむグルメ、酒蔵見学も【益子舘 里山リゾートホテル(栃木県 益子町)】
アートな客室に泊まって日本有数の“陶芸の町”を満喫! 陶芸体験や益子焼の器で楽しむグルメ、酒蔵見学も【益子舘 里山リゾートホテル(栃木県 益子町)】

アートな客室に泊まって日本有数の“陶芸の町”を満喫! 陶芸体験や益子焼の器で楽しむグルメ、酒蔵見学も【益子舘 里山リゾートホテル(栃木県 益子町)】

食・グルメ 体験 古民家 栃木県 農泊 るるぶ&more.編集部
Twitter Facebook LINE はてなブックマーク Pocket

栃木県益子(ましこ)町は関東を代表する陶芸の町。江戸末期に窯が築かれ、日用品から芸術作品まで、さまざまな焼き物が生産されてきました。重要無形文化財保持者(人間国宝)だった陶芸家・濱田庄司(1894~1978年)が50年以上暮らした町でもあり、町内には約250軒の窯元と約50軒の陶器店が点在しています。ろくろや手びねりなどの陶芸体験はもちろん、イチゴ狩りや酒蔵見学、地元の食材を使った料理なども楽しめます。温泉自慢の宿「益子舘 里山リゾートホテル」のアーティスティックルームを拠点に、益子満喫の旅に出かけましょう。

Summary

アートな客室にプチ陶芸市や温泉も!
益子の魅力を体感できる宿

益子舘 里山リゾートホテル(宿泊)

益子の旅の拠点としておすすめなのが「益子舘 里山リゾートホテル」。陶器店が立ち並ぶ城内坂から車で3分ほどの距離にあり、観光にも便利なロケーションです。注目は「益子の森」×「益子の芸術」をコンセプトにしたアーティスティックルーム。芸術家が集う町、益子の宿として、この町らしさが感じられる客室を作りたいとの思いから2019年に生まれたもので、その斬新なデザインは、感度の高い旅行者から人気を集めています。

アーティスティックルームのひとつ、緑を基調にした客室「朝靄ASAMOYA」は、森の生き物が、土や水、空気から生を授かり、嬉々として空へ浮遊するさまがデザインのモチーフになっているそう。壁には小鳥たちが羽ばたく様子が陶器で表現されています。

こちらは、赤を基調にした客室「朱華HANEZU」。朱華とは『万葉集』にも登場する色の名前で、黄色がかった薄い赤色を指します。部屋の中心に据えられた、植物をモチーフにしたアートは細部までじっくりと眺めたい美しさ。どちらの部屋も窓の外に広がる里山の風景とマッチした素敵な空間で、アートへの関心が増していきます。

地元の食材を使った料理も楽しみのひとつ。里山の旬を感じさせる料理の数々は益子焼の器で供されます。おいしさはもちろん、器と料理の組合わせも一緒に楽しみます。写真は客室でいただくディナーの一例。栃木のブランド牛「那須野ヶ原牛」も味わえる大満足の内容です。

夕食後は、宿自慢の温泉へ。ナトリウムやカルシウムをたっぷりと含む美肌の湯に浸かると、旅の疲れも癒やされていきます。湯殿には益子で活動する著名な陶芸作家、藤原郁三氏の作品『邪鬼』や寝湯枕もあり、お湯に浸かりながら益子らしさを体感できます。館内には「森のエステ Fuwari」もあり、温泉×エステで癒やしの時間を過ごせ、心身ともにリラックスできます。

ロビーではプチ陶器市も開催されています。益子らしさ満載の宿「益子舘 里山リゾートホテル」で素敵な休日を過ごしてみてはいかがでしょうか。

■益子舘 里山リゾートホテル
住所:栃木県芳賀郡益子町益子243-3
TEL:0285-72-7777
交通:真岡鐡道益子駅から車で約5分、北関東自動車道桜川筑西ICから約15分、
チェックイン:15時
チェックアウト:10時
宿泊料:1泊2食付き3万800円~(2名利用時)

<新型コロナウイルス対応>
スタッフ対応 ・毎日の健康チェック
・マスクの着用
・業務中のこまめな手洗い実施
除菌対応 ・定期的な館内の除菌清掃
・お客様用消毒液の設置
・滞在中の携帯型消毒液貸し出しサービス実施
・フロントおよびショップに透明フィルム設置
換気対応 ・定期的な館内の換気
・共有スペースに間隔を保つための目印を設置
・食事処ではグループごとに2m以上の間隔を確保
その他 ・チェックイン時の検温
・アルコール消毒実施

滑らかな土の感触が心地いい!
ろくろを使った器作りにチャレンジ

やまに大塚 陶芸教室(体験)

たくさんの陶器店が道の両側に立ち並ぶ城内坂は、益子でぜひ行きたいエリア。散策しながら器探しが楽しめます。なかでも、「やまに大塚」はじっくりと作品を探したい人におすすめの一軒。リーズナブルな日用品から人気作家のアートピースまで、約100名の作家の作品が並んでいます。写真は千田義昭氏の作品。数種類の粘土を重ねて複雑な絵柄を作る「練り込み」の技法が使われています。

敷地内には陶芸教室もあり、ろくろや手びねりでの器作り、絵付け体験などができます。お店の方から丁寧に教えてもらえるので「初心者の方も楽しめますよ」と聞いて、ろくろを使ったお茶碗作りに挑戦することにしました。

体験時には、腰に巻くタイプのエプロンを貸してもらえます。ろくろを回す時は手が濡れた状態を保つのが基本で、泥がはねることも多いので、汚れてもよい服装がおすすめ。最初に先生の高橋さんがお手本を見せてくれます。

早速、挑戦。まずは高さを出し、上部の口を広げて形を作っていきます。しっとりとなめらかな土の塊が、手の中でどんどん形を変えていく感触がなんだか新鮮で、手の位置や力の入れ具合を変えて、つい遊んでしまいそう。

「そのまま、指を上にずらしましょう」。指先に神経を集中させながら、先生の指示通りに手を動かして、厚みや形を調整します。一度、先生に直してもらいましたが、初めてにしては、意外と上手にできているかも。

先生が形を整えてくれた後、器の底の部分を紐で切り離し、仕上がりの色を決める釉薬を、黒、青、白、黄、緑の5色から選んで、体験は終了です。窯で焼いた完成品は2カ月後、希望する住所に送ってもらえます。どんな器が届くのか今から楽しみです。創作意欲が刺激されて楽しく、おみやげにもなる器作りは、まさに一石二鳥の体験でした。

■やまに大塚 陶芸教室
住所:栃木県芳賀郡益子町城内坂88
TEL:0285-72-7772
交通: 真岡鐡道益子駅から関東バス益子駅・ベルモール・宇都宮東武行きで約2分、陶芸メッセ入口下車徒歩約2分、または北関東自動車道桜川筑西ICから車で約20分
営業時間: 10時30分~15時30分
定休日:金曜
料金:ろくろ体験コース2500円、手びねり体験コース2500円、絵付け体験コースフリーカップ小900円(いずれも焼成料、送料別。焼成料は器の種類により異なる)

試飲も利き酒も楽しめて大満足!
酒蔵見学で日本酒の奥深い世界を探訪

外池酒造店(体験)

「外池酒造店(とのいけしゅぞうてん)」は昭和12年(1937)に益子で創業した酒蔵です。代表ブランドの「燦爛(さんらん)」は、地元益子はもちろん、国内外で人気を集める日本酒で、現在は16カ国に輸出されています。

訪れる人を迎えてくれるのが、堂々たる瓦屋根の門。建物と門が一体となった立派な門構えです。敷地内には売店やカフェがあり、1日2回行われる予約制の酒蔵体験も人気なのだとか。早速参加してみました。

スタッフの宮田さんの案内で、敷地の奥にある古い蔵へ。衛生面の問題で実際の製造現場は見学できませんが、こちらに酒造りの道具や材料となる酒米、日本酒の製造工程などが展示されていて、日本酒について楽しく学べます。

「外池酒造店」では、敷地内の井戸から汲み出される日光連山の伏流水を仕込み水に使い、下野杜氏と南部杜氏の両方の資格をもつ小野さんを中心に5人体制で日本酒を醸造しています。酒造りのシーズンは秋から春までの半年間。ほとんどが手作業だそうですが、一升瓶にして年間8万本を生産しているそうです。

酒蔵見学後は古い蔵を利用したカフェ「湧」で、人気銘柄三種の試飲ができます。「燦爛」の純米大吟醸は、全国新酒鑑評会で現在8年連続金賞を受賞しているそうで、口に含むと白ワインのようなフルーティな香りに包まれ、しっかりとした旨味、すっきりとした飲み口に思わず笑顔がこぼれます。

試飲以外に「利き酒セット」500円~もあります。銘柄によりワイングラス、グラス、ぐいのみが用意されていて、別料金でおつまみもオーダーOK。日本酒好きの人は予定を詰め込まず、時間をたっぷりとっておくのがおすすめです。

カフェ店内には作家が作る益子焼のぐいのみが並ぶ「ぐいのみギャラリー」も。好きなぐいのみを選んで、1ショット500円で利き酒を楽しめます。

記念撮影もお忘れなく。頭からすぽっと被れる酒樽や酒蔵の法被など、写真撮影用の小道具も用意されていて、みんなで盛り上がれること間違いなしです。

■外池酒造店
住所:栃木県芳賀郡益子町塙333-1
TEL:0285-72-0001
交通: 真岡鐡道益子駅から徒歩約15分、北関東自動車道真岡ICから約20分
営業時間:9~17時 酒蔵見学は10時30分~と15時~の1日2回(要予約)
定休日:無休
料金:酒蔵見学1000円、利き酒500円~

栃木の旅で欠かせないイチゴ!
冬から春はイチゴ狩りを楽しんで

吉村農園(体験)

栃木県は50年以上にわたって収穫量日本一を記録してきたイチゴの産地。「とちおとめ」や「女峰」など栃木で生まれた品種も多く、冬から春にかけてのシーズンは県内各地の農園で、イチゴ狩りが楽しめます。

益子町の「吉村農園」は昭61年(1986)の創業。現在は30棟のハウスで11品種を栽培し、イチゴ狩りではすべての品種を味わえます。人気の「とちおとめ」をはじめ、高級品種の「スカイベリー」、希少品種の白いちご「ミルキーベリー」、幻のイチゴとよばれる大粒の「とちひめ」など、たくさんの品種を食べ比べができるのが魅力です。

吉村農園の目印は、道路沿いに立つ茅葺屋根の建物。こちらで新型コロナウィルス感染症対策の手袋を受け取りハウスへ移動します。ハウス内ではマスクと手袋の着用が求められますが、ハウスの外にテーブルと椅子が供えられ、摘んだイチゴを食べることができます。好きなだけ摘んで、食べて、またハウスに戻って摘んでもOK。ビタミン豊富なイチゴでビタミンチャージしながら、イチゴ狩りを楽しみましょう。

■吉村農園
住所:栃木県芳賀郡益子町塙520
TEL:0285-72-8189
交通:北関東自動車道、真岡IC・桜川筑西ICから車で約25分
営業時間:12月1日~5月中旬の9~16時(イチゴがなくなり次第終了)  
定休日:無休 
料金:イチゴ狩り 大人12月2300円、1~3月2200円、4~5月1800円、3歳~小学生以下シーズン通して1500円、3歳未満無料

地元野菜や自慢のポークも!
益子焼の器でいただくランチ

和食 杣(食)

田んぼと住宅が寄り添う、のどかな一帯にある「和食 杣(そま)」。東京・赤坂の料亭で修業を積んだ寺方さんが手がける料理は、見た目に美しく、ボリュームもたっぷり。毎日書き換えられる「本日のおすすめ」には目移りするほど、たくさんのメニューが並びます。

益子の米や有機野菜、ブランド豚の「とちぎゆめポーク」、「那須御養卵」など、地元の食材にこだわり、益子焼の器で提供しているのも特徴です。「益子の米は山の伏流水で育つので、粒は小さ目ですが、とてもおいしいんです」と寺方さん。栃木はいわゆる“海なし県”ですが、本当においしい魚を食べてもらいたいとの思いから、プロの料理人からの信頼も厚い、兵庫県明石浦漁港から直送された鮮度抜群の魚を使っています。

店名の「杣(そま)」とは、材木用の樹木を育てる山を指す言葉。寺方家はかつて材木業を営んでいたため、建物はもちろん、テーブルにもケヤキや松などの銘木が使われているそうです。また、建物は神社や寺と同様の伝統的な工法で建てられていて、1本も釘を使っていないそう。太い木材が枡状に組まれた美しい天井からも、建物の風格を感じます。

陶芸の町にある店とあって、陶芸作家やアーティストとの交流も多く、店内には個性的なランプシェードやオブジェ、絵画などのアートが飾られています。また、棚には作家物の益子焼のぐいのみがずらり。好きなぐいのみを選んで、益子の地酒を楽しめば素敵な時間が過ごせそうです。

■和食 杣
住所:栃木県芳賀郡益子町益子2068-1
TEL:0285-72-0931
交通:真岡鐡道益子駅から徒歩約7分
営業時間:11時30分~14時(13時30分LO)、17~21時(20時30分LO)
定休日:水曜


●新型コロナウイルス感染症対策により、記事内容・営業時間・定休日・サービス内容(酒類の提供)等が変更になる場合があります。事前に店舗・施設等へご確認されることをおすすめします。
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●旅行中は「新しい旅のエチケット」実施のご協力をお願いします。

Sponsored:農林水産省

Twitter Facebook LINE はてなブックマーク Pocket
記事トップに戻る

この記事に関連するタグ

編集部のおすすめ

ページトップへ戻る

検索したいキーワードを入力してください